出口の好きになる現代文 論理入門編 上―大学入試

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  • 水王舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864700009

感想・レビュー・書評

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  • 高校生向けに書かれた「システム中学国語」シリーズとおなじく、猫のミシェルというキャラクターとの対話を通して解説がおこなわれています。

    著者がこれまで刊行してきた多くの参考書同様、現代文はフィーリングではなく論理だと主張が貫かれています。ただ、しばしば著者のいう「論理」は単なる題目で、具体的な指針に乏しいという印象がありました。しかし本書では、本文の内容についての解説で、文章の論理を視覚化するという試みがなされており、具体的な頭の働かせ方を学ぶことができるようになっています。注意しなければならないのは、問題文に取り組む際に本書のようなマークを書き込むとよいという意味ではないということです。「論理的な読み方をあえて視覚化するとこのようになる」ということを示していると考えるべきでしょう。

    また、これまで刊行されてきた著者の問題集に対して、とくに設問についての解説がそっけないという批判がありますが、本書は総じてすなおな問題が多いということもあって、著者の解説が不親切だという印象は受けません。

    現代文の勉強の仕方がわからないという受験生には有益な本だと思います。

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著者プロフィール

1955年東京生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定理事、東進衛星予備校講師、出版社「水王舎」代表取締役。現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ている。また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、多くの学校に採用されている。著書に『出口汪の「最強! 」の記憶術』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』『大人のための本当に役立つ小学生漢字』(以上、水王舎)、『東大現代文で思考力を鍛える』(大和書房)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)、『論理思考力をきたえる「読む技術」』(日本経済新聞出版社)、『やりなおし高校国語・教科書で論理力・読解力を鍛える』(筑摩書房)など。小説に『水月』(講談社)がある。

「2018年 『はじめての論理国語 小5レベル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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