間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに (コア新書 021)
- コアマガジン (2016年11月2日発売)


- 本 ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864369831
感想・レビュー・書評
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ロマン優光さんと同じく私も岡田斗司夫が嫌いなので良かったです
自称オタキングとこき下ろすのは痛快です
地下アイドルの魅力は伝わりませんでしたが熱量は伝わってきました
Vtuber推すのにもちょっと近似値を感じました
ちょっと物事を俯瞰した視点がいいですね
ひろゆきさんとは違って安定感というか安心感があります
少なからず最低限の好印象が彼にはあります -
過去のサブカルの歴史とかを知らないとあまりピンとこないような内容でした。もう少し年代が上の方には、どストライクだったのだろうと思いました。
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サブカルについて色々考えさせられた。続編を読む。
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「サブカル」や「オタク」をめぐる議論の混迷のなかに巻き込まれてしまった著者みずからの遍歴を語りながら、「サブカル」や「オタク」について饒舌に語る著名人の身振りをおもしろく批評している本です。
著者がみずからの考える「サブカル」の観点を示すとともに、中森明夫や岡田斗司夫らのサブカル理解に対して、私怨をまじえながらこき下ろしています。さらに、町山智浩の業績を評価しつつも、現在の町山のスタンスに対しても苦言を呈しています。
新書の形態で刊行されていますが、内容はエッセイです。これを読んで「サブカル」の世界がわかる、という本ではありません。著者独特の饒舌が好きなひとにとっては、おもしろく読めるのではないでしょうか。 -
前作「日本人の99.9%はバカ」と同様に過激なタイトルが目に付く本作は、著者であるロマン優光氏の観点で「サブカル」を定義付け、その歴史を振り返るとともに、サブカル界隈の著名人を次々と批評する内容となっている。サブカルとオタクとマニアの違いに関する主張が興味深い。著者自身の経験に基づき、その界隈にカテゴライズされる人の思考や行動を掘り下げて抽象化した考察も読む価値があった。一方で、特定人物に対する私怨を粘着的に書き連ねる部分も目立つ。岡田斗司夫と中森明夫が本当に嫌いだということは十分に伝わった(笑)
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<blockquote>一個人としての私が、一個人としての相手を憎まないといけないのです。(P.186)</blockquote>
上記の文が必殺の一行(パンチライン)。
この一文が如実に示しているように著者は誠実に考えている。
そもそも「マウンティング」することじたいが諸悪の根源なんだけれど、「マウンティング」するのはヤンキー的態度だと自分は思っている。
サブカルもオタクも反ヤンキー的な層だったのに、どちらも一般化することによってヤンキー要素にどんどんと侵食されていったのではないか。
ナンシー関がかつて喝破したように世の中はヤンキーとファンシーに大別されるから。
或いは
「オタク」−「ヤンキー」=「サブカル」
90年代はじめまでは成り立っていたこの式の両辺に「ヤンキー」がプラスされることによって(エヴァのヒットやジブリアニメの国民化によって「ヤンキー」≒マイルドヤンキー≒普通の人が入ってきた)
「オタク」=「サブカル」+「ヤンキー」になったというか。
違うか。
2021/9/2 再読
この本でのサブカルの定義
「町山智浩が編集者として関わってきた領域」
さらに「そこから岡田斗司夫が興味を指し示さなかった領域」。
「情報と戯れる」という態度がまずあるのでは? -
【由来】
・タイトルからして自分のことを言われてんじゃないかとドキリとしたので
【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
・しまった。あまり自分には得るところのない持論をただただ展開されているだけの本だった。
【目次】 -
サブカルとオタクに明確な区別はないし、各々定義もできないので、間違ってるとか正しいとか言う事もできない。よって、著者が何を問題視しているのか?何に怒っているのかがよくわからない。結局、サブカル・オタク関連業界人とされる人物批評になっている印象。
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ニューウエーブテクノユニット「ロマンポルシェ」の片割れである著者の3冊目。オタクvs.サブカルについて論じているが、正直どうでも良い話。前半は中森明夫批判主として進んでいくので、中森本人からの反論も聴きたいところだが、中森自身はおそらく歯牙にもかけず、あるいはもしかしたら本書の存在すら知らないのでは。
中森以外にも町山智浩について、好きなんだけど一言物申したいという人物評が延々と続いているが、こちらは中森と違って、町山のことを嫌いになれない、根っからの町山好きが根底に感じられるものであった。
あと、もう少し読みやすい文章にしてくれたら、頭に入ってきやすいと思ったが、このややこしさも著者らしいと思えば納得できる。
ところでロマンポルシェとしては今年が20周年らしいが、ライブを見たことがない筆者としては、今後こまめにライブをやっていただきたい、と感じる今日この頃である。
著者プロフィール
ロマン優光の作品





