人生は七転び八起き

著者 :
  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 16
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864107556

感想・レビュー・書評

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  • 【No.292】「人生は七転び八起き。転んだら起きればいいんです。人は死ぬ気になれば、だいたいのことはできるはずだし、下り坂があるから、また上れるんです。下りっぱなしなんてことはないんです。今日がダメでも明日がある」「私は生まれてこのかた多くを望んだこともなく、贅沢をしたこともありません。ただ、目の前のことを一生懸命やるだけで精いっぱいでした」「年を取るということは身体が弱ったり責任がともなったりするだけじゃなく、いいことや楽しいことも増えてきます。私くらいの年になると、若い素敵な男性に抱きついても、嫌な顔をされません。若いころよりも、簡単にイケメンと仲よくなれる」「苦労はしてきましたが、つらいと思ったことは一度もありません。なぜなら、他人に指図されたわけでもなく、自分で決めて、納得して生きてきたからです」「どんな植木だって根っこがなければ、花を咲かせられません。ですから、根っこをぞんざいにせず、根っこを忘れることなく生きてください」「言葉はその人の生活の中から出てくるものですから、言葉ひとつで、人間性がわかります。見た目の器量は変えられませんが、言葉遣いはいくらでも美しくできます」「いまの芸能人とかタレントとか言われている若い人は、派手な車は持っているかもしれませんが、引き出しの中は空っぽじゃないでしょうか。売れないうちに自分に合うなにかを詰め込むべきだし、引き出しが空っぽになる前に学ばなくてはなりません」「人生には4通りしかない。生まれたときがよくて、死ぬときもいい。生まれたとき悪くて、死ぬときも悪い。生まれたときはよくても、死ぬとき悪い。生まれたときは悪くても、死ぬときはいい。私は4番目の生き方が理想だと思っていました。だって、生まれてくる環境は誰も選べないけれど、幕の引き方は自分次第ですからね」「年寄りが出歩くときの重要な心構えは、動くものが近づいたら止まること」「長く生きていると理不尽なこともあれば、自分の努力だけでは解決できないこともあるものです。でも、時が解決してくれることがあるのも、また事実です」「過ぎたことをくよくよ悩んでも仕方がないとわかっていても、なにかの拍子に嫌なことを思い出してしまうのが人の常だし、心の傷が大きければ大きいほど忘れてしまうのは簡単なことではありません」

  • 今(2020)年8月に満97歳で亡くなった生涯現役の女芸人、桂子師匠が語り下ろした言葉をご主人でありマネージャーが文章化し、まとめたエッセー。
    大正11年生まれだけあって、人の縁やつきあいの塩梅を大切にされている様子には、こうした人情の世界を無くしてはならないなぁと感じた。
    女性の活躍とか男と変わりなくということではなく、女には女なりの誇りや矜持があり、女としての自分にできることに正々堂々と向き合おうとする姿勢に感心した。
    20-56

  •  
    ── 内海 桂子《人生は七転び八起き 20200910 飛鳥新社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4864107556
     
    https://booklog.jp/search?service_id=1&index=Books&keyword=%E5%86%85%E6%B5%B7%E6%A1%82%E5%AD%90
    https://natalie.mu/owarai/news/394301
    ♀Utsumi, Keiko 漫才 19220912 千葉 東京 20200822 97 /籍=成田 常也の妻
    …… 98歳の誕生日に合せて出版。カラテカの矢部 太郎・挿画。
     
    (20200831)
     *
    http://a.msn.com/01/ja-jp/BB18NHSK?ocid=st2(20200908 07:05)
    訃報記事の「誕生日」は間違いだった!?
    ♀内海 桂子   漫才 19220912 千葉 東京 20200822 97 /旧姓=安藤 良子
    ♀Utsumi, Keiko 漫才 19230112 千葉 東京 20200822 97 /籍=成田 常也の妻
     
    https://twilog.org/awalibrary/search?word=%E5%86%85%E6%B5%B7%20%E6%A1%82%E5%AD%90&ao=a
     
    https://twitter.com/awalibrary/status/1303156291779530753
     
    …… 現役最高齢の女性漫才師で漫才協会名誉会長は、生前(当時94歳)
    の本誌の取材にこう話していた。
    「もともと1922年9月12日が誕生日だと思っていたのですが、戸籍上は
    翌1923年1月12日生まれになっていた。それを知ったのは戦時中の1942
    年のことです。海の向こうで戦う兵隊さんの慰問に行く時に、身分証明
    書を作らないといけなくなって役所に行き、そこで初めて知ったんです。
     両親が私を産んだ時はともに20歳で、今でいう駆け落ちってやつ。近
    くに相談に乗ってもらえる人もいなくて、役所にも届けなかったみたい。
    結局、役所に届け出ればミルクがもらえると知って、出生届を出したよ
    うです。後になって母親が事情を説明してくれましたが、そういう時代
    だったんですね。戸籍の訂正もできるみたいだけど、とくにするつもり
    はありませんね」
     こうした経緯があったため周囲から「9月の誕生日」と「1月の誕生日」
    の両方を祝ってもらうこともあるといい「これじゃひと様の倍のペース
    で歳をとっちゃうわね」と笑っていた。
    「100歳で舞台に? 立ってみたいねぇ」と話していたが、目前にして
    波乱の生涯に幕を下ろした。謹んでご冥福をお祈りいたします。
    《週刊ポスト 20200918・0925 号》
     *

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著者プロフィール

本名安藤良子。1922年9月12日生まれ、東京都出身。1938年、漫才の初舞台を踏む。50年、漫才コンビ「内海桂子・好江」を結成して人気に。97年、好江が61歳で他界した後はピン芸人として活動。お笑いコンビ「ナイツ」の師匠でもある。

「2020年 『なんてことないよ。 アラ百の金言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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