韓民族こそ歴史の加害者である

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  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864104616

作品紹介・あらすじ

"千年不変の被害者"がひた隠す真実。半島内の紛争に外国勢力を引き込む「伝統芸」!

感想・レビュー・書評

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  • 密告誣告、謀殺、クーデター、外患誘致、逃亡が続く歴史。国内問題を解決するために外国勢力の国内への勧誘という視点で、古代統一新羅、元寇、大韓帝国による近代化、朝鮮戦争の拡大まで。
    登場人物が宮廷と一部反発勢力しかない辺り、極端な中央集権と国内統治機構の不足もあるのだろうが、虚偽性と相手をうまく利用しようとする手段は、改めてここまでか、と。
    書き方は反韓的ではあるが、視点としてなかなか面白いのと、参考資料が都度上げられているので良。

  • 2016年の本なので朴槿恵政権の頃の一番いやらしい反日をやっていた頃の本で、当時は日本を1000年恨むとか言っていたのを思い出す。
    被害者の立場の朝鮮半島も、内紛に近隣の外国を巻き込んでいるという意味では一概に被害者とは言い切れず、加害者であるという主張の本である。
    石平さんの本なので右に寄っているといえなくもないが、このぐらいの認識でいないと、朝鮮半島の民族性とは付き合いきれないと思った。

  • 著者のいうように古代史から朝鮮戦争まで俯瞰してみると、内紛の解決に周辺国を巻き込んで騒乱を起こした上、その後は預り知らぬ顔をするのが半島民族のお家芸といわざるを得ない。

    著者があとがきに書いた、半島とは一定の距離をおき、韓民族内部の紛争にできるだけ関与しないようにするのが最も賢明かつ半島と付き合う上の鉄則、というのは全く正しいと思われる。

  • 著者の石平氏、日本国籍を取っているそうだ。日中・中国問題を中心とした評論活動をしているとのこと。
    始めて本を読みました。

    韓半島・韓民族とか大韓帝国から来ているものだと思うが、朝鮮半島・朝鮮民族じゃない?

    朴槿恵元大統領が「千年経っても加害者と被害者の立場は変わることは無い」と言ったことについて、本当に韓民族に一方的な被害者だったのか?というところからこの本を書いたそうです。
    https://seisenudoku.seesaa.net/article/472425847.html

  • 朴槿恵元韓国大統領の「加害者と被害者という歴史的立場は千年たっても変わることはない」という発言をきっかけに石平氏が韓国、日本の歴史書を紐解いた解説書である。
    すると何のことはない、白村江の戦い、2度に渡る元寇、日清日ロ戦争、韓国併合にいたるまで、韓国のごたごたに日本が巻き込まれており、どちらかと言えば被害者は日本の方であるとの歴史的事実であった。
    直近では朝鮮戦争でわかるように、韓国という国は歴史的に事大主義であり国内問題を自国内で解決できず他国を巻き込まないとどうにもならないようであり、日本の明治維新とは対極である。

  • 韓民族は、半島内の争いに、外国を巻き込んで利用する歴史を繰り返している
    思えば、確かに韓国と北朝鮮の争いもその通りであり、納得感がある。
    史実を整理しつつ大胆な仮説を定時してくれる

  • 面白かったっちゅうか、もう、高句麗新羅百済の頃からそうだったのかというか、その辺が大元かって、ムッチャ呆れる。
    大体拗らせるのは他国との関係ではなく国内の力関係、つっか、私利私欲。その解決が自国でできないものだから、近隣の大国を頼る
    つっか、自国内への侵略を誘導する。
    それに感謝するわけでもなく、次に行く。
    昔から蝙蝠外交だったわけだ。
    ここ取られると日本としてはムッチャ困るわけで、別段植民地にしたかったわけでもなんでもないのが、本当によくわかる。
    別にそれはそれで小国の生き方として悪いわけでもないんだろうが、変なプライドと妄想に基づいて、あらゆるものを再構築しているのがまたたちが悪い。

    のだが、本としては、他人の著書を研究した体なので、その辺がどうかなと。一次資料とかには自分では当たってないんだろうね。

  • ・本書では、百済や新羅に「くだら」「しらぎ」のようなルビはないが、193頁の「全羅北道井邑郡」の「井邑」には「いむら」というルビがある。不思議。
    ・第三章までは「満州」と表記し、第四章では「満洲」と表記されて統一されていない。近代になって、三水が増えたわけではあるまい。

  • 日本に対する二度目の元寇(弘安の役)は高麗国内の政争から、高麗の当時の王がフビライ・ハーンに提案したものだと初めて知った。日本も朝鮮半島に2-3度出張っているが、まあ、お互い様だということか。
    しかし半島国家って、大陸の王に気を使い、忠誠を誓わねばならんっていうのは、本当に大変だねぇ。

  • なるほど、歴史は正しく認識しないといけない。

    元寇による元・高麗連合軍の対馬・壱岐島の農民たちに対する虐殺行為は、後々にまで語り継がれなければならない。
    半島人の論理によると、日本人は、この虐殺行為を千年経とうが、忘れてはいけないんだよね。

    いわゆる、kの法則について、理論的に歴史的事実により検証している。半島人は、大昔から大国の威を借りて国内政治を行ってきた。それは、現在も脈々と成功体験(?)として受け継がれている政治的手法である。半島に関わったら、半島内の政争に巻き込まれて半島人の代わりに戦争せざるを得ない状況に追い込まれたりと、デメリットばかり。半島内の政争に隣国の軍隊を懇願して招き入れる、元の機嫌取りに日本侵略を提案する、政変の混乱を収めるために何の関係もない日本人の虐殺を指示する、等々・・・。なので、いかに関わらないか、いかに距離を置いて接するかが肝要。

    半島人の行動パターンについて、理解するのに役立った。

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著者プロフィール

評論家。1962年、中国四川省成都市生まれ。1980年、北京大学哲学部に入学後、中国民主化運動に傾倒。1984年、同大学を卒業後、四川大学講師を経て、1988年に来日。1995年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了し、民間研究機関に勤務。2002年より執筆活動に入り、2007年に日本国籍を取得。2014年『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書)で第23回山本七平賞を受賞。近著に『漫画でわかった! 習近平と中国』(かや書房)、『世界史に記録される2020年の真実 内患外憂、四面楚歌の習近平独裁』(ビジネス社)、『中国五千年の虚言史』(徳間書店)、『日本共産党 暗黒の百年史』(飛鳥新社)などがある。

「2021年 『中国 vs. 世界 最終戦争論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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