酩酊!怪獣酒場2nd (2) (ヒーローズコミックス)

著者 :
  • ヒーローズ
3.75
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864685504

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 質は上がってもいないけど、落しもしない
    青木先生は、何気に実力のある漫画家なのかもしれない、そう感じた(2)である
    前回から引っ張っていた、怪獣酒場の新人バイト、ダークルギエルの正体の謎が、ついに明かされる
    あえて、ネタバレは避けるが、正直なトコを言っていいなら、無難
    もうちょい、ぶっ飛んだ正体かと思っていたので、拍子抜けではないが、ちょい物足りなさはある
    ただ、納得できない訳じゃなく、これはこれでアリだし、十分にストーリーを盛り上げる要素になっているので、大した問題ではない
    そんなルギエルの正体に関する問題も、無駄に引っ張らず、それでいて、終盤に微妙な危機を持ってきて、読み手に(3)も買わねば、そんな気持ちにさせる青木先生、さすがだ
    ルギエル以外が絡む話も存分に楽しめるのが、この作品だ
    街を破壊し、民を恐怖に貶める怪獣も当然ながら恐ろしいけれども、そんな怪獣たちにすら、「コイツはやばい」と感じさせている、(一応)主人公のうるまのゲスさ加減もキレが増していた
    決して、悪人ではないし、良い所もある。ただ、地味と言うか、華が無い、と言うのか、ともかく、「あと少し」から抜け出せない
    キャラは立っているのだけど、これぞって味が無いのだ
    シンプルに本音を語るのなら、親密な友情は築きたくないタイプなのだよな、うるまは
    だからって訳じゃないだろうが、この巻でも表紙を飾る事は出来なかった
    果たして、(3)では表紙になれるのか。けど、うるまが表紙だと、買おうって気分にならない気が・・・・・・
    どの回も、妙な深さがあり、引き込まれるものはある。その中でも、特に私が腹筋を捩らされたのは、18杯目「ロンリー・じゃあフリン」だ
    いいのかな、これ。青木先生は、このネームを通すつもりで切ったんだろうけど、担当さんもOK出しちゃうかぁ
    もしかして、あまり売れてないのかな、『フリンジマン』は。だからと言って、こんな宣伝の打ち方をする事ぁないだろうに
    ほんと、ギャグ漫画ってのは、どんなダメージを負おうとも、人は死なないんだな
    この台詞を引用に選んだのは、正しい、と感じたので
    照れ臭さは感じながらも、このような事を堂々と言えるからこそ、ゼットンさんの人気は高いんだろうな
    自分でやる、それは大事だけど、独学でいきなり始めても、良い結果が出たりはしない
    まずは、結果を出している人のやり方を参考にし、それでやってみるのも手だ
    尊敬の念が、その真似の根幹にあれば、いつしか、模倣の中から、自分だけの成功に近づけるやり方が見つけられるはず

全1件中 1 - 1件を表示

青木U平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×