- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864120142
作品紹介・あらすじ
学校ってどんなところ?なにするところ?
学校ってたのしい?つまんない?
学校について疑問を感じている子どもたちや、まったく今の学校は!と思っているおとなたち、そして、どうしたらいいんだろう?と困っている先生たち。今そんな人たちがたくさんいるかもしれません。よかったら、この写真絵本を開いてみてください。そして、教室や家庭で子どもたちに読んであげてください。日本ではじめての、手話ですべての教科を学ぶ小学校の子どもたちと、それを支える先生からのメッセージです。
感想・レビュー・書評
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「きみはきみだ」と、言いきる力強い文。
みなかけがえのない存在なのだというメッセージが直球で、しかも何度も。
もうメッセージが直球なので、とてもわかりやすい。
ひとりひとりが大切。
どんな人にも、代わりはいない。
自分の人生の主人公だ!
低学年に人権について伝える際に、わかりやすい本だと思いました。
わたしは、あとがきを読むまでろう学校とは気づきませんでした…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小学生中学年
ろう児たちの写真を使って、きみは君きみだ。
だれも君の代わりにはなれないことを伝える。
この写真に映る子どもたちの笑顔は素敵。 -
贈り物にしたい本。いきいきのびのびとした写真にあたたかい言葉が綴られていて、心に寄り添ってくれている気持ちになります。忘れていた当たり前のことにも気付かされてハッとしました。いくら歳を重ねたって自分の在り方を時に問うものだ。子供たちがテーマだけれど、「私たちは自分自身を生きているのだろうか」という著者の言葉もあるように、広くたくさんの人の心に響く本だと思います。
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ろう学校のこどもたちの一年を追った写真と、詩のような文章で構成された絵本。どの写真もすごく表情がいい。
説明されなければ、ろう学校のこどもたちの写真だということは、わからない。
そこを強調するか、ただの<小学校の一年>にするか、どちらでも使える感じ。
読み方にもよるが、4分程度。 -
明晴学園の子どもたちの一年間の表情、活動のようすを撮った写真の本。その存在と生き方を自分自身が納得し、そして「きみはきみだ」と周りにもみとめられた子どもたち。表情がすごくイイ!
みんながおなじじゃないから
ごちゃごちゃいろいろ
へんなやつがいっぱいいる
でもだからこそ
この世界はおもしろい
この世界で生きることはおもしろい
明晴学園は、日本手話を第一言語とする学校。
▼明晴学園では、聞こえないことはけっして不幸なことでも、悲しむべきことでもありません。聞こえなくても、手話ということばがあれば、ろう児は聞こえる子と同じように学び、成長することができます。しかも手話は、日本語や英語と同じ力をもつ自然言語のひとつなのです。(斉藤さんの「あとがき」より)
斉藤さんは、明晴学園の校長先生。学校一(?)手話が下手で、いつもカメラを何台かもって学校をうろうろしていて、子どもたちには「校長先生=写真を撮る人」と思われているらしい(明晴学園のサイトにある写真は、すべて斉藤さんが撮ったものだそうです)。
機会があれば、行ってみたい。
※明晴学園
http://www.meiseigakuen.ed.jp/