- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864109826
作品紹介・あらすじ
『変な家』第2弾!
2024年日本でいちばん売れた本!(日販、トーハン調べ)
あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか?
前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが
不可解な間取りの謎に挑む。
1「行先のない廊下」
2「闇をはぐくむ家」
3「林の中の水車小屋」
4「ネズミ捕りの家」
5「そこにあった事故物件」
6「再生の館」
7「おじさんの家」
8「部屋をつなぐ糸電話」
9「殺人現場へ向かう足音」
10「逃げられないアパート」
11「一度だけ現れた部屋」
後編「栗原の推理」
すべての謎が一つにつながったとき、きっとあなたは戦慄する!
感想・レビュー・書評
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11の間取りに関わるミステリー
後半、内容を忘れかけているところに各1枚スライドで要約 うーんありがたい
インバスケットをやっている感覚
それぞれがゆるーく・ふかーく繋がっている
まず全体を見て俯瞰し真因を導く
図が大量なのは邪道と言う人もいるが、これはこれでミステリーのジャンルの一つだと個人感想
琴線メモ
■あなたがどんな答えを望んでいたかは知りません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雨穴さんの最新作。
「変な家」「変な絵」に続く話は何だろう?、
変な公園、変な学校、変な人(←D瓶師匠発案w)なんてどうだろう?、と勝手に想像してお待ちしておりました。
再び“家”系と来ましたか…Welcomeでーす。
まず本書を書くことになった経緯説明が面白いなと感心した。
2年前に書いた「変な家」の反響が大きく、“家”に関する数々の情報が寄せられた。“変な家”は全国各地に多数あるんだと。
その中で、繋がりの有りそうな11軒の家の間取り図をピックアップし推理する、と。
ノンフィクションっぽいフィクション。
減築、増築、謎の廊下や空間、鍵をかけてはいけない部屋etcは、ある目的のため。
その大元は◯◯だなんて…。
気持ち悪い話のオンパレードで、見事にイヤミスであった。
読みやすく面白いが、ラストが腑に落ちなかった。イヤミスならラストに一発ドカーンとぶち込んで欲しく思う、少し物足りない読後感。-
発案?
ぜんぜん覚えてなかったんですが、確かに言ってますねー。
まあ、ブグログ界隈でも変な人、変なめろんとか出没しますからねー。
...発案?
ぜんぜん覚えてなかったんですが、確かに言ってますねー。
まあ、ブグログ界隈でも変な人、変なめろんとか出没しますからねー。
>ラストに一発ドカーンと!
あなたの家の間取りにも……イッヤー!!2024/03/02 -
確かに「変な人」を発案されてますw
なるほど…確かにブグログ界隈でもおかしな人で賑わっていますね。私が知る中では、果物とか僧侶とか…
うちの...確かに「変な人」を発案されてますw
なるほど…確かにブグログ界隈でもおかしな人で賑わっていますね。私が知る中では、果物とか僧侶とか…
うちの間取りは大丈夫(๑•̀ㅂ•́)و✧2024/03/02
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面白かったです。実は雨穴さんの作品は実話だと思っていたのですが、フィクションだと知りびっくり!まあ、これがノンフィクションだったらすごいけど。
何にも関係のないと思っていた見取り図がだんだん新たな事実を表すようになっていく。変な絵の時もそうだったけど関係ないと思ったことを結びつけるところが雨穴さんの面白いところですね。 -
家は生きものだそうです。
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この作品は読んでいないのですが映画を観てきました。
家って色々あるんですね。
本作品のような特別の物でなくても、色々な人が生活して去って行き...この作品は読んでいないのですが映画を観てきました。
家って色々あるんですね。
本作品のような特別の物でなくても、色々な人が生活して去って行き、また新しい人がその人生の一時期を過ごす。
思いも残るでしょうから。
小野不由美さんの作品に家に関する怖い話、ありましたね。2024/10/21
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『変な家』第2弾。
前作同様に不可解な家の間取り。
恐怖感よりも気持ち悪さ、という拒否感のある間取りである。
見るからに住みづらい家なのである。
中部・北関東地方に散らばる11の奇妙な家。
それは、誰かに被害をもたらし住み続けることができない。
1話ごと読み進めるたびにあれっ⁈と振り返りたくなる話が、続いていく。
これはハウスメーカー絡みなのか⁇いや宗教絡みなのか⁇と考えるうちにすべてが繋がっていくことに気づく。
いわくつき物件、事故物件というよりもあえて間取りをそう作り上げたという結果なのだが、元を辿ると「そこにあった事故物件」になるのか。
家というのは、注文住宅で建てたとしても住み始めるとちょっと不便だなと思う箇所が出てくるわけで、いくら新築だとしてもその土地までは調べることなく建てたりして…と。
考えさせられることも多いし、満足できる家というのもないのかも…と思ったりする。
だが明らかに何かおかしい…と感じるのならやはり何か⁇あるのかもしれない。
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前作以上に妄想推理が激しい作品。
11の変な間取りが出てくるが、読み進めて行くと繋がって行くのが分かってくる。どんどん嫌な話しに向かって行く。後半は前作同様に知り合いの栗原さんが絵解きをして行く。11の間取りの文章が次々と再生され連環して行く。それに加えて筆者も真実を見つける。最後の真実はやはり気持ちの良いものでは無かった。イヤミス以上に気持ちが重くなって行く。 -
うん!相変わらず気味の悪い間取り図!
後半栗原さんが出てきてからはどんどん伏線回収がされていき、もはや栗原さんが裏で全てを動かしているのでは?!というほど爽快に謎が解けていった!(笑)
だんだんと繋がっていくのが、面白いですね。 -
前作もそれなりに面白かった記憶があり(と言っても内容をほとんど覚えていないが)、話題作ということで読んでみました。
本作は前半が11の間取り図についての連作短編集、後半が栗原の推理(解決編)になっていて、とても読みやすかった。
後半、11の間取り図の謎を、漏れなく綺麗に繋げて推理していく様はお見事。自分でも繋がりに気がつけた部分がいくつかあり、やっぱりな〜と楽しみながら読めました。
前作の内容をだいぶ忘れているので、近いうちにもう1回読んでみようかな。 -
個人的な好みの部分が大きいと思いますが、1のときのインパクトと話題性の方が、印象に残ったというのが正直な感想です。
それぞれ別々の人に話を聞いた取材内容が、読み進めていくと、ちょっとずつ関連が見えてきて、最後に一つの真実に繋がっていくところは、お見事でした。