「繊細さん」の本 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる
- 飛鳥新社 (2018年7月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864106269
作品紹介・あらすじ
ささいなことが気になって疲れる人へ――
自分もHSPである専門カウンセラーだからこそ教えられる「超・実践テクニック集」!
◎まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する
◎相手が気を悪くすると思うと断れない
◎細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる
◎疲れやすく、ストレスが体調に出やすい
⇒そんな「繊細さん」(HSP)たちから、「人間関係も仕事もラクになった!」と大評判
予約殺到の「HSP(とても敏感な人)専門カウンセラー」による初めての本です!
「私、これだったんだ! 」とSNSで大反響。
続々重版し、50万部突破のベストセラーに!
Amazon「本」ランキング総合1位獲得!!
フジテレビ系「ワイドナショー」
日本テレビ系「世界一受けたい授業」
TBS系「王様のブランチ」
中田敦彦のYouTube大学
Abema TV「Abema Prime」
文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」
「田村淳のNewsCLUB」
withnewsなど、メディアにも多数取り上げられています。
感想・レビュー・書評
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60万部超えでこの手の書籍では超がつくベストセラーなので読みました。出版後には世界一受けたい授業、ワイドナショー、王様のブランチ、中田敦彦ユーチューブ大学、ハートネットTVで特集もされたそうです。
組織の中で仕事をしていく身としては、職場にいる繊細さんと思われるメンバーのことを理解したり、より円滑に業務を進めるためにも読んでみようと思ったわけです。
また私自身が繊細さんなのかどうか確かめたかったという動機もありました。
読んでみて私はHSPいわゆる繊細さんには当てはまらないと理解しました。ただし人間というのは多面性があり極めて複雑な生き物でもあり、ところどころ条件に合致する特徴もありました。ちなみにHSPとはハイリー・センシティブ・パーソンの略だそうです。
5人に1人は生まれつき繊細さん。違いは脳の神経システムとのこと。繊細さん特徴は感じる力が強い。繊細さんはシミュレーションが得意ということがよくわかりました。
また繊細さんは苦手を克服する頑張りより得意を活かす頑張りをする方が良いということも本書から得た大きな気づきです。
専門店な表現もなくわかりやすく読みやすく書かれており繊細さんを理解するにはうってつけの本です。
興味のある方はHSP専門家の飯村周平氏の書籍も合わせて読んでみるとより理解を深めることが出来るかと思います。
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わたしがまだ赤ちゃんだったころ、些細な音ですぐ泣いて起きてしまうわたしに、家族は様々な工夫をしていたそうだ。
例えば、30分毎に音を鳴らす柱時計の音を消したり、いつ鳴り出すかわらかない、じりじりと音を立てる黒電話の上に座布団を置いたり。
この作品によると、「繊細な人と繊細でない人では、脳の神経システムに違いがあ」り、「繊細な人は赤ん坊の頃から刺激に反応しやすい」ことがある調査によって分かっているという。例えば、「繊細な赤ん坊は刺激に対して鋭く反応する」という。
改めて母に、他にどんなことに反応していたかを聴くと、やはり音が中心で、寝ている時に障子を閉める音なんかにも反応していたらしい。泣くまでいかなくても、音に対してすぐに体が動くなどの反応があったらしく、寝ている時に障子を閉める音にまで反応するというのは、我ながら大変な子どもだっただろうなと思う。
