めんどくさがりなきみのための文章教室

  • 飛鳥新社
4.25
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本棚登録 : 1217
レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864106719

作品紹介・あらすじ

人気児童書作家が贈る、小説を読むだけで文章がうまくなる本!

めんどくさがりな人ほど、文章の才能がある――
「名探偵夢水清志郎」「都会のトム&ソーヤ」などの大人気シリーズで知られる
著書累計510万部以上の作家はやみねかおる初の実用書!
だれでも文章が上達する方法を、ぽっちゃり猫が小説形式で楽しく教えます。
作文、メール、レポートから小説まで、これ1冊で書ける!

直木賞作家の朝井リョウ氏も推薦!
「はやみねさんの本を読み、文章を書くことが大好きになりました。
文章を書く力、つまり心の形を描く力は、
人生の心強い味方です」

感想・レビュー・書評

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  • この本は『児童向け推理小説書き』という肩書を名乗っている作家のはやみねかおるさんが、初めて書いた実用書だそうです。

    内容は小中学生向けの文章読本で、最後の第3章では、誰でも必ず小説が1冊書ける方法があり、小説を書きたいとは思っていませんが、いったいどんなことが書かれているのか、興味津々でした。

    登場人物は、中学2年生の文岡健と10万回くらい生きた猫のマ・ダナイ。健のクラスメイトの須藤翔君と高嶺花奈ちゃん。
    ダナイが、健に文章の指導をしていきます。
    まず、健はダナイに言われたトレーニング、200字の日記、小説の書き写し、読書から始めます。
    文章を書くときのテンプレートがネットで探せるのは知らなかったです。テンプレートの探し方が載っています。
    ボキャブラリーを増やすには本や新聞などのメディアに触れること。
    知らない言葉を調べる癖をつけておく。
    「ヤバイ」のような言葉は使わない。
    類語辞典を活用する。
    当たり前だけど大切なことが載っています。
    小中学生向けとしては、充実した内容で、健とダナイのやりとりも面白いと思います。

    ただ、帯に「作文、メール、レポートから小説までこれ1冊で書ける」とありますが、子供に限ると思います。
    大人の場合全く文章を書いたことがない方の基礎には十分かもしれませんが、本当に小説家を目指すような方にはこれを足掛かりとはできても、帯のようにはならないと思います。
    やはり大人向けの本もちゃんと読んだ方がいいかと思います。
    この本だけで、小説家になれる方は天才だと思います。

    また、作者のはやみねかおるさんは、推理小説の書き方を別の機会に書きたいとおっしゃられています。

  • 児童書作家はやみねかおるさんの文章講座。学校の作文で苦戦している中学生・健。謎の猫・ダナイが健に文章を上手くかけるよう楽しく教える。
    実に面白かった。次のページ、次のページとページを進める手が止まなかった。いや、実際には書いてある通りの内容・課題を進めつつページをめくるのがいいのかもね。ポイントが明確で、小説を描こうという気にもなる。小説までいかずともこうして何か文章を書くときのヒントが山盛りだ。中学生に向けの本のようだけれど、私も自分自身のためと子供(小学生)への何かのアドバイスになるようにと手にとった。もちろん、読んですぐに上手くなったぞ、というものでなく、練習が必要なわけだけれど、たびたび読み返して、時には課題にトライして身に付けたいね。「表現力がある人」がこっそりやっていることとか刺激になったな。
    ダナイはなかなか良い先生であった。

  • 「名探偵夢水清志郎」や「都会のトム&ソーヤ」のシリーズでよく知られている児童書作家のはやみねかおる先生が初めて書く実用書。

    ・はやみねかおる先生が小さい頃から取り組んできた文章トレーニング
    ・小学校教師時代に子どもたちに教えていた文章術
    ・作家になった今もやっていること、心掛けていること

    がつまった一冊。

    中学2年生の文岡健は、ある日、言葉を話すネコのダナイに出会う。
    ダナイの叱咤激励を受けて文章トレーニングにはげむ…
    という内容。ふたりの会話で進んでいくのでとても読みやすいです。

    参考になったのは、

    「めんどくさいと思うことは才能! めんどくさいと思うから、まとまりのある文章ができあがる」(p.26) という考え方

    基本のトレーニング方法は日記。
    「毎日200字以上の日記を書く、どうしても疲れて書けないときも『今日は疲れていて書けませんでした』と書く」(p.46-47)

    「感動した作品の、本質的な部分を見よう」(p.178) というダナイの問いかけ

    など。

    あとやっぱり書きかけで投げ出すのはよくないらしいですね。

    「書きかけの物語を、未完のまま放り出すと、癖になる。何がなんでも、書き上げる習慣を身につけよう。それでも書けなくなったら、『いろいろあって、みんな幸せに暮らしました』という魔法の文をつけて、終わらせよう」(p.225)

