18禁日記 (TO文庫)

著者 :
  • ティー・オーエンタテインメント
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本棚登録 : 148
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864721660

作品紹介・あらすじ

あと一年で失明する女。就職活動を開始した男子大学生。蚊に刺されやすい男。初体験を空想する女子高生。ブスだと気にするOL。夏休みの宿題を始める少年など…彼らは一様に「日記」をつけ始める。誰もが「フツウ」のフリをしながら、他人には言えない秘密を抱えている。やがて妄想が彼らを支配し、穏やかだった日常を破壊していく。告白、独白、ブログにメール等々と形を変えていく日記。あなたはその狂気渦巻く禁断の世界に耐えられるか!?

感想・レビュー・書評

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  • 真っ黒の表紙に赤文字で書かれた『18禁日記』という文字。

    帯にあるこの一文が疑心暗鬼を呼び起こす。

    「あなたは自分が 狂っていない と自信をもって言えますか?」

    あれ,自分ってまともだよな…?


    「誰もが『フツウ』のフリをしながら,他人には言えない秘密を抱えている。」

    私の目には周りの人はフツウに見える。
    たぶん,周りの人の目にも私はフツウに見えている。
    でもそれを確かめる術はない。

    いや,あった。その人の日記を読めばいい。

    本書に収められた「誰かの日記」。
    その形式は日記をはじめ,ブログ,夢日記,詩集,遺書と幅広い。

    最後にある『私の日記』。

    もちろん,この私は私のことではない。でも…。


    本書の最後にある,

    「本作品はフィクションです。」

    という文言に対して,
    これほどまで説得力を感じなかったのは私だけではないだろう。

  • 読み始めてすぐに「あれ?」と感じた。
    確かに書かれている日記は、どれも狂気に満ちている。
    人が徐々におかしな方向へと壊れていく過程が、日記という形で突きつけられる。
    だが・・・深読みするわけではないけれど、この作家がこのまま「狂気の日記」を羅列するだけで終わるわけがない。
    予想通り、最後に二宮さんらしい結末が待ち受けていた。
    アイディアは悪くない。
    もともとはケータイ小説だったらしいので仕方がないのかもしれないけれど、物語を通して伝えたかっただろうことがいまひとつ残らないことがもったいないと思う。

  • まぁわかりやすい狂気の世界ではあったけど、サクサク読めて楽しめたかな。

  • 2018年1月28日読了。
    2018年40冊目。

  • うーん。
    なんとなくタイトルに惹かれて読んでみたけど子供向けの本だった。
    まぁサラッと読めたからあんまり時間を無駄にしなくてすんだけど。

  • 自らを守るために狂気に走った者、気付かずに狂気に染まっていた者、理由はともかく、全員が狂気の中に飲み込まれている。
    一つ一つの話が短くて、読みやすい。
    狂気は普段忌避されるが、無意識のうちに求めてしまっていると思う。
    このような話に嫌悪感を抱きながらも好奇心を抱いてしまう自分がいる。
    それに、自分が狂気に走っているか自分では判断できないから、こんなになっても、自分は至ってまともだと思ってしまうのではないか。

    どの話も恐ろしいが、私の日記が一番怖い。
    私の告白が真実だとすると…。

  • 一つ一つの日記の中には面白いものもあった。水晶体に興味を持つ小学生の日記が良かったかな。あと、絶対音感怖い。

  • 様々な勘違い人間たちを日記形式で紹介。

    単なる寄せ集めだと思って読んでいたら、
    最後に、全てが同一人物の妄想日記だと判明。

    読んでいて面白かったのはその部分だけかも。

  • ショートショート集。
    日記や手紙やメールから、それぞれが壊れていく姿を読み解く。面白かった。

  • 軽く読める壊れた本。

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著者プロフィール

1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。2009年に『!(ビックリマーク)』でデビューし、若者を中心に支持を得る。著書に『郵便配達人 花木瞳子が盗み見る』『一番線に謎が到着します』など多数。

「2016年 『文藝モンスター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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