自分で自分のことを「繊細である」ということは気恥ずかしいところがある。だってそれって自惚れてるみたいだから。けれどそんな風に思ってしまう「繊細さん」に対して本書では、「繊細な人が持つ『繊細さ』は、性格上の問題ではなく生まれ持った気質の可能性が高い」と記載されている。
つまり繊細であることは自惚れでも何でもなく、体質に近いもの。「花粉症です」と言っているようなもの。生まれつきであるならば、赤ちゃんだった頃の自分の反応も頷ける。
繊細な人はどうしても様々なことに気付いてしまう体質。なのでそれに「気付かないふり」をするのではなく、「繊細なままで生きるアプローチ」つまり「繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」を、本作品は教えてくれる。
わたしが従事していた児童福祉の業界では、大変な状況にいる子どもへの「気付き」を「センサー」あるいは「アンテナ」なんていう呼び方をしていた。例えば「何かこの子、まだ話しきれてないことがあるな」「あの子、大丈夫と言っていたけど何か困っていることがありそうだったな」と思うことはしょっちゅうで、この「何かある」という感覚がセンサーであって、そのセンサーを研ぎ澄ませて、常に子どもを注意深く見守ることでアンテナができる。わたしは何が自分のセンサーに反応したかをうまく言葉にできなくて、それを嘆いていたけれど、ありがたいことに、チームのメンバーはわたしのアンテナを信頼してくれていた。今思えば、この感覚は誰でも持っているものではないし、自分はそれなりに自分の感覚を活かせる世界を選んで働いているんだなと思う。
シルバーウィーク中にサクっと読むことができた。
わたしは「第3章 人間関係をラクにする技術」にフォーカスを当てて読んだ。
うーん、でも。やっぱりちょっと思ったのは、「じゃあどうすればいいんだ!!」ということもあって。例えば、配慮のない人と関わる時、確かに感覚の違いを意識することで関わりが楽にはなるけれど、配慮のない言動や行動をとられた瞬間はやっぱり傷つくし、ストレスが高まるとどんどん、センサーの調子は悪くなる。
この低気圧とPMSと連休明けの激務はまぎれもなくわたしをストレスフルにしたし、そんな中で自分のアンテナが様々な生徒の行動や言動をたどる。やはりこの体質は、様々なことが気になってしまうもので。そして、アンテナさえ故障していなければすごく役に立つこの仕事でも、そのアンテナが故障してしまうと、わたしの場合、「自分がダメなんじゃないか」とか「死にたい」というネガティブ妄想まっしぐら。せっかく連休中に本を読んで、「これからまた仕事始まるけど、なんとかなりそう!」と思っていた気持ちがへし折られたような、そんな気持ちになってしまった。
昔より「ありたい自分」と「今の自分」の溝が少なくなってきたとはいえ、完全に溝を埋めることなんてできない。作中にあったように、「気付くこと」と「対応する」は別もの。それをすぐ実践できればよいのだけれど、「気付いたら対応しないといけない自分」が「ありたい自分」だから、対応できなければそれは「ありたい自分」じゃない。そんな「今の自分」に凹む。
自粛中にトレーニングしたマインドフルネス、つまり、ありのままの自分。結局はここなんだな。「ありたい自分」と「今の自分」と分けている時点で、まだまだ全然マインドフルじゃないし。
この作品のタイトルは「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本ですが、わたしには”驚くほど”の部分は不要でした。繊細さに対する気付きと日々の対応にはとてもいい作品だと思います。でも、それ以上のこじらせを抱えている人には、ちょっと物足りないかもしれません。-
nejidonさん
こんにちは^^
コメントありがとうございます!
最近天気がよくないですが、体調など崩されてないですか??
...nejidonさん
こんにちは^^
コメントありがとうございます!
最近天気がよくないですが、体調など崩されてないですか??
