蔦重の教え

著者 :
  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 283
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864103060

感想・レビュー・書評

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  • 2025大河ドラマの予習として読んだ
    江戸時代×ビジネス本って感じ
    読みやすかった

  • 「いたこニーチェ」や「夢を叶える象」のような教え本、実用書の形を取っているけれど、その要素はいらなかったんじゃないか、と思う。
    作者はビジネスではなく江戸文化の人だし、文化の話は楽しく描かれているのだから、蔦重とそれを取り巻く人たちの話として普通に書けば良かった気がする。

  • 帰省の際、父が薦めてくれたので読んだ本。なかなか面白かった。

  • 解雇を言い渡された55歳のサラリーマンが、ひょんなことから江戸時代にタイムスリップしてしまう。
    そこで出会った蔦屋重三郎の元で働きながら、仕事や人付き合いの極意を学んでいく。

    ファンタジー小説の形を取ったビジネス(生き方)HOW TO本でもあり、江戸庶民の生活や浮世絵などの美術についてもわかりやすく説明してくれる歴史読み物でもあり、テンポよく一気に読めた。
    「わかりやすい生き方指南書」をコンセプトに書かれたものだろうから、そういう役割ならちょうどよい文量だと思う。
    私としては、登場人物たちがすごく魅力的だからもっと人間ドラマの部分も深く掘り下げて欲しかったな。
    タイムスリップしたタケの生活をもっと見ていたかった。

  • リストラを言い渡された日、吉原でやけ酒を呑みつぶれてしまったら、江戸時代にワープしていた。そこで出会った蔦屋重三郎や歌麿らから生き方と商売の極意を学ぶ。

    さらりと読める。極意ではあるんだけど、なんか軽いというか。でも、蔦屋の生き方や処世術、江戸時代の知恵というのはさすがだなと思ったわ。また浮世絵が見たくなった。

  • 55才のリストラのおっさんが1780年代の江戸時代にタイムスリップ、そこで会う蔦重三郎に人生を教わる。

  • 65歳でリストラを申し渡された男が江戸時代にタイムスリップ。蔦谷重三郎の下で人生の教訓を学ぶ、という荒唐無稽ながらもユニークで面白い作品。江戸時代の文化、料理、風俗なども詳しく興味深い。著者は江戸研究家。

  • 面白いが、やたら教えに関する記述が多く、白ける部分もあった。啓発本としては読みやすいかも。

  • 2014.6.16

    これは、人としての 教え ですね
    現代に通じる話だからTVドラマとか良さそうです!
    毎週やることでじっくり 教え が伝わる

    話自体には コレといった盛り上がりは、ないような?タイムスリップした主人公が何か解決する事も無く唯々見て聞いて体験して考えを改て社会勉強していく感じ
    調子に乗って失敗する事のが多くて 読んでて耳が痛いというか心も痛むというか、我が事かと辛かった…
    調子に乗ってスンマセン‼
    って謝りたくなった…

  • 小説仕立ての自己啓発本ですが、蔦屋重三郎が生きた時代を細かな描写と、現代との対比によって面白く、読みやすい内容でした。


    やはり自己啓発の内容は、その一つ一つは難しいことではないのですが、それを継続して続けることが難しいのだと思いました。
    何故継続させることが難しいのかと考えると、結局人は体験から得たことでしか真に学ぶことはできないのではないかとも感じました。
    そう考えると、気持ちの良い環境に身を置いて、ただ日々過ごすだけになったとき、そこに充実感や楽しみを見出すことができなければ、真に得るものは何もないのだと思いました。
    人のパワーの源である怒りと悔しさを上手にコントロールしていけたらよいと思いました。

著者プロフィール

著者:車浮代 Kuruma Ukiyo
時代小説家/江戸料理・文化研究所代表
大阪出身。企業内グラフィックデザイナーを経て、作家の柘いつか氏に師事。江戸時代の料理の研究、再現(1200種類以上)と、江戸文化に関する講演、 NHK『チコちゃんに叱られる!』『美の壺』『先人たちの底力。知恵泉』などの TV出演や、TBSラジオのレギュラーも。著書に『江戸っ子の食養生』(ワニ ブックスPLUS新書)、『免疫力を高める 最強の浅漬け』(藤田紘一郎氏と 共著/マキノ出版)、『1日1杯の味噌汁が体を守る(』日経プレミアシリーズ)、 『天涯の海 酢屋三代の物語』(潮出版社)、『蔦重の教え(』飛鳥新社/双 葉文庫)ほか多数。西武鉄道「52席の至福 江戸料理トレイン」料理監修も。 『和食Style.jp 』にて「豆腐百珍のすべて」連載中。

「2022年 『江戸の料理本に学ぶ 発酵食品でつくるシンプル養生レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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