やがて、藍になる (マーブルコミックス)

著者 :
  • ソフトライン 東京漫画社
3.47
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本棚登録 : 415
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864420297

感想・レビュー・書評

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  • 「・・・俺は 今お前の手を握りたいよ」

    兄弟として暮らしてきた大青と紺太の、藍染めを通して繋がり合うお話。
    シリアスでした〜。
    紺太に恋心を自覚し、離れる選択しかできなくなった大青。そんな大青が突然実家に戻るところから始まります。
    二人のそれぞれの想いが藍染めに絡めて表現されているところに風情を感じ、職人姿に色気を感じ、兄弟と恋心の間でグルグルしている大青と、結局どうなの!といいたくなるような、捕らえ所のない紺太にムズムズしました。
    時間はかかるけど、最後は雪解けしていく様が見れたような感覚。満足です。いや、も少しその後が見たかったのが本音。も少しいちゃいちゃが見たかったのも本音。

    短いですが、他の作品も良い味でてました。さすがです。

  • 好きな系統の作家さんなんですけど、好き系統だからこそ個人的に微妙に合わない作家さんでもあるのが残念なんです。それでもときどき読むんだけどこの本は良かったな。BLでこんなに深く描いてくれる作家さんはなかなかいない

  • 待ちに待ったえすとえむさんの新刊!
    日本が舞台ということで期待していたのですが。。。
    内容はすごくよかったし、人間関係。リアリティ。
    えすとえむさんの良さがすごく出ている内容だったのですが
    なんせあっさり。。。エッチなシーンもありましたが
    そこは軽~くって感じで。
    まぁそれもえすとえむさんの良さなのですが(笑)
    『やがて、藍になる』以外に
    『泳ぐ、溺れる、泳ぐ』と『しんしんと雪の降る』
    が入っていたのですがどちらもキスすらありませんでした!

    でも、『泳ぐ、溺れる、泳ぐ』←これ好きでした(笑)
    14歳少年とその少年が通う中学校の警備員のおじさんのお話なのですが、なんていうか全体的に暗いお話なのですがそこに見え隠れする人間同士の温かさというか。。。
    とにかく言葉では表せないような感じでした。
    少年のほうがおじさんに少し気になっているという感じで、幸せになってくれるといいな~と切実に思いました(笑)

    『しんしんと雪の降る』はカップル(?)のお話。
    これはなんというかゲイカップルの日常?というか
    すごくほのぼのしていて憧れてしまいました(笑)

    全部、一応ハッピーエンドですので安心して読めると思います
    ただ、えすとえむさんの特徴というか
    言葉が少なく、表情や独特の雰囲気がありますので
    人によっては少し物足りないかなという感じです。
    私も今回は少し物足りなさを感じてしまいました;

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著者プロフィール

2006年「ショーが跳ねたら逢いましょう」(東京漫画社刊)でデビュー。フィール・ヤング(祥伝社)にて連載の「うどんの女」が「このマンガすごい! 2012」のオンナ編第3位にランクイン。2011年からは月刊IKKI(小学館)にて闘牛をテーマにした「Golondrina ゴロンドリーナ」を、2012年からはジャンプ改(集英社)にて若き靴職人を描く「IPPO」を連載。BL誌、女性誌のみならず、青年誌にまで活躍の幅を広げている。

「2021年 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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