きたきつねのゆめ (北の森の動物たちシリーズ)

著者 :
  • 絵本塾出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864840651

感想・レビュー・書評

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  • きたきつねが森で鹿や鳥、お母さんの夢を見る。その幻想的な様がなんとも言えない美しさだ。木版画の味わい!

  •  厳寒の北海道の山中。餌にありつけないキタキツネが夜の森で見たものは……?


     図書館本。
     キタキツネの目つきがものすごくリアル。
     凍てついた冬の夜の美しさ、凍てついて静まり返った空気を感じさせる表現力が圧倒的。

     内容は意外にファンタジーで、「マッチ売りの少女」みたいになったらどうしよう、と少しヒヤヒヤしてしまった。全然栄養取れないんだもの。

  • 「日曜美術館」を観て購入。
    手島さんは一冊の絵本を世に出すために、一年という時間をかけているそうだ。きたきつねの毛の一本一本や、樹皮の彫り込み、ふしぎなもりのうねるような線などから、その時間の厚みがしっかりと伝わってくる傑作だった。
    明快かつ幻想的なストーリーにも惹き込まれる。
    厳しい冬を乗り越えて、春も命も巡ってくる。そのことへの喜びと厳粛な思いが伝わってきた。

    • workmaさん
      自分も、「日曜美術館」を見ました!本書をまだ購入はしていませんが、いつか買う予定です!
      自分も、「日曜美術館」を見ました!本書をまだ購入はしていませんが、いつか買う予定です!
      2021/11/17
    • かおりさん
      コメントありがとうございます。日美、いいですよね。絵本作家さんが紹介される回はチェックするようにしてます。手島さんの本は今、入手困難なような...
      コメントありがとうございます。日美、いいですよね。絵本作家さんが紹介される回はチェックするようにしてます。手島さんの本は今、入手困難なようなのですが、図書館には置いてあるようなので今度借りてきたいと思ってます。
      2021/11/22
  • きたきつねが獲物を探しているとゆきうさぎを見つけます。追いかけ行くうちにふしぎな世界の中に入って行きます。色使いがまた素晴らしいですね。

  • 手島さんの筆致、色感、幻想、大地、生命の瑞々しさすべてに感動できる名作。
    本作でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。

  •  手島圭三郎「きたきつねのゆめ」、2015.3発行。幻想的な版画絵の世界が広がっています。

  • お腹を空かせたキタキツネがウサギを見つけて追いかける
    追いかけた先でウサギを見失う
    凍りついた木々の模様が動物に見えてくる
    シカ?、鳥、キツネの親子
    子供のころを思い出しているうちに朝になって、メスのキツネに出会う

    読んだのは福武書店のだけれど、登録が見つからないので

  • 北海道出身の版画家・絵本作家、手島圭三郎さんの北の森の動物たちシリーズ。夢から覚めたらそこは春の野だったなんて、動物たちの気持ちを言い当てているなぁと思う。人もそうだ、長い夢をみているかのような冬から目覚めるように春を迎える。(ちいさな帆)

  • 不思議な雰囲気がつまった絵本。

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著者プロフィール

北海道生まれ。『しまふくろうのみずうみ』では絵本にっぽん賞を、『きたきつねのゆめ』はボローニア国際児童図書展グラフイック賞を、『おおはくちょうのそら』はドイツ児童文学賞絵本部門ノミネート賞など、数々の賞を受ける

「2023年 『みずならのいのち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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