黒元帥の略奪愛 ~女王は恋獄に囚われる~ (ロイヤルキス文庫)

著者 :
  • ジュリアンパブリッシング
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864572408

感想・レビュー・書評

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  • 女王陛下ディアドラと臣下のヴラドは、幼馴染みでお互いに好意を持っているけど、立場上それを相手に伝えることができない今に至っていたのが、ディアドラに縁談が持ち上がってから、ヴラドが急変。
    最初は無理矢理ディアドラを手込めにしちゃってますが、内心はヴラドのことが好きだったディアドラは複雑な感じです。ツンデレのディアドラに対して、恭しい態度で接するエロシーンはちょっとドキドキしました。

    後半、道化の彼が実は重要人物だったのは予想通り。
    婚約者本人が潜伏してるのかなぁって思ってたので、そうではなかったのは予想外でした。
    (こんな彼が王になったらってのはちょっと思いましたけど)

  • 【ネタばれ感想注意】

    小国の女王であるヒロインは国の為に大国の王子と政略結婚をする事を決意しますが、大国の政治干渉を危惧する元帥ヒーローによって革命を起こされ、玉座を奪われたヒロインは無理やり純潔を奪われ彼の妻にされてしまいます。
    幼馴染カップルのすれ違いラブストーリーです。

    幼馴染の2人ですが、女王と臣下という立場から互いに長年の想いを伝える事が出来ずにこじらせてしまった、周囲の者達には2人が想い合っている事はダダ漏れだったというじれ恋すれ違い愛です。
    ヒロインとヒーローが両片想いであり、無理やりヒロインの純潔を奪うシーンでもヒーローの執着が伝わってきていたので読みながら少し切なくなりました。

    どうでも良い事ですが、表紙のヒーローをパッと見た時、最初は黒髪元帥ヒーローに良くある長髪だと思ってたのですが、挿絵を見て両耳のサイドだけ長い短髪だと分かり、自分好みの髪型だったのでそれだけでヒーローに好感が持てました(笑)!
    ストーリー進行の半分くらいで互いに子供の頃から想い合っていた事が分かり、気持ちが通じ合った途端に幼馴染カップルの甘々いちゃラブに変わるので、前半は下剋上を、後半は幼馴染いちゃラブと2度楽しめる感じで面白かったです。
    あと、国軍の中でも<黒い閃光>と呼ばれるヒーローがヒロインにだけ忠実に懐いてたりとか、意外とヤキモチ焼きだったというのに萌えました。
    ヒロインも幼い頃から男装してきた影響で普段は男のような言葉遣いをしていますが、ヒーローが惚気るように基本的に素直で可愛くて、誰かに依存する事なくしっかりとした大人の考え方が出来る女性なので好感が持てました。

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