- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864103091
感想・レビュー・書評
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碩学のお二方討論です。方向性を間違えておりませんから
対論も流れるように進んでいます。
確か、渡部先生の存命中に出された最後の御本なんじゃ
なかったかな。
幸福のアレが渡部昇一氏の「言霊」を出版されているのを
見た時はたまげたなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第4章 アメリカはなぜ共産中国をつくったか
・朝鮮戦争でジョージ・マーシャル国防長官によるマッカーサー司令官、国連軍への妨害?
・ジョージ・マーシャルを通じて蒋介石、国民党軍でなく共産党、毛沢東が勝つように誘導←ユダヤ系金融資本
・アメリカのエスタブリッシュメントの意思が、アメリカ国家ではなく、アメリカとイギリスの金融資本家によって決められている。
・アメリカは共産中国をつくってソ連の衛星国にしようと考えた、しかし中ソは対立関係に。
第4章は面白かったが他はあんまりかなぁ?
自虐史観、マッカーサー史観はよくあるパターンで、渡部さんの原発、放射能安全ばなしは胡散臭い。 -
アメリカは世論の国である。いかに権限のある大統領といえども世論には逆らうことができない。ゆえに「世論をつくり上げる」。やり方は至って簡単だ。自国民をわざと犠牲にした上で国民感情を復讐に誘導するのだ。
http://sessendo.blogspot.jp/2015/11/500.html -
グローバリズムの正体、日本の敵であるが、佐伯啓思の言う、視角と展望、しっかりとパースペクティブを持ちながら書物を読むということの重要性を改めて認識させられた。
ディアスポラ・ユダヤ人の生き残りをかけた戦略思想という補助線をおいて世界の歴史的な事実を読めば、謎がとける。
薄っぺらな経済学者の言う、資本主義vs共産主義などまことにsuperficialなことだと笑ってしまえる。
マッカーサーがアメリカ議会で証言した大東亜戦争は日本の自衛戦であったという事実がありながら、未だに東京裁判史観の呪縛から離れられない日本人。
フーバー大統領も、原爆、大都市への空爆は、戦時国際法違反の疑いがあるとまでアメリカ人が言っているのである。
日本人は、アメリカに仕返しをするような民族ではない。
しかしながら、アメリカ人は、日本人から仕返しをされても仕方がないというようなことをしたとの認識があるのである。
そのことを恐れ、東京裁判史観を押し続けなければならないお国事情があるのである。
真の日本人であれば、あった事実は事実としてきちんと認識しておかなければなりません。 -
共産主義者もグローバル推進者も国境が嫌いという点は同じ。という視点にびっくりしました。ロシアと手を組めるというのはにわかに信じられませんが、中国を考えるとそれもありなのかな
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保守論壇の二人が対談で言いたい放題喋っているのをまとめた本書。特に目新しい視点があるわけではなく、ほとんどは保守の人達が日本近代史に関して良く話し内容。大部分は状況証拠から真実はこうだ!と言っているだけでなのですが、それなりに説得力はある。でも、日本の敵はグローバリズムで、共産主義運動と通じるユダヤ国際金融資本家たちが推進しているのだ!という馬渕さんの主張は陰謀論敵でかなり危ない感じがする。そういう部分もあるだろうけど。残念なのは、原発事故、放射能に関して渡部昇一が話している部分はかなり誤解を招くというか適当(ウソ)な感じなので、他の話しの信頼性が落ちている気がする。