猫返し神社

著者 :
  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 43
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864103008

感想・レビュー・書評

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  • 知らないうちに山下洋輔氏は、メロメロデレデレ猫のしもべとなっていた。なんとまあ。ピアノに肘打ちしてた人とは思えません。文章のうまさ、面白さは相変わらず。さすがにかつてのアナーキーな感じは薄れているけれど。

    しかしまあ、つくづく神サンというのは融通が利くものだなあと思う。山下氏が失踪中の飼い猫を探していて、通りすがりにふと拝んだ近所の神社が「猫返し神社」となっていく顛末がケッサク。

    山下氏が雑誌に書いた与太話が噂となり、あちこちから人がお参りし、猫の石像を寄贈する人まで出てきちゃう。神社は神社で、猫の絵馬を作り、お守りも作り、果ては由来にも「猫返し神社とも呼ばれる」なぞと書いたりして。これにはちゃんと理屈がつくのだが、そのことを山下氏が次のように書いていて笑った。
    「何しろこの宮崎洋宮司さん、70年代には長髪・ジーパンのヒッピー姿でフォークソングを歌ってレコードまで出したという人なので、面白がりと理論武装は身についているのですね」

  • 立川在住のジャズの巨匠、山下洋輔さんが自宅の猫や知人の猫たちとの日々をつづった一冊。阿豆佐味天神社が猫返し神社となるまでについても仕掛け人・山下さんの目線で書かれていて、とてもおもしろく読めました。すごい人なんだけど、こういうの読むと親近感がわいてきますね。個人的には、これまで一緒に仕事をさせてもらった人の中でもとびきりデキる大先輩がやっぱり猫好きで、いつも猫の話をしていたことを思い出しながら読んでいました。一人暮らしで飼うのはなかなか難しいけど、いつか猫と暮らしてみたいと思わされた一冊でした。

  • 個性豊かな3匹の猫に癒された。

  • ジャズアーティストでもある著者の猫との暮らしをブログに綴っていたものを本としてまとめたエッセイ。

    猫との生活のきっかけや、個性的な猫達との生活や別れなどが綴られています。


    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4667814.html

  • ジャズ・ピアニスト山下氏の気取らずとぼけた味わいの文章に引き込まれ、猫たちの強さやたくましさ、猫との暮らしの豊かさに気分が明るくなる一冊。

  • 猫返し神社は、著者が、迷子になった猫が見つかるようにと祈願してご利益のあった神社で、その後、その話が広がり、今では、猫返し神社として有名になっているそうです。お正月には著者が奉納したピアノで演奏した越天楽が境内に流されているとのこと。猫などどうでもいい人がどう感じるかは少し不安ですが、猫好きには可愛さが溢れるように伝わってくる本です。ブログ版ではカラーであったと思われる写真がカラーでないのが残念です。我が家では、古参と新人の戦いの真っ最中です。「シャー」。

  • コレは即買い!

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    「笑いと涙が止まらない! 愛猫との日々をアドリブ感いっぱいで綴る
    猫好き、音楽好きにはたまらないジャズの巨匠の極上エッセイ。」

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著者プロフィール

1942年生まれ。いまや、世界の「ヤマシタ」として、ジャズピアノ界でもレジェンド的存在。フリージャズピアノの第一人者。軽妙なエッセイはファンを魅了してきた。音楽活動では、オーケストラ、和楽器楽隊との異種格闘技的な競演や山下洋輔パンジャスイングオーケストラを組織。ヨーロッパはもとより、近年はベトナムでジャズとオーケストラの子ラボ公演や、ジャスミン革命前のチュニジアで『チュニジアの夜』を弾くなど興味深い公演多数こなしつつ、母校の国立音大の教授でもある。1942年生まれ。映画『カンゾー先生』の作曲で「毎日映画コンクール・音楽賞」、「日本アカデミー賞・優秀音楽賞」、「芸術選奨文部大臣賞」を受賞。ジャズピアニストとして、まさに第一人者。

「2017年 『猫返し神社』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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