- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864101516
作品紹介・あらすじ
「就職活動は、卒業後、生き方を決めてからでも遅くない」これは長年、既卒者や第二新卒者の就職をサポートしてきた著者がその目で就職戦線を見てきて、導き出した答え。「新卒で就職しないと取り返しがつかない」という迷信を真に受けて、中途半端な就職をしても未来にはつながりません。メディアも、親も、進路指導の教師も教えてくれない「既卒か新卒か」よりも大事なこと。
感想・レビュー・書評
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就活だけでなく人生の目標まで広く扱っている
一般的な就活本とは少し違っている印象を持った。
働く上でその人が人生にどういう目標を持って、それを実現するために就職するのかというように、広い視点にたっている。
内容としては、著者の意見と著者がサポートした就活者の成功例などとなっている。これだけだったらあまり参考にはならないが、上記の広い視点に立った論説がされておりそこがよかった。
また、就職浪人は避けたほうがいいなど参考になる部分はあった。
既卒で就職活動する人はこれを読むと自信をもったり、安心したりできるかもしれない。既卒でない新卒や転職する人も参考になる部分はあると思う。タイトルに既卒とあるが、書籍の後半は既卒に限定されない内容となっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「不安定な人生を生き抜く覚悟を持て!」
既卒者の精神ケアにこの一冊。
既卒になってしまったからといって必ずしも絶望する必要はないことを具体的に述べた上で、既卒者として現実に向き合う心の持ち方、具体的な方策を教えてくれます。
多くの既卒者に必要なのは、今この瞬間に一歩を踏み出す勇気、そして己の現状を認め、具体的な目標を設定し、そこに向かって具体的な行動をする覚悟なのだと思います。
この本で書かれてることの多くはそのことです。
就活テクニック本というよりは精神ケア本といった趣ですが、漠然とした不安に苛まれている既卒者が読めば、なんとなく見晴らしがよくなって、前向きな気持ちで就活に臨めるのではないかと思います。 -
既卒でも新卒でも、就職する時に考えなければならないことは一緒。
頑張らなきゃダメなのは変わらないってことだし、目的をはっきりさせて就職活動に臨まなければ上手くいかないことも変わらない。
確かに既卒のデメリットはある。
しかし、新卒で妥協した就職をしても、長い目でみると上手くいかないケースが少なからず存在することが、本書から分かる。
既卒者だけでなく、新卒での就職をまだ目指している人も読んでみると得られるものがあるかもしれない。第4章の「先輩に学ぶ、「既卒からのいい就職」の極意」というパートだけでも読むと自分の持っている考えを見直すことができると思う。 -
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