【小説21巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員9」

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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864728553

作品紹介・あらすじ

「このライトノベルがすごい!2018&2019」単行本・ノベライズ部門2年連続第1位!!

感想・レビュー・書評

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  • 第四部最終巻。泣ける。
    聖典が盗まれるイベントはとても面白かった。
    こうして、じわじわ尻尾をつかまえさせてもらえる事件があると、大変面白い。
    やっぱりヴィランは悪烈で、間抜けでスカッと駆逐できるのが良い。
    フェルディナンドが、、、
    フェルディナンドがあああああ
    とはいえ、第五部はダブル主役システムとなるのか?!
    楽しみだ

  • 王命を受けたフェルディナンドの旅立ちが近づき、準備に追われる日々。
    ところが、留守中に神殿に忍び込んだものがいて……。

    第四部最終巻。

    ヴィルフリートでは格下というか、ローゼマインの結婚相手にふさわしい存在感が、正直感じられない。
    真実ローゼマインと対等に渡り合えるのはフェルディナンドだけ。

    このふたりが離れるとは考えられず、結局ひっくり返るのでは? などと思っていたため、本当にフェルディナンドが去ってしまう展開に、驚いた。

    準備におけるやりとりは、ほほえましかったり、切なかったり。
    別離のシーンはぐっときた。

    緊急事態により、駆け足になった別離。

    その分、巻末の番外編が充実。
    フェルディナンドの思い出話や、側近たちの裏話など、本編では描かれない部分を楽しめた。

  • 第4部が終わってしまった。第4部のサブタイトルが貴族院の自称図書委員だったため、貴族院卒業まで4部かと思ってたら、2年生で終わった。しかも図書委員の話は印象的ではあるもののそんなになかった。
    ほとんどがフェルディナンドに収束していくけど、この人無くしてはマインは存在してなかったし、すぐに死んでただろう。
    アーレンスバッハでの生活に不安があるものの、自分にできるすべてで応援するマインの姿に感動した。

  • ブラッディカーニバル、言葉では簡単だけどリアルではトラウマもの。久々に活躍したダームエルがカッコいい!

    いや、もうさ、リアル婚約者のヴィルフリート出る幕なしの素晴らしいプレゼント交換よね。
    婚約者に贈るものより豪華な宝石を家族に贈ったと発覚したら、確かに即話し合い案件ですね…。
    特に何も感じてないヴィルフリートに頭を抱える側近達。

    そんな中で起こった灰色神官誘拐と聖典盗難事件。
    またもお前かエグモント…!
    わりと初期から出続けている名前だけど、とうとう年貢の納め時。

    徐々に近づく別れの気配と、開き直った家族同然の扱い。
    下町の家族との絆、信頼、愛情を知っているからこそ家族同然と言われて嬉しかっただろうに、しっかりと活用することは忘れないフェルディナンド(笑)
    エーレンフェストへ繋ぐ鎖と言ったけど、どれくらい自覚して囲い込みを始めたのだろうか…。
    全属性の祝福を受けた彼らはどんなご加護を得たのだろう。

    別れや粛清といった憂鬱な事件が続く中で、フェルディナンドがいない3年目の貴族院がスタートする。

  • ついにフェルナンディドとの別れが。今回もカラー口絵と表紙の語りがスゴくて、うっとりしてしまいました。二人の絆が今後どのように進むのでしょう。巫女→聖女→女神みたいに、グルトリスハイトを手に入れて平民→貴族→王族になるんだよね?楽しみ、楽しみ。
    エピローグが長めなのですが、どの視点からも理解深まる感じで良かったです。特にコルネリウスがローゼマインとフェルナンディドの贈り物について思ったのと、カミルの決心に両親が涙ぐむ所。今回もあちこちで落涙です。
    しかし、ヴェローニカも遅効性の毒攻撃してたらしいけど、ゲオルギーネも何人屠ってるんだか。フェルナンディド魔王が魔女の巣窟アーレンスバッハでどう立ち回るのか、女神編が早く読みたい!