以前友人に「naonaonao16gは人に気遣いができる人だと思うけど、気遣ってるのがわかる」と言われ、衝撃を受けた記憶があります。もともと素直な性格なので、全部出ちゃってたんですよね。それからは、変に気を遣わなくなりましたね(笑)あと、気遣いまくる人に会わなくなっていったり…(笑)
人によっては、わたしが気遣いしているのがわかって、逆に気遣いしていた人もいただろうなって、その時思い、反省したものでした。
はためにはわからないかもしれないけど、みんな水面下では努力している
この言葉、すごい刺さってきました。
「人見知り」「繊細さん」に続く、まだ名付けられていない人たち「〇〇さん」がたくさんその中にいるのかもしれないですね。
また日頃思っていること、教えてくださいね!2020/09/26 -
naonaonao16gさん、こんにちは(^^♪
タイミングを逸してしまいましたが、引き続き書き込みます。今更ですが(+_+)
鬱です、...naonaonao16gさん、こんにちは(^^♪
タイミングを逸してしまいましたが、引き続き書き込みます。今更ですが(+_+)
鬱です、人見知りですという自己紹介で仲間に入る人が増えてきました。
当人たちは「リハビリを兼ねて、勉強したくて」と言いますから拒否はできない。でも何一つ戦力にはならないのです。
ただ座って自分のこと延々と喋り続けています。
こちらは常に気を張り詰めて言葉を選び、でもその人たちからは永遠に感謝の言葉など出ない。
自分の繊細さだけを見つめているんですよね。
インプットはどの人も差はないと思うのです。でも問題はアウトプットです。
どれほどの個人的事情があっても、明るく行動的で笑顔を絶やさないひともいます。
無理して生きているわけじゃなく、周囲のおかげで生きているってことを忘れたくないですね。
分かりにくいことを書きました、すみません。
スルーして下さっても一向に構いませんからね。2020/09/30 -
nejidonさん
こんばんは^^
いえいえ、いつでも書き込んでください\(^o^)/
なるほど、なんとなく情景というか状況が...nejidonさん
こんばんは^^
いえいえ、いつでも書き込んでください\(^o^)/
なるほど、なんとなく情景というか状況が浮かんできました。
そうしたカミングアウトをされる方は、克服(それがあるかどうかはわかりませんが)した時に、感謝やアウトプットへの気付きが得られるものなのかも、と思いました。違うかもしれませんが。
nejidonさんは、常に慎重に言葉を選ばれているんですね。それってすごく疲れますよね…
わたしは自分で言うのもどうかと思いますが、nejidonさんがおっしゃる「明るく行動的で笑顔を絶やさないひと」側だと思うんです。でも、わたしは落ち込むと落ち込みが出てしまって、空元気なのが伝わってしまうんですよね。それで無理をしてバランスを崩してしまう。無理に合わせると相手にも無理をさせてしまう。それに気づいてから、自分の感情に蓋をして、相手に合わせるのを辞めたんです。まあ、辞めた、というほど潔くはなく、未だにいろいろと慎重にはなりますが。
なので、自己中と感じる方もきっと多いでしょうし、その場合はそれで仕方がないのかなとも思うんです。仕事柄自己中だとだめなんで、やっかいだなとは思いつつですが。
と、自分の感覚視点でだらだらと買いてしまいましたが、感情をキャッチしてくれる人がいるおかげで、今の自分でいられるんだなと、コメントを拝見して改めて思いました。
ちょっとnejidonさんの思いとはズレているかもしれませんが…
ありがとうございます^^2020/10/01
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R2.1.30 読了。
私は繊細度は中程度でした。この本に書かれていた「我慢をやめて本音を大切にすることで『私はこれが好き。こうしたい。』と自分の軸が太くなっていきます。我慢をやめて自分を満たすと、あたたかい気持ちとエネルギーが湧いてきます。過度な気遣いをせずとも、ごく自然な気持ちからまわりの人に優しくでき、いい人間関係を築けるようになります。こうして『自分のままで生きていける』という安心感を育てることで、自分の未来にワクワクし、やりたいことをやる元気な人生を歩んでいけるのです。」を大切にして生きたいと思う。
生きづらいと思っている人に、ぜひ読んでみてほしい一冊ですね。 -
繊細、という言葉があまり好きではない。
