現代魔術の源流 [黄金の夜明け団]入門

  • ヒカルランド
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864715478

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  • ヘルメス学および西洋秘教伝統のルーツと原理の紹介にはじまり、黄金の夜明けの歴史と主要メンバーの紹介、魔術の正体と仕組み、団のシステムと位階構造の解説、そして実際の儀式作業について、また黄金の夜明けの理論と実践を構成するカバラ・占星術・霊的錬金術・アストラル作業・エノク魔術といった要素の概観を一気に見せてくれるスタイルとなっています。

    特に魔術や儀式ばかりに目が行きがちな世界ではありますが黄金の夜明け団という結社にも歴史があり、その歴史を"夜明け前"であるフリーメイソンや薔薇十字団のことから解説されており、創立者や主要メンバーたちに関しては写真付きで紹介してくれているので具体的イメージをもちつつ順を追って事物を知ることが可能となっています。

    また団のシステムを解説する章に至っては、位階それぞれが生命の樹のどの部分に相当し、団の内部でどのように呼ばれているのか、具体的にどのような仕事をするのかといったことも赤裸々に記されています。

    さらに本書の末尾には付録として黄金の夜明け年表、団員魔法名一覧、用語集が付されており、特に用語集では本書に登場する主要用語の大半が網羅されているので予習復習にも最適ですし、魔法名というのは俗世と自分を切り離すために採用されており、そのため世俗的生活で使われる通常言語を回避しラテン語やヘブル語でつけることなどの知識も楽しく得られます。

    魔術や儀式の知識が備わっている方には歴史的視野の復習にも十分使えることと思いますし、興味はあるジャンルだけれど具体的にどんな本から読んでいけば良いのか分からないという方にも優しい文体も相まって魅力的な1冊かと思います。

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