- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864103411
感想・レビュー・書評
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なんか物凄い1冊に出会った感じがする。
こんなカウンセリング方法があるんだと、ビックリの連続。
嫌な事を思い出したら切り替える「上書き」は私もよくやる方法。
いや〜驚いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色々な子の問題行動への対処がわかりやすく書かれていて、読みやすかった。しかも、ポジティブだったり面白かったりするので素敵。
障害名にとらわれるのではなく、その子一人一人にあう対処をする、という考えはとても大事だな、と思った。 -
なんらかのハンデを持った方に接していると、「同じ◯◯症でも、一人一人は違う」ということを痛感します。 どうにもならない、と諦めてしまう気持ちもとても良く分かります。 そんな中「絶対直りますよ!」という奥田先生の言葉は、発達障害を持つ子の親たちにどれだけ励みになったか... 思いつきでなく、エビデンスのある手法を使いつつも、ユーモアと一人一人に視点を合わせる先生の温かさに胸を打たれました。
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行動分析学からのアプローチ。深刻な暴力行為や問題行動を、先生の明るいキャラで、斬新な視点で切り返し。救われた方も多いでしょう。年齢による臨界期があるようなので、早めの対応が吉。また、発達障害以外の方にも、生きる上でのヒントが。明るさに救われます。
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特別に支援を必要とする子どもたちにとって、最善の方法を考えている。一人一人にあったやり方でうまくいっていいが、現実は本当に多種多様で方法を模索しながらやっていくしかない。が、やる方も人間なので疲弊すると堂々巡りにも。外部支援の必要性、親も現場も抱え込まずに皆で取り組む必要を強く感じる。
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こだわりや暴力などなくしたいけどなくせないことを、様々な角度からのアプローチで解消する様子が書かれていて、参考になる。特に子供が親を振り回す所などは健常児でもよくある事。勉強になった。
★こだわりはなくすべき?
例えば「他人のメガネを叩き壊す事にこだわる」行動ならばそれを繰り返す時に「こだわりが強い」などと悠長な事を言ってないで医療ケアや福祉サービスを求める必要ある。行動障害だから。
「順番にこだわりがある」→その特徴を生かした支援で仕事や料理ができるようになったりする
「独り言が大きい」→ボリュームの問題。小さくすれば目立たない。頭の中で思考活動をしていると捉える
★子供のペースに振り回されない
子 この本破ってもいい?
母 何でそんな可哀想なことするの?
→子供の仕掛けに乗ってしまっている
母 厳しく「ダメよ」と叱る
→子供の仕掛けに乗ってしまっている
★叱ろうと、なだめようと、説得しようと、脅そうと全て子供のペースに振り回された対応。
★子供のペースに振り回されない対応とは
→今やっていることを止めずに続ける
無視とは違う。子供の顔を見ないようにして何も声掛けせず、腕をとって子供の好きな遊び場に連れて行き、母はそのまま声掛けせず、元の仕事に戻る。何度子供が怒って元に戻ってきても同じ方法を繰り返す。子供がやらなくなるまでずっと。→これで暴力はなくなる
★生活習慣を正すにはまず生態調査からする -
発達障害の子どもたちの療育の記録の話
うちの息子も広汎性発達障害と診断されていて
いろいろな療育にかよっていましたし、いまでも
そういう集まりに行ったりしています。
その中で思うのは、この本を読んでもそうですが
そういう子どもたちはとってもかわいくて
本当にいい子たちなのです。けなげでがんばっていて
それでもうまくいかなくて、それに気がついているんだけどそれもうまく処理できなくて。。。
うちの息子も日々本当に頑張って生活しているのだ
ろうなあとときどき思います。
彼らが本当に幸せに過ごせますように。。
そういうことに手を貸してもらえる著者のような
活動をしている方々に感謝と今後もいろいろお願い
したいと思います。 -
肩の力を抜いて読める本です。
その子によって特徴が違うし、こちらは素人なので真似するわけにはいかないけれど、
でも、うまくいかないときは他の方法を試してみようと思わされる例がたくさんありました。 -
だいぶ前に読了。
以下、メモ。
不登校や保健室登校、親や友達への暴力、読みが苦手……
医者にも学校にも見放された子たちが劇的に変わった!
テレビで「いま最も注目の教育者」と紹介され、
「子育てブラックジャック」とも呼ばれる異才の心理士による、
“ありえへん"カウンセリング。
◎毎日続いていた衝動的な暴力を、1回の相談でゼロに
◎自己主張が苦手な子に、「いかさまトランプ」で遊びながら練習
◎おねしょ、ボヤキ癖、悪夢の不安……心揺さぶる16の物語
「本当に、奇跡のようです」
――著者にカウンセリングを受けた子の親たちがそう語るほどの、
ドラマよりドラマチックな実話です。 -
いろいろなケースが載ってるけど、決してハウツー本ではない。
「同じ診断名をつけられていても、それぞれの子どもたちが、他の誰でもなくそれぞれ世界にひとりの存在」当たり前のことなのに、診断名で判断してしまう自分がいる。
この本が、大切なことに改めて気づかせてくれた。