    はやみねかおる先生の創作の裏側を、部分的にせよ、のぞけた感じで、満足度高いです。

    あとぼくからも言っておきますが『ローマの休日』観てない人は人生の半分を損してますよ!
    一回は観てください!絶対。

  • 読みやすい文章を教えてくれる本というだけあって非常に読みやすく、かつ、とても為になる内容だった。ただ知識が羅列されているわけではなく、物語形式になっているので、本を読み慣れていない人にもおすすめ。読み終わる頃には、私も小説を書きたくなっていた。

  • 2020年 49冊目

    これを読んだら、すぐに小説が書きたくなる!
    児童文学作家って凄いなあ。
    子ども達に向けて表現するからなのか、その気にさせるのが上手い。
    読んでいるうちに、これなら私にも出来る!って気になってしまった。

    はやみねかおるさんは私は全く知らなかった。
    子どもの時彼の作品にふれた事は一度もない。時代がちょっと違うのかな。

    本文の内容と関係ないけれど、『チャオチュール』の絶大人気を改めて感じる。
    本の中に出てきた猫のダナイと『ちゅるつな』を読んでると、まるでうちの猫の様だ…。

  • 小学生から大人まで参考になる文章を書くための本。

    書くネタが思いつかない、文章が下手、小説を書くためには、みたいな各章で具体的にどうすれば良いのかが書かれている。

    個人的には、読書をする事で文章力アップ・毎日継続する200文字程度の日記・PCを用いて添削をしてもらう・小説を書くならまずは自分を主人公に…
    という点は参考になった。

    ただ、文章と言ってもこの本で書かれている方法はロジカルなビジネス文章を書くための方法ではない。なので、そういう文章を書きたい人には向かないが自分を表現するブログやSNS、こういったレビューなんかでは役に立つと思う。

  • 子どもたちに絶大な人気を誇る児童書作家が贈る文章読本

    文岡健(ふみおか たけし):作文が書けない中学2年生
    マ・ダナイ:文章を書くのが得意な10万回くらい生きた猫

    健の家に居候することになったダナイが、健に作文のヒントを与えながら文章を書けるようにしていく、という設定

    トレーニング編として
    ・たった200字の日記を毎日書く
    ・書くことに気づくコツは「視る、聴く」、など

    「うまい文章」をスラスラ書く方法として
    ・「目」と「耳」と「鼻」と「舌」と「肌」で書く!
    ・表現を豊かにするたとえは連想ゲームで、など

    子どもの世界をよく知るはやみねならではのネタと小ネタと遊び心

    健とダナイのコントのようなやりとりを、ふんだんなイラストと横書きレイアウトで読みやすく編集

    《直木賞作家 朝井リョウ氏 推薦》

    朝井リョウははやみねかおるの大ファンで、「名探偵 夢水清志郎」シリーズを読んで育った世代

    《はやみねさんの本を読み、文章を書くことが大好きになりました。》──朝井リョウ

    本書を読めば、あなたもいつか小説家!?

    ちなみに、主人公の「文岡健」を読み替えると……

  • とても読みやすいです!
    小学校・高学年からですと、スラスラ読めるかと♪
    文字の大きさ、1ページあたりの文字の量、
    可愛らしいイラストの挿絵がたくさんです♪
    そして、なんと言っても!
    大切な文章は太字でマーカー付き!
    子供達には、すごく分かりやすいと思います!
    男の子(中2)とネコくんの会話も楽しくて、
    プッと笑えてしまいます(^u^)

  • 幼い頃夢水清志郎シリーズを夢中で読んでいました。
    その作者のはやみねかおるさんが書く実用書、とても面白かったです。ダナイも言っていましたが最近は大人でもおかしな文章を書く人が多く…老若男女にオススメします。
    夢水清志郎シリーズのあとがきでいつも奥様と二人のお子さまに触れられていたのですが、なんとご長男は小学校の先生になられたとか!
    個人的にこの部分がとても感慨深く、時の流れを感じました。
    久しぶりに夢水清志郎シリーズを読み返してみようかな!

  • テクニックじゃない、文章を書く上でめちゃくちゃ大切なことが詰まった一冊。

    文章を書きたいけどなんとなく筆が進まない、何を書けばいいのかわからない、そんな人におすすめです。

    ぼくは小学生の頃からはやみねかおるさんの大ファンなので、問答無用で星5です!

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著者プロフィール

はやみねかおる
1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選。〈名探偵夢水清志郎事件ノート〉〈怪盗クイーン〉〈YA! ENTERTAINMENT「都会のトム&ソーヤ」〉〈少年名探偵虹北恭助の冒険〉などのシリーズのほか、『バイバイ スクール』『ぼくと未来屋の夏』『帰天城の謎 TRICK 青春版』(以上、すべて講談社)などの作品がある。

「2020年 『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそ -前奏曲-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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