執事様とナイショの戯れ ~愛おしきお嬢様~ (ロイヤルキス文庫)

著者 :
  • ジュリアンパブリッシング
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本棚登録 : 21
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864570510

作品紹介・あらすじ

素直で世間知らずなお嬢様のアンジェリカは、執事のフェリクスに子供扱いされてばかり。おねえさまは許されるのに、どうして私だけ―。不満が募り、ついにバクハツしてしまう。「あんたなんか本当に大嫌い!」と当たってしまうが、メイドからフェリクスの王宮への引き抜きの話を聞き、自分の本当に気持ちに気づく。しかし、城を出た彼を懸命に追ってカムール城に向かうもそこは娼館で!?お嬢様の危機にはいつだって執事が颯爽と駆けつける!!お嬢様と執事の秘密のラブレッスン。

感想・レビュー・書評

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  • 執事のフェリクスは将来的には公爵の地位にあるはずが、そこまで待てず、愛するお嬢様アンジェリカを妻にするのに必要な爵位を手に入れるために、質素倹約してお金を貯めていて、それをアンジェリカの危機に惜しげもなく使い、終始アンジェリカのためを思って行動しているのは、なんとも好感度が高かったのですが、そのフェリクスに愛されるアンジェリカがバカ過ぎて、いらつくところが多かったです。

    お金もないのに辻馬車に乗って、無賃乗車の上に白紙の借用書に署名して、娼館に売られたり、従兄に無体なことをされそうになった1回目はまだしも、2回目はほんと学習能力がなさ過ぎます。フェリクスはどちらもいいタイミングで現れますが、なんでこんな女がいいんだろうって感じになりました。

    無邪気で無知もある程度までで、常識知らずが追加されると、こんなにいらつくのかなぁって思いました。これならアンジェリカの姉のマリアンヌの方が、毒舌でしたけど常識があり、かっこいいお姉様って感じで好感が持てました。

    イラストはアオイ冬子さんできれいで、フェリクスもアンジェリカもいいんですけど、アンジェリカの性格に難ありでした。残念。

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