- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864700252
作品紹介・あらすじ
ひとつゆるせば、ひとつ豊かになる。
いつから私たちは、他人をゆるせなくなったのでしょう?
本書は、仏教の根本原理「ゆるし」をテーマに据え、曹洞宗徳雄山建功寺住職であり、世界的に活躍されている庭園デザイナーでベストセラー作家としても有名な枡野俊明先生にご執筆いただいた一冊です。
では、どうして「ゆるせない!」という感情が生まれてくるのでしょうか?
また、禅では、「ゆるせない」感情をどう捉え、どう対処していくべきものと教えているのでしょうか?
本書は、読むだけで数年来消えない悪感情から、毎日感じるイライラの気持ちまでがスッと消えていくことでしょう。
また、それだけでなく、あなた自身の器が大きく広がり、豊かで幸せな人生を送るヒントもたくさん得られることでしょう。
感想・レビュー・書評
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感じる思いを変えることはできないが、考え方を変えていく努力をすることは必要なのだと実感した。
ただ、考え方が一面的、前時代的な思想が垣間見える内容だったので全ては受け入れられないと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
曹洞宗の住職であり、庭園デザイナーである著者。
介護職に従事している紹介者が、日々感じる人間関係の、様々なわだかまりを、禅で解決できるかもと感じた一冊。 -
枡野さんの本に最近はまっていますが、本作からも沢山の気付きを頂きました!
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禅の言葉を用いながら
こんな風に解釈したら
心安らかになるのでは?
と、言われているような感じでした。
段々と
ゆるやかに、安らかになるような本です。 -
禅の言葉を用いた「自分」と「相手」を許すための作法。刺さった言葉をいくつか
・禅即実践(とにかく実践すること)
・着眼大局、着手小局
・自分を信じない者は、必ず嘘をつく
・君子交わりを絶つも悪事声を出さず
・一掃除、二信心 -
「ゆるす」という禅の生き方。枡野俊明先生の著書。誰にでも、許せない人、許せないことはある。でも許せないことで、怒ったり、悩んだり、苦しんだりするのは自分自身。過去に対する執着を捨てれば、そのような負の感情から解放されて楽になれる。人一倍頑固強情な性格で執着心が強い自分もゆるすことを覚えたい。
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禅の言葉で、禅の智恵をやさしく語ってくださっているが、内容はやや平凡か。
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ゆるすというキーワードで、怒りや嫉妬やこだわりからのがれて、平穏な心を保つには、という、ありきたりなお話。でも、著者の文章、なかなか心に入りやすく、読みやすい。
メモ
仏教の教えからよく言われる今の瞬間を生きる、前に起こったことにとらわれたり、先に起きるかもしれないことに悩んでみても仕方がない。
瞬間に起きていることも、しっかり捕まえた上でその場に置いていく。
本来無一物。
丹田呼吸。
冷暖自知。何事もやってみないとわからない。
沈黙、余白、間。そこはなにもないのではなく、目に見える素材よりも大事な素材。 -
心を軽くしなやかにしてくれる内容。以前、玄侑宗久氏の禅的生活を読んでいたので内容的にはすんなりと心に入りました。
「ゆるす」というキーワードを基に、いろいろな物事へのアプローチが盛り込まれています。一つずつでも実践できるようにしたい。 -
著者は、「ゆるしがたいことの中には、心がしなやかさを取り戻すことで、ゆるせることがかなりあるのではないか」と述べています。
禅には、そのためのヒントがたくさんあります。
本書は、様々な「ゆるしがたい」状況について、禅の視点から導かれる対処法をまとめた一冊です。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=6885