100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減

著者 :
  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864105125

感想・レビュー・書評

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  • 精神科医として人生を歩んできた筆者からみた、人生を心穏やかに過ごすための「ちょうどよい匙加減」が紹介された一冊。
    穏やかな語り口調と著者のエピソードが交えた内容に、すっと言葉が心に入っていく感じがする。
    特に、「他人様の何気ない言葉など、無責任なものだから、気にしなさんな」という項目が心打たれた。
    他人の何気ないデリカシーに欠ける一言を、気にしたり、深読みしたりする癖があり、その度に心を乱しひどく落ち込んでいたので、言った相手はその言葉に何の意味もないのだと知れてほっとした。

  • 100歳の精神科医が、自分自身の人生や多くの患者さん達とのやりとりを経て気付いた大切なこと。それが匙加減でした。

    私たちは、「こうすれば絶対にうまくいく」という方法を求めがちですが、実際には、うまくいくときもあるし、うまくいかないこともある。つまり、その時々に相応しい匙加減が大切なのです。

    匙加減は、経験や鍛錬で上手になることはあっても、極めることは一生ないのかもしれません。
    上手になるコツは、謙虚で利他的でありながらも、自分を大切にすることなのだと思いました。

  • 1916.11.2生まれ、高橋幸枝さん「100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減」、2016.9発行です。こころの匙加減ほどむずかしいものはない。人生とは自分の匙加減(適度な塩梅)を見つける旅だと。生き方、暮らし、健康、人づき合い、やさしさ、それぞれの匙加減、40の生きるヒントが紹介されています。例えば、①あらゆる不幸は人と比べることから始まる ②誰かと話すだけで心は温かくなる ③ちょっと不便なくらいが体にはちょうどいい ④寡黙より多弁の方が10倍好かれる ⑤言葉にしないと、やさしさは伝わらない。など

  • 『自分と周囲を比べてしまうのは本能です。でも、人様と自分を比較する際は、自信を失わない程度にとどめたいもの。かくいう私も、ちょうどよい匙加減をまだまだ探っているところです。(文中より)』


    100歳を過ぎても悩んだり悔やんだりされているってことに、結構励まされます(笑)
    仕事もプライベートも、当たり前なんだけど、わからないことだらけで自分の無知さと未熟さによく落ち込みます。


    同年代の頑張りは、励みにもなり、落ち込む源にもなる。同じ年数生きてきて能力と努力の差がこんなに開いてるんだって、悲しくなる。
    比べてしまったことに不甲斐なさを感じてたけど、それが本能だって知ったら気持ちが軽くなりました。


    読書は心を整えます。

  • まだ、作者の生きた人生経験の豊富さについていけない私がいます。まだまだ未熟者…と思い知りました。

  • 100歳の精神科医が書く、辛くないように生きようと諭してくれます。

    神奈川県は秦野当場所で精神科医をしている。
    いろんな患者さんと向き合い、
    いろいろな経験をしてきたであろう。
    前向きなチャレンジ、自分に厳しすぎずに。
    コラム的に書かれているので、
    開いたところからフと読めると思う。

    やんわりと、心があったかくなる。

  • 他の自己啓発本とは違い、
    ややパワー不足というか、
    穏やかな雰囲気の漂う年配者からのエール本。

    若い人は年配者(50~60歳代?)の、
    人生経験の話から自己啓発への道を開拓していくだろうが、
    50~60代になると道標を見失う。
    (→人はいくつになっても人生への道標を求める事がある、
    と思う。)

    その時に同じ年代、もしくは年下の自己啓発本は、
    見る気がしない。
    もっともっと年齢を経た、経験者からの言葉が欲しいのだ。
    (→多分。笑)

    ・・・とか言うようなことがどこかに書いてあった気がする。。。

    とかいって、
    著者が齢100歳と言うから驚く。
    (→正確には2016年9月16日の第一刷出版時点では、
    99歳だったはずだけど。(。_゜)アレッ?)

    27歳で受験勉強を初め、
    30代で医師となり、
    80代で水彩画を初め、インプラント治療、
    海外旅行、晩酌を経験したという。

    なじみの歯科医に尋ねたら、
    『合っていたんだろうね。』と驚いていた。
    今から約20年前と言えば治療法が出始めの頃。
    技術や経験が及第点な歯科医師は一桁も居ただろうか。

    そんな時代に最先端の治療に挑むとは、
    多分何事にも挑戦するという著者の性格が、
    この本の根幹をなしているのだろうなと思った。

    特に自分の行為を自慢している訳では無い。
    自身の人生経験を話すことで、
    自信を失いかけた読者へのエールを送っている、
    そんな暖かなおばあちゃんのお話、
    という感じに受け取れた。

    一般の自己啓発本に見られるような、
    『これをすれば元気になれます!』
    『こうしたら辛いことから脱出できるはず!』
    と言うようなパワーは感じられないが、
    100歳で本を書くと言うエネルギ―には感服。
    多分肉体的、精神的年齢は、マイナス30歳がぴったり。

    鬱状態の時は字面を追うのが辛い、
    と言うか精神を集中することすら出来ない。
    1節1節が3~4ページなので、
    それほど時間がかからずに読み終えるのも負担にならない。

    ○市立図書館蔵

  • 人生をちょうど良く穏やかに生きるための先輩からのアドバイスと思って読みました。
    何事も匙加減がうまくいかず、うまく生きられていないであろう私にとっては、先生の言葉がゆっくりと身に染みてきました。
    自分に取り入れられるものは取り入れて、私にでも人の役にたてることがあるならやっていきたいと思いました。

  • 100歳現役の精神科医たしてはたらくのも凄いことだし、その為に27歳から医学の勉強をしてきた努力も素晴らしい。

  • 100歳の精神科医の世界。「匙加減」、懐かしい言葉で、かつ、大切な言葉。というのも、私はついつい「過ぎて」しまうことがあるから。この「匙加減」を日常の中で意識していきたい。

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