基本、褒め言葉だけれど、何となくネガティブなイメージもあったからだ。(神経質、を耳当たりのよい言葉に変えただけのような)
なので、昨今の「繊細さん」ブームは斜めに、そして冷ややかに見ていた。
でも、ある日テレビ出演されていた著者の武田さんを拝見して、ニコニコと微笑む姿があまりにも感じの良い方だったので、ものすごく申し訳ない気分になり、いつか読んでみようと思っていた。
自分は「繊細さん」か、「非・繊細さん」か、どちらだろうか。
カテゴリ分けされるのが嫌なので、どちらでもない、と答えそう。
あるいは、混合、とか。
本の内容は参考になったものもあった。
別にイライラしてる人に怯えなくても、自分勝手に人を嫌っても良いんだと、気が楽になった。
あーでも、全否定はこっちが辛いから、ここは好き、ここは嫌い、ここはどうでもいい、と、ちゃんと区別出来るといいな。-
2021/04/24
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猫丸さん
そうですね。おっしゃる通りだと思います。
自分や他人の「繊細」な所も「鈍感」な所も、認めていければ良いですねー。猫丸さん
そうですね。おっしゃる通りだと思います。
自分や他人の「繊細」な所も「鈍感」な所も、認めていければ良いですねー。2021/04/24 -
5552さん
そうそう、他人様も自分自身も、空気を読むではなく鷹揚?なれると良いですね、、、5552さん
そうそう、他人様も自分自身も、空気を読むではなく鷹揚?なれると良いですね、、、2021/04/24
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今まで、どれだけ仲の良い友達といても疲れることがあったり、他人のちょっとした言動が気になったり、など私にとってほとんど共感できることが書いていました。自分は何においても気にしすぎるから、少しおかしいんじゃないかと悩んでいた時期もありましたが、この本を読んでとても救われました。ぜひ沢山の方々に読んでもらって繊細な人を理解してもらいたいなと思ったし、少しでも悩んでいたら迷わず手に取って読んでもらいたいです。
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【感想】
本書で述べられている内容が科学的に正しいのか?ということが↓の本に書いてある。感想はそちらで。
HSPブームの功罪を問う
https://booklog.jp/users/suibyoalche/archives/1/4002710742
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【まとめ】
0 まえがき
繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法を説くのが本書。
繊細な人が持つ「繊細さ」は、性格上の課題ではなく、生まれ持った気質の可能性が高い。したがって、繊細な人は、むしろ自分の生まれつきの繊細な感性をとことん大切にすることでラクになり、元気に生きていける。
1 繊細な人ってどんな人?
「繊細な人」とは、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱したHSP(Highly Sensitive Person)という概念がベースになっている。 最近ではこの概念が日本でも浸透し、「敏感すぎる人」「とても敏感な人」などと訳され、関連書も出てきた。
研究では、「生まれつき繊細な人」が5人に1人の割合で存在することがわかってきた。繊細さは性格や環境によるものではなく生まれ持った気質であり、生まれつき背の高い人がいるように「生まれつき繊細な人」がいることが明らかになった。
またアーロン博士によると、繊細な人と繊細でない人では、脳の神経システムに違いがあるという。同じストレスにさらされたとき、神経の高ぶりに関連する物質(脳内にノルエピネフリン)が多く分泌される。また、神経が高ぶっていたり、警戒したりしているときに分泌されるホルモンであるコルチゾールも、他の人より多く出ているという。「人といると、疲れてしまう」という繊細さんが抱える悩みは、神経システムが関係しているのだ。
繊細さんの特徴としては、「感じる力が強い」ことである。「職場で機嫌の悪い人がいると気になる」「人と長時間一緒にいると、疲れてしまう」「小さなミスに気づいて仕事に時間がかかる」などが主な特徴だ。
