響きわたるシベリア杉 (響きわたるシベリア杉 シリーズ2) アナスタシア第2巻 (響きわたるシベリア杉シリーズ 2)
- ナチュラルスピリット (2013年8月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864510899
作品紹介・あらすじ
アナスタシアと別れた後、ビジネスに失敗、起業家協会立ち上げも頓挫して、自殺寸前だったメグレの前にあらわれた元KGBのホームレス。彼の死を契機に、本を書く決意を固め、一気呵成に原稿を書き上げ自費出版する。その初版が完売した頃、メグレの耳にアナスタシアの声が聞こえるようになる…そしてモスクワで再会したアナスタシアの祖父から、さらに不可思議な話を聞く…本国ロシアでの『アナスタシア』刊行後の反響-アナスタシアとは何者なのか-そして1巻に書かなかったタイガでのエピソードも綴られた、待望のシリーズ第2作!
感想・レビュー・書評
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「アナスタシア」の続篇。
「シベリアのタイガの奥深くに生まれ育ち、今もその地に、隠遁者のように暮らす若い女性」アナスタシアとの邂逅、3日間の共同生活体験を経てモスクワに戻った起業家メグレは、無一文になったり襲われたりと紆余曲折ありながらも、アナスタシアの力に導かれ、アナスタシアとの遭遇体験を本にしたためて出版した。闇の勢力に邪魔されながらも、支援者が現れてメグレをアナスタシアの壮大な計画実行へと導いたのだ。
第2巻、スピリチュアル性がかなり強くなってきた。もはや自然主義への回帰を促すファンタジーの域を越えてしまっている。ちょっとついていけないかなあ。「人間は存在するすべてのレべルの次元に同時に生きることができる宇宙で唯一の存在だ。地球的存在次元において生きている大部分の人は、地上の物質化された現象のみを見るが、それ以外の目に見えない本質も同様に感じ取る人々がいる」、「未来は、創造者である人間の意識の、鮮明さと調和の度合いと速さと意図が、どれだけ純粋であるかによって決定される」などなど。
第3巻、どうしようかな。メグレが再びアナスタシア(と二人の間の子供)に会いに行く展開だからなあ。ちょっと興味あるんだよなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アナスタシア・響きわたるシベリア杉シリーズ2
アナスタシアと出会ったシベリア・タイガの森から帰ってきたウラジーミル氏のその後の話が、アナスタシアとの会話の回想も織り交ぜながら書かれています。
ビジネスに失敗したウラジーミルは、アナスタシアから本を書くように言われていたにも関わらず、まず起業家協会立ち上げようとしますが上手くいかず、八方塞がりだった時に、元KGBのホームレスに出会い、彼の死をきっかけに、やっと本を執筆します。アナスタシアについて書かれた本は、静かにそして確実にロシア中に広がっていきます・・・。
アナスタシアのヒーリング能力を金儲けに使おうとしたりと、まだまだ“俗”なウラジーミル。
本の出版後は「氏の精神性が低いからアナスタシアが理解できていない云々・・」「(アナスタシアとコンタクトしたのが)なんでお前やねん?」みたいな(アナスタシアは素晴らしいけど)ウラジーミルに対する批判が殺到したらしいです。
ウラジーミルが“プライドという自尊心を飲み込んで”自分の恥ずかしい部分もありのままに書いたが故なので、ここはアナスタシアの言いつけ通りにやっていますね。
本書でも興味深い供述がいくつかあって、ウラジーミルがアナスタシアの祖父と街中でいきなり再会した時に、祖父が語った幼い頃のアナスタシアの様子(まさに“地球”に育てられていたと言っていいほどスーパーナチュラル)や、ピラミッドやドルメン(支石墓)の秘密などなど。
ラストはウラジーミルがアナスタシアとの間にできた息子に会いに出発するところで終わるのですが、ベビー服やベビーフードやおもちゃ等、アナスタシアに“いらん”と言われそうなものをしこたま買い込んでしまうところが、ウラジーミル氏たる所以という感じですかね。
ところで、アナスタシアが“聖地”として挙げたロシアのゲレンジークという場所が気になったので検索したところ、「ゲレンジーク プーチン宮殿」とヒットして思わず苦笑してしまいました。 -
【きっかけ】1巻を読んでから時間が経ち、2巻を読んでどう感じるか改めて知りたかったから
1巻を読んだ後よりも、2巻の方が、続きを読みたい気持ちが強くなった。批判的なレビューを事前に読んでいたが、主人公に対する否定的な感情も1巻より小さかった感じがする。 -
1巻と比べるとあまり面白くなかった。
盛り上がりといえば元KGBの浮浪者が死ぬ時くらい。恐らく、アナスタシアとの会話もあまりなく、ウラジミールの話と思考がメインだったのもあるかも。
説き伏せるような文調にも苦しさをおぼえるようになって、どんどん飛ばして読んでしまった -
アナスタシアシリーズ 第2弾
1巻に書かれてなかったタイガでのエピソードも綴られてます。 -
「アナスタシア」シリーズの第2巻。アナスタシアの存在が本として出版されることで静かに広がり始める。将校やボランティアの協力者たち。スピリチュアルな勢力の介入。息子の誕生とアナスタシアの幼少期の特別さ。
ウラジーミルの俗さがアクセントになって、アナスタシアの愛の世界が際立つことを感じた。
愛の光に対する闇の勢力という世界観は、そうした価値観に基づく見え方なのではないかと感じ、素直に受け容れたくない自分がいる。
19-23 -
記載内容があまりよく理解できなかった。つまらない。
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満ち足りた心を持つ聖者アナスタシアに対し、彼女の能力を金儲けに使おうと考えるウラジミール。一冊目の本が出た後、読者から著者に対して、非難が続出したらしい。また、いろんな団体から独占権譲渡の依頼が来たので、ウラジミールは欲が出ていくつか契約してしまったと反省している。
二冊目では、アナスタシアの先祖の事、リンギング・シダーの事など更に情報が増えていく。
●約一万年前宇宙の知性とのつながりが、弱まり鈍くなっている人間が現れ始めた。世代を重ねるにつれて多くの人工的なものを発明し、自然の仕組みにストレスを与え始めた。
●人間が真理の本質に目覚めないまま、ある限界に達したとき。人間の中に現れる闇の原理が臨界点に立ったとき。総体的な自己壊滅を回避するために、地球の大災害は、多くの人間の生命を奪って、有害で人工的な生活システムを破壊する。
●今の人々の意識は、技術優先世界のプログラムによって、不自然となり、バイオロボットに似てきている。
●リンギング・シダーのリズムと振動は宇宙の知性に近く、人間に失った機能を回復し、叡智を利用する機会を与える。