心がほどける小さな旅

著者 :
  • 飛鳥新社
3.54
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本棚登録 : 324
レビュー : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864101578

作品紹介・あらすじ

明日もきっと元気になれる!人気作家の女子旅エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 細かい埃も積もってくれば、目にも見える様になる・・・。

    うんうん、わかるなぁ~。

    日頃の小さな不安、イライラ、やな事も
    積もり積もると形になって、喉につかえるようになる。

    すると、息するのもつらくなってきて、時々じんわり涙まで…。

    だから
    「ケホン」と吐き出したい。
    「あーーーっ!」と叫んで、出しちゃいたい。

    どこで?
    どこかで。

    じゃ、旅に出よう。

    まぁ、そういう感じかな。

    ここじゃなければ、どこでもいい。

    ミリさんの『小さな旅』にはそんな気持が込められている様な気がした。

    汚れた食器で水面が曇っている粗い桶に垂らす一滴のジョイ♪^^;

    たった一滴で、
    曇った汚れや、濁った水はすうっと、元の輝きを取り戻すのだ。

    その一滴が
    旅先にあり。

    今まで見た事もなかったし、聞いた事もなかったし、思いもつかなかった、
    新鮮な経験に潜むパワーはすごい。

    旅とはやはり、気軽にぶらっと出れるのが一番良いな~と、感じた。

    (牧野植物園はイイですね♪
    パンフに書いてある言葉には、私もじ~~んと来た。)

  • 益田ミリさんの感性が好き。日常でどうしようもないことや嫌なことがあった時、どうしたら自分の心を助けられるか彼女は知っているんだと思う。

  • ここのところ、ミリさんのエッセイやコミックを続けて 読んでいる。(*^_^*)
    いいなぁ、ミリさん。大好きです。


    ミリさんが、ひとりだったり、友だちとだったり、ふらっと家を出て、まさに「心がほどける小さな旅」をする。

    新江ノ島水族館の水槽の前にお泊り(*^_^*)したり、(毛布は貸してくれる、寝袋持参の人も)、郡上八幡でオールナイトの盆踊りをしたり、東京のホテルで友だちとゆったりとしたブレックファースト(3800円)を食べたり、鹿児島の大声コンテストや秋田の紙風船上げに参加したり、釧路の湿原をカヌーで(コーチ付き・2時間半)で下ったり。

    旅そのものを楽しんだり、そこでゆっくり流れる時間に身を置くことが目的だったり。
    ミリさんの目を通して見る各地の風景や食べ物はみな、可愛らしく、優しくて、そのぼぉ~~っとしている加減がとてもいいんだよね。

    奥入瀬で渓流の脇を散歩しているとき、ふと、足元の小石を川に投げてみたくなり、ポチャン、ポチャンという“まぬけな”音(*^_^*)を楽しみながら30個くらいも投げ込んでしまうミリさん。
    めちゃくちゃ気持ちいい!と感じたミリさんが夜寝る前にそのことを思い出し、

    どんな小石でも必ずしぶきをあげる、なんにも起こらなかったわけじゃない。
    私も、小さなしぶきをあげて生きているのかな。

    なんて、思いついてしまうあたりが、あぁ、ミリさんだなぁ、と。

    私の田舎の酒田にも行ってくれてて、新潟から きらきらうえつ(私、まだ乗ったことありません。いちどぜひ、とは思っているんだけど。)に乗って、列車から冬の日本海を見る描写がとてもよかった。
    私にはお馴染みの風景なんだけど、線路から特別に海が近い、と言われると、うん、そうだよね、
    私も帰省のたびに楽しみにしている風景なんですよ、海水は澄んだ緑で底の岩やまで綺麗に見えるし、なんて補足して自慢したくなったり、

    日本海に沈む夕日のことを


    きらきらうえつは、真冬の夕日を真横から浴びながら突っ走るのである。
    きらきらしていた。
    車内はオレンジの光でまぶしいほど。夕日ってどこからでも見えるものだけど、
    こうして列車で追いかけっこしながら見るのは初めてだった。
    のんびり海でも見たいなぁ、なんて思っていたのに、
    夕日を浴びてすっかりエネルギッシュな気分になっていた。

    とまで褒めてくれると、これもまた、

    そうなですよぉ~~!
    ずぅっ~~と広がる海原のむこうに赤く沈む夕日のダイナミック&優しいことったら!

