ボディ・ブレイン: どん底から這い上がるための法則(ルール)

著者 :
  • 水王舎
4.23
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本棚登録 : 97
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864700085

作品紹介・あらすじ

なぜ、クビ宣告のわずか3年後に
37歳の下柳剛が
最多勝を獲得できたのか。

高齢、ノーコン、クビ宣告。
八方ふさがりの中、もがき苦しむベテランがたどりついたのは、
潜在能力を爆発的に開花させる究極の集中状態“ゾーン”だった。

ボディ・ブレイン――
それは、全身の感覚を研ぎ澄まし、身体の声に耳を傾ける究極の学び方。
ビジネスマン必読、人生を変える20の法則(ルール)。



【出版社のコメント】
「最多勝は、座ってつかんだ」という著者の意外な言葉から、この本の制作は始まりました。
師である裏千家家元や、世界有数のメンタルトレーナーからの学びをもとに、
自身の頭と身体で考え抜かれた、目からウロコの学び方が満載されています。
激情家、野武士といった世間のイメージとは全く異なる、
下柳選手の意外すぎる素顔にまずは引き込まれると思いますが、それだけではありません。
いわゆる身体知や直感についての考え方や、潜在能力を開花させる“ゾーン”について述べた記述は、他では知ることのできない情報ばかりで必見です!

年齢のハンディをものともせず、どん底から最多勝を獲得した秘訣を公開した本書は、
アスリートだけでなく、人生を変えたいと願う人にとって必ず役に立つことでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • とても人生のためになる本でした。考え方や物事の捉え方が少し変わった気がします。やはり成功した人は凄く努力しているし、一生懸命やっているんだなと思いました。

  • 2022.1.22 朝活読書サロンで紹介を受ける。プロ野球選手、下柳剛のカンバック。座禅をする。

  • 新年最初にふさわしい本を読んだように思う。うまくいかない、辛いことがあったら、また読みたいと思える本だった。下柳さんは元々好きな選手だったけど、人柄やこれまでの野球人生のことをより一層知れて、もっと好きになりました。

  • 五感を研ぎ澄まし、それまで培った練習の鬼であった力を、無意識と繋げることで発動させ37歳にして絶頂期を迎えることができたという話。人間、やはり無意識を発動するようなことをしないと、このような、ある意味、人間技じゃないようなことはできない。これから人間がAIと対抗していくにも、このような無意識を活用する方法が重要になってくると思うので、この本はそれへ向けた参考1つとなるのではないかと思った。

  • 読みやすくさらっと読めるけど実はすごく大事なことが書いてあると感じた。
    阪神タイガースファン、野球ファン関係なく一般のビジネスマンにも読んでいただきたい本。

    下柳には阪神のピッチングコーチとして藤浪を導いてあげたいなと強く思いました。

  • 元投手の下柳剛の自伝。

    メンタルトレーニングの話がメインだったものの、下柳の成功譚としても普通に楽しめた。

  • ”人生に無駄なことは1つもない。延々と繰り返される挫折と回り道の経験が今の自分を形作ってくれた。俺はダルビッシュにも田中将大にもなりたくない。生まれ変わっても下柳剛として生まれたい。今までの人生に悔いはない。いろんなものにこだわり、葛藤しながら生きるからこそ人生はおもしろい。”

    かっこいい。自分もまさにどん底の時にこの本に出会って大きく救われた本。表面的な評論家などが書いた本では1つも楽になれなかった。飾らない、下柳さんの言葉が最も響いた。

    禅の考えを基調にした生き方をされている。例えば、前後際断。過去や未来を断ち切り現在の一瞬に全力を注げ。人間がコントロールできるのは現在だけなのだが、未来や過去に引きずられるせいで現在がおろそかになっている人々の傾向を戒める良い言葉だ。

    他にも良い内容がシンプルに記述されている。目標を明確にしてイメージに刻みこむこと、落ち込んでいるときにはうつむきたくなるがあえて上を向き、気持ちと行動を一致させる(自分をパブロフの犬化する)こと、運が良い人は人のせいにしないこと、練習(基礎)でかっこ悪いことはなく本番でできないのが恥ずかしいこと、最高の結果を手に入れたいなら最高の努力をしているのが自分に問うべきだということ、自分で好きで選んだ道なら苦しいことはないはずであること、決めつけないことこそ最も大切な学び方である(常識を無条件に信じない)こと、失敗を恐れず失敗からのリカバリーに最善を尽くすことに価値があることなど。

    努力家であると同時に極めて論理的な人だ。人間に深みがあり、飾らない人なんだろうということが伝わってくる文章。本物の人は飾る必要がないんだろうと理解できた。文は人を語る。自分が目指すべき道はこっちだ。

    本書で推奨されている座禅はまだ挑戦できていない。明日からやる。

  • 下柳を知っていて、野球ファンなら、楽しく学べる本。

  • 野球エリートではない著者が、三十代後半になってから活躍できたのは、「心・技・体」の“心”に目を向けた結果です。
     心を極限まで研ぎ澄ませると、全身の感覚が鋭くなり、理屈を超えて正解へたどり着くことができるようになります。
     本書は、心を整えて感覚を研ぎ澄ませることで、「ゾーン」に入るための方法をわかりやすくまとめた一冊です。

     詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=5251

  • 甲子園に出場したことも無く、大学も中退、プロ入りしたものの二球団で引導を渡されたこともあるプロ選手が、35歳にして花開く。
    イチローや松井のように華やかな業績を残したのではないが、挫折の多い人生から、瞑想やメンタルトレーニングを通じて40間際で奇蹟の大勝利をもぎとった秘訣を公開。

    書かれてあることはビジネス書でも見かけることなのだが、やんちゃな感じだが練習熱心、ひたむきな著者の意見はなかなか参考になる。

    野球と武士道を重ねる見方も珍しくはないけれど、大和魂あふれるおとこ気があっていい。この人はわりといいコーチか監督になれそうな気がするが。

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著者プロフィール

1968年長崎県生まれ。91年福岡ダイエー入団後、日本ハムを経て、2003年に阪神タイガースに移籍。その年いきなり二けた勝利を挙げ、セ・リーグファンに衝撃を与えた。05年には37歳(史上最年長)で最多勝を獲得。12年に東北楽天へ移籍後、大リーグへのチャレンジを経て13年3月に現役引退。現在は解説者として活躍中。

「2014年 『ボディ・ブレイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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