  • 王命でアーレンスバッハに婚約(婿入り)へ向かう
    フェルディナンドへ惜別の祝福を行うローゼマイン
    聖典の最後に書かれた神殿長しか使えない魔法陣で
    五柱の大神の祝福を与えた
    瞳が全ての神々の貴色を閉じ込めた神秘的な虹色に
    輝き、誰も見た事がない魔法陣を空中に描き、幼き
    唇から祈りの声が紡がれた神秘の世界・・・

  • シリーズ開始当初からは予想できない「別れ」です。
    下町の家族との別れよりも、読者にとっては耐え難い展開かと思います。

    まだまだ荒れそうなエーレンフェストですが、ローゼマインのもとでまとまれることを祈ります。

  • 領主会議中にフェルディナンドの婿入りで周囲に荒れたというジルヴェスター
    この親にしてこの子ありなヴィルフリートなんだな

    ドラマCDでフェルディナンド様が虹色魔石の髪飾りを作るところ
    家族同然という言葉の重み
    ギュンター、エーファ、トゥーリ 平民の家族がそうであるように
    自分の手から離れるローゼマインへの想いを感じる
    それにしても死ねないようにする魔法陣とは死にそうな攻撃と癒やしを交互に作用させて苦しみを与えるとは
    えげつねぇ

    ふぁんぶっくSS
    リーゼレータの婚約
    ダームエルとも違った相手を選ぶ難しさがある
    リーゼレータそのものもローゼマインの側近だし、良い条件が揃っていると思うんだけど
    アンゲリカはボニファティウスのお気に入りで、そっちと縁ができる事の方が目当てのようで
    そんなアンゲリカが全部持ってく
    主従は似るものなのか?

    選別のイタリアンレストラン
    ヴェローニカと刺し違える覚悟なら行けるというローゼマイン
    同意するエックハルト
    本当にここも血は繋がってないけど似たもの兄弟だよ

    聖典の行方
    本当にブラッディカーミバル

    頭が吹き飛んだからといって、即座に魔石化するわけではない
    死んだら勝手に魔石化するものではないんだったか

    名捧げしても、石を持ちながらでないと命令できない?

    フェルディナンドのマントにローゼマインの消えるインクで魔法陣を書く
    刺繍ではないけど、マントに守りの魔法陣を刺繍するのは家族のみという伏線ですかね
    この展開はインク作りのところから想定されていたのかな?

    フェルネスティーネ物語
    フェルディナンド様を幸せにし隊 発足時
    お茶会でハンカチもなく過ごせないと涙を流してるとある
    貴族女性としてどうなの?
    比喩?
    近しい人達だけだからOK?

    ヴェローニカとディートリンデの面差しが似ていると何度も繰り返されているけど、イラストはそんなに似てるか疑問?

    フェルネスティーネ物語
    後にジークリンデへの誤解に繋がるとは思わなかった
    確かにローゼマインの立場と似ている
    洗礼式前に引き取られる
    貴族院で王族と縁ができる
    義理の兄

    王子と結婚のあたりは未来予知の要素もあるか?

    前アウブエーレンフェストの死因は毒殺かもと思ったけど
    ふぁんぶっくでは夫ありきの権力なのでヴェローニカは薬を作っていたと書いてあった気がする
    それにしても、フェルディナンドが成人して力をつける前にジルヴェスターに次期領主を確定させようとしたのでは?という邪推してしまうな


    ローゼマイン
    最初はエックハルトの愛妾にどうか
    次にはもしユストクスが離婚していなければ養女に
    そしてカルステッドの養女
    結局は実子として洗礼式をして領主の養女
    確かに、説明されればわかるけど、どうしてこうなった感がある

  • あーこの……表紙のシーンですねー!ここまで来たかー!
    主人公の魔力要素が登場して「おっ」と思わされる第一部ラストから、ぐいぐいと経済面教育面ファンタジー面の芽は伸び続けていましたが、この第4部ラストにていよいよラブ要素が高まり始めてゆくわけですよ…!
    うむ、ヴィルフリートのことは別に嫌いではないのだが、やはり色々足りない……と思わされるよね……うん、やっぱ相手役をはっきりさせるためなのかな。
    なんせ私はそのへんさっぱり鋭くないため、ネットで読んでた時は、まあ仕方ない、このままいくんだろうとか思ってましたから。最終的にとてもびっくりしましたから。えっ、そんなに!?そんなに……だったのか!!
    うむ、先が楽しみ。

  • カラー絵が最高に素敵だった。ウェブ版を何度も読み返してるから、購入動機はかなり挿絵見たさだもん。マンガもアニメも嫌いじゃないけど、私はやっぱり椎名さんの絵が一番好き。今回は新しい話も多くて満足度高かった。フロレンツィア視点を読むと、ローゼマインが普通の貴族から異質だと思われるのがよくわかるね。しかし、本は全体的にウェブ版よりヴィルフリートに厳しめ(-_-;)。私はヴィル君嫌いじゃないんだけど。小学生の男の子だもんなぁ。年相応なだけなんだよね。周りにも恵まれなかったし。この感じだと、オズヴァルトが外れたのは粛清とは関係なく、ただの能力不足っぽい。

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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