- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864722896
作品紹介・あらすじ
妖怪に育てられた少女との波乱の毎日が始まる!
大ヒット『スレイヤーズ』の著者が贈る、ほんのり切ない青春ハートフル・コメディー!
作家活動25周年記念書き下ろし作品!
【あらすじ】
不思議な幼い女の子・マキと出会った大学生・稀綱(きづな)は、謎のおんぼろアパートに連れて行かれる。
だが、その一室では妖怪たちが暮らしていたから大変。おまけにマキの育ての親・納戸婆からは「人間の世界のことを教えてやってくれ」と頼まれる始末。その日から、常識が吹き飛ぶ、波乱の毎日が始まる!
有名、無名の妖怪が多数登場する、ほんのり切ない青春ハートフル・コメディー。
作家活動25周年記念書き下ろし作品。
感想・レビュー・書評
-
レポートの話をした後で、変な女の子と出会う。
主人公の言う通り、人の日常を覚えさすなら
そちらの日常を使おうとしてはならない…w
完全なる、ダメな状態です。
本人も、普通の女の子の友達ができているみたいですし
そちらから学ぶのも…とかも思いますが
まず主人公はレポート再提出必須。
教授姪っ子はなかなかですし、手段選びませんし。
いや、一人ならありだと思いますが
今回主人公一緒なんですけど…という手段。
おかげで、出会いがあったので、姪っ子さんとしては
良し、な現実だったようで。
最終的なお約束落ちに、安定の安心感。
再々提出、頑張りましょうw詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
妖怪のもとで育った子供が、人間の世界に戻ることに、あんまり幸せな未来を描けないのだけど、彼女にはすでにサダちゃんって友達もいるのだし、きっととり越し苦労なのだろう。
もちろん楽には行かないことも沢山あるだろうけどさ。
神坂一さんですね、やっぱり神坂一さんは神坂一さん。
閑さんは静かじゃない。 -
平凡一番の主人公が妖怪たちと関わっていく話。
ちょいちょい入ってくる神坂一節。
くぴくぴとかあったなあ、とすごい懐かしくなってしまった。
読んでいたのは20年くらい前の話だからねえ。
スレイヤーズのアニメから入った口です。はい。
タイトルの理由は最後に出てきます。
割合は、確かにもう少し後半部分増やしたほうが良いかも。 -
さすがかつて「大阪環状線一周で読み終えられる本を書くラノベ作家」と自称した神坂先生の本領発揮。とてつもなく読みやすく、かつ内容として残る作品。話の盛り上がりとしてはマキの一件のみではあるんだけども、そこを掘り下げすぎず、流しすぎず良い力加減で書き切るのはさすが。この長さであればこれ必要十分だと思います。正直神坂作品はドアーズを途中で挫折した辺りが最後なんですが、これは続きが是非読みたいし、続きを書けるように終わってますね。あとは続編が出せる売上と神坂先生のモチベーション。個人的には期待したい。
-
ちょーっと展開に唐突感があったかなー。もうちょっとじっくりじっくり進めてもらってもよかったなあ、と思う。
-
神坂一さんの書き下ろし作品で、しかも初の妖怪物である。
それだけに期待度は高かったのだけど、ちょっと緩かったかな、というのが正直な感想である。特に主人公の心情変化がスムーズでなくて、物語を追うのにやや苦労した印象だ。
ノリの軽さとテンポの良さはさすがの一言だけど、稀綱とマキの心情が見えづらくて、話が流れていってしまった。
その辺と、あと思ったよりかは妖怪が出てこなかったので、それも加味して星三つ半相当と判断した。
昨今は妖怪物が(例のウォッチに限らず)盛況の体を見せているが、その流れの中に埋没してしまいそうで、神坂さんのファンとしては残念なところである。