また、「自分の外側にあるもの」はもちろん、体調や自分自身の気持ち、新しく思いついたアイデアなど、「自分の内側で起きていること」もよく感じとる傾向にある。
裏を返せば、痛みやストレスが多い状況では、まわりに「いいもの」があっても感じにくい。
繊細さんに必要なのは、痛みやストレスに耐えられるよう自分を作り変えることではなく、「私はこれが好き」「こうしたい」という自分の本音をどれだけ大切にできるかだ。
2 繊細さんは完璧主義なわけではない
繊細さんが、まわりの人よりもささいなことに取り組む傾向にあるのは確かだが、それは完璧にこなそうと思っているわけではなく、ただ「気がついたから対応しているだけ」「リスクを防ごうとしているだけ」である。完璧主義とは別物なのだ。
繊細さんの悩みにはいろいろなケースがあるが、実は共通点がある。それは、相手の感情であれ仕事の改善点であれ、「気づいたことに半自動的に対応し、振り回されている」ということ。逆に言えば、繊細さんが元気に生きるためには、この自動応答を切ることが必要。気づいたときにわずかでも踏みとどまって「私はどうしたいんだっけ?」と自分に問いかけ、対応するかどうか、また対応するならその方法を、自分で「選ぶ」ことが必要である。
3 繊細さんの生き方:人間関係編
コツ1.心を閉ざすのではなく物理的に防ぐ
コツ2.五感のうち、鋭いものから取り組むと効果的
仕事や気の向かない集まりだけでなく、繊細さんにとっては、友人に会う、集中してハンドメイドの作品を作るなどの「楽しいイベント」も刺激のひとつである。楽しいイベントの後、本当になんの予定もない休日を入れることで、楽しみつつも寝込まない、元気な生活を実現できる。
「表に出している自分」に合う人が集まってくるのが人間関係だ。
よって、自分を出さないようにして「殻」をかぶっていると、その「殻」に合う人が集まってきてしまう。繊細さんは、素の自分を出せば出すほど、自分に合う人が集まってラクになっていく。
これは嫌いな人に対する態度でも同様であり、嫌いな人がいても「キライ」を封じていると、依存されたり相手から過度に干渉、要求されたりと、かえって人間関係がこじれてしまう。キライな相手は避けていいし、可能ならその人の相手は誰かに任せるほうが、お互い幸せな時間が増える。
助けすぎてしまう繊細さんは、「頼まれていないのに助けている」ことに気づいていない。まずは手出しも助言もせずに見守ることが必要だ。
繊細さんがどんなに「わかって」「察して」と言っても、非・繊細さんにはどうしても「わかる」「察する」ことができない。自分の感覚をわかってもらおうとするのではなく、やってほしいことを言葉ではっきり頼む必要がある。
4 繊細さんの生き方:仕事編
繊細さんは、さまざまなことを感じとり、深く考えながら仕事をする。一つひとつの仕事に集中して丁寧に仕上げるのが得意であるが、いろいろな仕事が同時に重なると焦ってしまう。
そんなときの合言葉は「一つひとつやっていこう!」
すべてに順番をつけなくていいから、絶対に今日やらなければならない大切な仕事を、ひとつだけ選び、やるという習慣を身に着けよう。
繊細さんには忙しい人が多い。繊細さんは非・繊細さんより多くの物事に気づくため、気づいたことに片端から対応していると、処理する量が単純に多くなり疲れ果ててしまうからだ。そのため、気づいたことに半自動的に対応するのではなく、対応すべきものと放っておくものを自分で選ぶ必要がある。
心身ともに健康に働くためには、「対応すべきことを自分で選ぶ」「致命傷でなければ、対応せずに放っておく」ことがとても大切なのだ。
気持ちよく働いている繊細さんには、「共通点」がある。それは、自分が思う「いいこと」「いいもの」を仕事にしていること。
繊細さんが充実感を感じながら幸せに働くための条件は次の3つ。
① 想い――やりたいこと、いいなと思えること
② 強み――得意なこと
③ 環境――職場環境や労働条件
繊細さんが、自分のままで元気に生きる鍵。それは、自分の本音――「こうしたい」という思いを、何よりも大切にすることだ。繊細さんは、自分の本音を大切にすることでたくましくなっていく。 -
私自身、新人の頃は「気が利かない」「報連相が下手」などとよく叱られていた。そのたびに何度も傷つけて、毎晩布団の中で反省会をしたものである。部内の飲み会では自分に対するヤジ、イジりが多く、恐怖イベントであり、人前で何も言えなくなった時期もあった。