    と、またまた、自慢の上塗りまで。(*^_^*)

    それぞれの旅ごとに入っているイラストはもちろん、ミリさんによるものでそれもとっても素敵です。

    • tsuzraさん
      こんばんは。
      なんだか気持ちが温かくなるレビューです。
      日本海に沈む夕日の描写、旅情がかき立てられました。きらきらに包まれてみたいなぁ。
      ほ...
      こんばんは。
      なんだか気持ちが温かくなるレビューです。
      日本海に沈む夕日の描写、旅情がかき立てられました。きらきらに包まれてみたいなぁ。
      ほんとに素敵なんでしょうね。いつか行ってみたいです(^_^)
      2013/01/19
    • じゅんさん
      >tsuzra様
      こちらこそ、優しいコメントをありがとうございます!
      (*^_^*)
      羽越線から眺める夕日はホントに綺麗なんですよ。
      田舎に...
      >tsuzra様
      こちらこそ、優しいコメントをありがとうございます!
      (*^_^*)
      羽越線から眺める夕日はホントに綺麗なんですよ。
      田舎に老親がふたりで暮らしているのでしょっちゅう新潟ー酒田間を往復しているのですが、そのたびに目を奪われてしまいます。

      ただ、ミリさんは運よく冬でも素敵な夕焼けを見れましたけど雪空で何も見えないこともありますからできれば冬以外がお薦めです。(*^_^*)
      2013/01/20
  • ほっこり系に見せかけてあんましほっこり系ではない益田ミリ。さらさら読んでるといきなりずしんと来る言葉が混ざってるから気をつけなくてはいけません。この人の旅の本はいいなぁ、がんばりすぎてないところが好きです。

  • 題名から受ける印象よりも骨太で、いいとこついてる旅の数々。即決でめんどくさがりで大ざっぱで仕事の早い猫山さんが素敵すぎる。

  • 気になるお祭りに参加したり、もやもやするから自分の心をリセットするために一泊したり。
    観光スポットを詰め込まず、自分のペースでのんびり旅。
    読んでいて癒された。

  • こういう旅のしかたもあるのか、と。とりとめなく旅をしているようにも見えるけど、一晩中踊ったり、紙風船をあげたり、ただ見にいくだけでなく参加して感じているのが著者の素晴らしいところ。そして見習いたいところ。なによりも憧れるのが、

    ちょっと気になるなぁ、楽しそう!

    予約♪

    出発!!
    っていう身軽さ!YES!!

  • 益田ミリさんの中ではまあまあ、という感じ。

  • 日帰りでも一泊でも、もっと気軽に旅に出てもいいんだな、と思えたエッセイ集。
    ・・・お金なくて実際には難しいけど^^;
    牧野植物園にはいつか絶対に行きたい!と誓った。

  • 益田ミリさん「心がほどける小さな旅」、2012.4発行です。春夏秋冬、日本全国14ヶ所の小さな旅、益田ミリさん元気ですw。印象深い旅3つ。①鹿児島大声コンテスト、ミリさん桜島に向かって「明るい未来~~~」と叫び117デシベルだったそうです。因みに優勝者は133.5デシベルとか。②郡上八幡の徹夜盆踊り、夜の8時から夜明けまで、最高の盛り上がりは夜中の2時か3時、おーまいごっど(^-^)③東京国際フォーラム、2ヶ月間練習に通い、東京混声合唱団と共に「第九」を歌う! 益田ミリさん、積極的です(^-^)

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プロフィール

ますだ・みり
1969年、大阪生まれ。イラストレーター。著書に『すーちゃん』シリーズ(幻冬舎)、『沢村さん家のこんな毎日』(文藝春秋)、『こはる日記』(KADOKAWA)、『永遠のお出かけ』(毎日新聞出版)、『今日の人生』(ミシマ社)、『美しいものを見に行くツアーひとり参加』(幻冬舎)、絵本『ネコリンピック』(ミシマ社 絵・平澤一平)の原作など著書多数。

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