落語家、はじめました。青葉亭かりんの謎解き高座 (TO文庫)

著者 : 伽古屋圭市
制作 : ヤマウチシズ 
  • TOブックス (2015年9月1日発売)
3.18
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  • 本棚登録 :61
  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864724180

作品紹介・あらすじ

夢破れ、失意のドン底だった女子が出会ったのは、落語!勢いで弟子入りし、青葉亭かりんという名で懸命に修行する中、ある日、寄席で一人だけ全く笑わないおばさんを見つける。クールなイケメン兄弟子・舎林の助けを借りて、その謎を探ってみると、思わぬ真相が-。事件解決のヒントは毎回、落語の中に隠されている!?夢、恋、挫折、そして失踪したかりんの父を辿るドラマに、笑えて泣ける人情ミステリー!!

落語家、はじめました。青葉亭かりんの謎解き高座 (TO文庫)の感想・レビュー・書評

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  • なんと言っても、円紫さんがいるからなあ、そして落語を題材にしたミステリー、先行作品もかなりの数になったなあ、と思いながら読みました。
    楽しく読み終えたので、よい作品だったと思います。
    登場人物はなんというか淡い雰囲気で、特殊な世界を題材にしながら、あまりその特殊感が強調されず、それが、主人公の悪戦苦闘ぶりをふんわりと伝えているのかな。
    兄弟子二人のキャラクターは今後育っていくのだろうか。
    そのほか、今後を大いに期待させるところの多い作品でした。
    この小説とは話が別ですが、「たちぎれ線香」は何度聞いても、涙が落ちます。素晴らしい噺ですよね。

  • 書き下ろし文庫本。
    古典落語のストーリーが謎解きのヒントになるわけやなくて、
    「その事件、〇〇っていう落語みたいやな」っていう。
    主人公の女の子の兄弟子にあたる男前のキャラクターがようわからんままなので、
    たぶん、2巻も出るんやろうなぁ、と推測。
    収録のストーリーでは第3席の「崇徳院」がよかったかな。

  • 20151004
    このタイプのお仕事ミステリに
    落語だ〜ってなって、読んでみた。
    落語ミステリ、なんだかんだ好きなので。

    主人公が女性、漫才師からの転身での新米落語家で、上方落語、というのはわりと新しく、上方落語の舞台裏が新鮮だった。
    いいよね、上方落語。

    普通に面白く読めたので、読んでみてよかった。

  • 漫才師になる夢破れて落語と出会い落語家を目指す香乃が、日々の修行の中で出会う謎を兄弟子舎林の助けで探る。毎回落語の話に絡めたストーリー、ドラマ「タイガー&ドラゴン」みたい。落語界の東京と上方の違いや落語の話も語られて興味深かった。シリーズ化したらいいのに、してないのかな。

  • この年で買うにはかなり恥ずかしい表紙だけど、「落語家」に釣られて購入。著者はきっと相当若い人だろうと思ったら、1972年生まれで意外。漫才をあきらめて落語家を目指すことにした女性が主人公。日常に起こるちょっとした事件の謎が落語の中に隠されているという、「人情ミステリー」の触れ込み。『鬼あざみ』『星野屋』『崇徳院』『一文笛』『たちぎれ線香』で構成されています。表紙どおりにかなり軽く、落語を無理やりくっつけた印象が否めません。

  • 最近寄席に行きたいなーと思ってて、機会を伺いつつ落語の勉強をしています。その関係で興味を惹かれて買った一冊。

    主人公のかりんちゃんはこの手のお話にぴったりな、挫折を味わっても基本的に前向きないい子。兄弟子である舎林が謎解き役になっていきます。
    人情のもつれやすれ違いにまつわる謎が多く、最後は主人公の父親のことに及ぶ感じ。
    毎回落語の内容が謎解きのヒントになり、その落語が解説されてるので勉強になります。
    落語と言っても上方、つまり大阪の話。その上方落語の特徴などもよくわかりました。
    イケメン好きの私としては舎林兄さんがもっともっと出てきてほしかった。
    続きがあったりするのでしょうか。あるならぜひ!

  • ものすごいミステリーというよりも、主人公の青春物語といった方があっている。日常の謎解きミステリーといった要素は、皆無である。大阪×落語=人情といったところかな。そこそこ期待してので、がっかり。。。

  • お笑いの道を諦め、落語の世界に飛び込んだヒロインが不可思議な謎に遭遇する連作ミステリ。既に飽和状態ともいえる落語ミステリのジャンルにおいて上方を舞台としているところに独自性が見出せます。また、そうした現状を踏まえて読者の“にわか知識”がかえって真相看破を遠ざける第1話、全体の構図をほぼほぼ明かしつつも絶妙に視点をズラしてくる第2話など、ミスリードの巧さに感心させられました。前半に比べると後半がいまいち奮わないこと、古典落語のストーリーありきで謎を組んだ出来すぎ感は否めませんが、及第点には達しているのではないでしょうか。

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