まさしく自分は本書で言うところの典型的な「繊細さん」だった。本書によると、繊細さんだけの魅力は沢山ある。確かに外見的な動きのスマートさや瞬発力は若干低いかも知れないが、決して気が利かないわけでもなく、何も意見を持っていないわけでも無いのだ。むしろ人一倍物事を感じ取り、相手のことを考えているとも言える。
周囲を見ると、マイペースな振る舞い方を確立し、ドライな関係を維持する人もいれば、周囲の言葉を真に受けてしまい自分を厳しく追い込んでいる人も見受けられる。
「あなたは悪くない、もっと自分を大切に」と声をかけてやりたいが、そこはグッと堪えて見守ることにする。安易に伝えず、助けず、とっておきのタイミングで言えば良い。 -
自分は典型的な繊細さんだ。アーロン博士のHSPの診断項目でも9割近くが該当する。
一方、妻は、自身の母親にも「〇〇ちゃんはガサツ」と言われる程の典型的な非繊細さん(鈍感さん)だ。色々と苦労は多い。
仕事や生活上の相談をしても、口調は常に喧嘩腰ですぐに逆ギレ、最終的には「お前が神経質!」「お前の頭がおかしい!」というオチで終わる。
リビングに自分の物は一切置いてもらえず、インテリアには口出し出来ない。たまに粘って交渉し、1個だけ置かして貰っても、数日するとリビングから片付けられている。
これでは自己肯定感など持ちようが無い。
会社にも鈍感さんは多数存在する。
部下を威圧する鈍感な上司、無神経に咳など繰り返す鈍感なオヤジ、部下の仕事の相談を受けているのにいつの間にか自分の身の上話をする鈍感部長など、世界は鈍感に満ちている。
これまで自分自身、辛いが故に繊細な感覚を殺して生きてきた様に思う。
でもこの本で対応方法が少し分かった気がする。
繊細な感覚を解き放ち、自然な自分で生きて行きたいと思う。
最後に本書より。
「自分の中に、自分の居場所を作ること。自分の味方でいること」 -
ネット記事で知り、購入。
目から鱗の連続、非常にいい本だった。
様々なことに気が回って辛い思いをする「繊細さん」ことHSP(Highly Sensitive Person)。多くの「繊細さん」はその概念を知らず、自分を責めている。
この本の様々なエピソードを目にして、自分が「繊細さん」として苦しんだことも、自分が「繊細さん」を苦しめたこともあったなぁと思い返した。
本の根幹にあるのは、繊細さんは非・繊細さんの考え方が理解できず、逆に非・繊細さんは繊細さんのことが理解できないということ。そのように、「自身の考え方と異なる考え方がある」ということを認識できないから、齟齬や軋轢が生まれる。
その結果、繊細さんはあらゆることに必要以上に気がついてしまうが故に、自身を責めることに繋がってしまう。
HSPに関する理解が深まったのがまず大きな収穫。
この本、繊細さんに読んでもらいたいのはもちろんだが、身近な人に「気にしすぎだよ」「考えすぎだよ」と言ったことがある人にもぜひ読んでもらいたい。
それらの言葉は、あくまで自分の見方を一般化して、相手にも当てはめようとした意見だ。それを言った相手は繊細さんだったかもしれない。
また、繊細さん云々から飛躍するが、これが「違いを認める」ということなんだと改めて実感した。
人種差別の根絶や障がい者への配慮などから更に進み、ダイバーシティ、多様な価値観の尊重という話が広まって久しい。しかし、その意味はどれだけ浸透しているだろうか。
このHSPもそうだが、ADHDの人、精神疾患の人などを「自分と同じ価値観を持っているはずなのに、そうしない人」と見なして、存在を否定してしまってはいなかっただろうか。
目に見える周囲のことだけでなく、ネット上も、自分の価値観に合わないことは条件反射的に否定してしまうような世の中だ。それは、全く多様性を受け入れていない。
この本は、改めて「多様性を認める」ということの重要さに気付かせてくれた。
もうひとつ、この本の全ての文章から発せられるメッセージは、限りなく優しい。
繊細さんを認める立場はもちろん、繊細さんと相容れないはずの非・繊細さんについても否定やバッシングをしていない。
自身もHSPであるという筆者の人柄が滲み出ているようである。
以上、なるべく多くの人に読んでもらいたいと思える1冊だった。 -
もし心が疲れたら電気もインターネットもなく、ろうそくで生活していた大昔をイメージして心を休めるというのはいいなと思った。
確かに職場でイライラしている人にすぐ気づいてしまうことがあるけれど、そんなときはハンドクリームを塗ったり自分をケアしたらいいんだ。