深海のヴィーナス (ジュネットコミックス ピアスシリーズ)

著者 :
  • ジュネット
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864520003

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  • 「ヴィーナスに接吻」続編です。
    究極の執着愛であり、介護愛…そしてSM要素があります。
    受は攻以外とも関係を持ちますし、1度だけ攻はリバ的な要素も強いられる、地雷ありまくりのハードな作品なので、苦手な方はご注意を。
    受を壊したくなる衝動を抱える攻と、攻に求められることで生を実感する受。歪んだ執着愛とか共依存みたいな感じかな?
    ただ定広先生の作画が美麗なので、シリアス系ハード作ではありますが、あまり暗い鬱々とした印象は受けません。
    介護するのもされるのも厭わない、これだけお互いだけを必要としてたら、良くも悪くも幸せだろうな。とも思った。
    そして攻の名前が、女性的な名前なのもポイント高し。ドSなのに名前が「都」ってなんか色っぽくないですか?

  • ヴィーナスに接吻の続き。前作では当て馬的存在かと思われた樹がガッツリ絡んできます。そして彼の闇も深く物語は意外な方向に。ラスト数ページまで結末の分からない展開にハラハラドキドキしながら読みました。
    トマが深海での記憶を思いだし生きようと決めたシーン、手の幻覚を見る都、無いはずの左手に都を感じるトマ。この世界に自分達二人だけならいいのに…なんて子供じみた戯言のように聞こえるかもしれないけれど、彼らにとってはそれこそがリアル、真実なんだろうなと思いました。
    お互いがいないと生きていけない、そんな究極のところまで行き着いたようなあまりに深い愛の物語に二巻完結じゃもの足りない気がしました。もっともっとトマと都の行く末を見守りたいし樹の今後も気になる。同人誌などで描いて下さらないかなぁ。中学時代の二人の挿絵が素敵なのでそんな二人の話も是非読んでみたいです。

  • 『ヴィーナスに接吻』
    ⇒『深海のヴィーナス』

  • 「ヴィーナスに接吻」の続編・完結編。 帰着点はある程度見えてたんだけど道筋がなかなかダイナミックで凄く良かったです。暗すぎず、明るいわけでもなく。誰もが幸せになれるなんて思っていなかったけれど、この終わり方は好きです。

  • 一読ではトマと都の刹那的な生き方は理解しがたい。作者もあとがきで書いていらっしゃるが、二人の過去編を激しく読みたい。トマの腕を切る事で、トマが生きていく上で都の存在がなくてはならないものになる独占欲、と一言で片付けるには勿体ない。JUNE時代の系譜を色濃く残している稀有な作者だけに、一筋縄で読み解けない。どうとでもとれる結末、で終わらせたくい欲望がむくむくと頭をもたげる。彼らの真実を、本音を理解したい、と思ってしまう作品なので、日を置いて熟考したい。
    個人的には独占欲の暴走で愛している相手の腕を切断し、依存する・依存されるの究極な形に落ち着くのか、と思っていたので、それとはまた違う結末に戸惑ってもいる。

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