富士屋ホテルの営繕さん 建築の守り人 (LIXIL BOOKLET)

  • LIXIL出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (84ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864805230

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  • 箱根のホテルと言えば、富士屋ホテルが有名だ。何しろ1878年に箱根・宮ノ下で開業した老舗だ。



    【公式】富士屋ホテル (fujiyahotel.jp)



    そんな富士屋ホテルを支える人々がいる。営繕(えいぜん)さんと呼ばれる施設のメンテナンスをしている。




    何かが必要になるとどこで買おうかと思うが、富士屋ホテルではすぐに買う都はならない。最初に営繕に相談することから始まる。




    修繕で一番多いのは床だ。その理由は、人の往来があれば床の修繕が必要になる。富士屋ホテルで本館のフロントやロビー周辺が痛みやすい。




    床の写真が載っているが、どこを修繕したのか分からないレベルの仕上がりとなっている。そうした細やかな作業が富士屋ホテルを支えていると言える。




    日頃知ることのない老舗ホテルの修繕。パラパラめくっていけるので、老舗ホテルだからといって緊張せずにすむ。




    一度泊まってみたくなったなあ。もうすぐ紅葉の時期だし「紅葉を見に行こうよう」と言うことで泊まってみてもいいなあと思う今日この頃であった。

  • ふむ

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著者プロフィール

1962年神奈川県箱根町生まれ。慶応義塾大学法学部法律学科卒。旅とホテルを主なテーマにノンフィクション、紀行、エッセイ、評論など幅広い分野で執筆している。2012年『ユージン・スミス 水俣に捧げた写真家の100日』で小学館ノンフィクション大賞受賞。著書に『箱根富士屋ホテル物語』(小学館文庫)『帝国ホテル・ライト館の謎』(集英社新書)『百年に品格 クラッシックホテルの歩き方』(新潮社)など多数。富士屋ホテル創業者・山口仙之助は曾祖父にあたる。

「2019年 『考える旅人 世界のホテルをめぐって』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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