それ は在る―ある御方と探求者の対話 (覚醒ブックス)

  • ナチュラルスピリット
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864510790

感想・レビュー・書評

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  • 前半意味がわからなさすぎて、これは書いてる人も編集者も大丈夫なんか?と思ったけど、途中からどんどんわかることばでおもしろくなってきます。

    最近脳科学系の本をよく読んでいるけど、書いてあることは同じだなぁとやっとつながりました。
    黒川伊保子さんの本とかカズレーザーが言ってた良いことばとかこれまで読んできた色んな話がこういうことだったんだー!のまとめみたいな感覚。

    好きなところは、
    世界自体に意味はない。世界は自分の思うように成る。
    あなたはあなたの選択の結果を受け取ることになる。だからなんであれしたいことをすればいい。
    あなたがその時何も考えなければ人生とは甘い。

    ちょっとすごいテンション+展開の本だけど、ちょっとしんどい人とか抱えている人は見え方が変わって楽になると思います。

  • この手の本はどれを見ても大体書いてあることが同じなのでもう読まなくていいかな、と思いつつAmazonの書評があまりにも良いので購入してしまいました。”現時点で最高のネタバレ本”なんて感想を見てしまうと、やはり読みたくなります。ただ出版まもなく大絶賛のレビューが集まっているのは若干不自然な気もしましたが...(著者の弟子など関係者のレビューではないか、とか)。だが、確かに読んで後悔しない本でした。

    著者はヘルメス・J・シャンプとありますが、日本人で、悟りを開き、田舎で独りで畑仕事をしながら教えを説いている方です。本書の中に、OSHO、ラマナ・マハルシ、セーラー・ボブ・アダムソンといった名前も出てきており、アドヴァイタ系の影響を受けてきた方のようです。特に、巻末には”目覚めをもたらしてくれたラマナ・マハルシには言葉もないほど感謝している”との言葉もありますので、ラマナ・マハルシの教えが決定打であったようです。こういうラマナ・マハルシなどの影響を受けて実際に目覚める方、増えてるんでしょうね。

    帯には、”これはまったく上級者向けだ。”とありますが、確かにそうでしょう。この手の話を読んだことのない人が読んでもさっぱりわからないでしょう。ラマナ・マハルシ、セーラー・ボブ・アダムソンなどのアドヴァイタ系の本を読み漁ってインスパイヤされながらもそこから先の一歩が進まない、といった人たち向けの本だと思います。最初に読むのであれば、エックハルト・トールやガンガジのがわかりやすいと思います。

    この手のアドヴァイタ系の本ではどれにも”思考を見よ。思考との同一化を止めよ”といったことが書かれています。それを読むと”なるほど、思考を見よう。同一化を止めよう。.......で、どうするの?”といって、また思考に戻ってしまいがちです。この”で、どうするの?”も思考であり、無視せよ。ただ在り続けるのだ、といった、教えを捨てよ、レベルのところを本書では強調しているように思いました。アドヴァイタ系の本を読んだときに陥りがちな罠からの脱却がフォーカスされています。まさに上級者向きだと思います。

    また、”ただ<在る>である<真我>に意識を向け続けることは、まるで走り続けていた車のアクセスペダルから足を離すようなものだ。すぐに<私>の活動が止まるわけではない。(P.140)"といった例えもわかりやすい。アドヴァイタ系の罠として、すぐに結果を求めてしまうことがある。アドヴァイタ系の本を読んで、なるほどと思い、しかしながらすぐに何かが起こり目覚めるわけではない。そうするとなんとかしよう、と思い、逆に自我の活動が強まってしまう。本書で著者は、自我の活動はすぐに停止するようなものではない、と述べます。教えを聞いたらすぐに何か結果を求めようとするのではなく、気にせずほおっておけ、といったところでしょう。”教えが自然に作用するのに任せなさい”とラメッシ・バルセカールもいっていたように思います。

    いずれにせよ、お勧めの名著です。

  • 自分で理由も分からず思考は自動的におき、その思考に気づき選択する。

  • 読みにくいというか、わかりにくい本である。以前から気になっていたヘルメス・J・シャンブの本をやっと読み始めた。ヘルベス・J・シャンブというのは戒名みたいなものか。バシャールみたいな(笑)。彼は日本人だ。
    https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2023/11/29/133654

  • 最初は理解が及ばないが、読み進めていく内に「なるほど」と思わせ部分的に理解できできるところが出てきて、読むほどに興味が湧いてきて比較的スイスイと読み進められる。
    もちろん一回読んだだけでは理解が出来ないが、キリスト教や仏教などをベースにしているが、それほど宗教臭くなく胡散臭さも感じないので、何度も読む事で理解を深めていきたいと思わせる一冊。

  • 最初は意味が分からなかったけど、4分の1くらいが過ぎると、この方の世界観がなんとなく掴めてきて面白かった。理解の深度は人それぞれなんだと思う。人生経験を積んでまた読んだら、全然違う印象になるだろうなと思う。
    この方の言いたいワンネス、とは、アドラーの共同体感覚?に近いのだろうか。もっと深いとは思うけど、自分と世界、自分の他者の境界線がぼやける感覚に読んでる途中、陥った。物事を真の意味でフラットに見ることは難しいけど、フラットに見るとはどういうことか、何となく分かった気がする。また読みたい。

  • 最もシンプルで深かった
    深さの度合いは人それぞれで段階の違いだと思う
    それすら完全で
    評価する必要ない

  • 探求、探究の要点が幅広く詰まっています。

  • たどり着く一冊。

  • いやー、すごい本です。

    ただ「在る」

    この事だけをじっくりと繰り返し繰り返し言葉で紡いでいきます。

    最初の1ページめから最後の497ページまで「在る」ということだけを伝えています。

    心に響く一冊でした。

    ちなみに著者は外国人っぽいけど日本人だそうです。

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