だれのものでもない岩鼻の灯台

著者 :
  • 絵本塾出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864840859

感想・レビュー・書評

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  • 人間にうち捨てられ、ひとりぼっちになった灯台は、ツンデレさん。寂しさをじっと堪えていました。住処を求めて次々にやってくるいろんな生き物たちに、「好きにすれば」とか言ってても、もう寂しくなくなって内心嬉しいのでしょうね。人間にも、こういう不器用なタイプ、いるなぁ。

  • 山下明夫 文 町田尚子 絵。
    お役御免になった古いひとりぼっちの灯台。
    行き場所のない生き物達の拠り所となる。
    誰かに必要とされる素晴らしさを教えてくれる。
    物語も絵も最高。

  • 使われなくなった岩鼻の灯台。しばらく経った頃、猫の親子が灯台にやってきます。次第にムササビ、カモメ、イノシシなどの生き物達もやってきて、いつの間にか岩鼻の灯台はそこに住むみんなの灯台になっていました。可愛くて良い物語ですが、タイトルが漢字のためか?なかなか手に取りにくい一冊です。

  • 何年も何年も海の向こうに光をおくっていた岩鼻の灯台。、しかしお役御免になって、寂しくて寂しくてすすり泣く毎日を送っていました。
    ある日、ちょっとおじゃましていいですか?とたずねてきたのは…?
    しずかな夜が懐かしいよ!とうそぶく灯台のほかほかの気持ちが伝わってきます。

    町田さんの絵も素敵だ。

  • 山下明生・文、町田尚子・絵「だれのものでもない岩鼻の灯台」、2015.12発行です。灯台守とともに沖行く船の案内をしてきた灯台、お役御免になってひとりぼっちになりました。だれのものでもなくなった灯台に、ある日のら猫一家がやってきて2階に間借りしました。そして、ムササビや猪の一家も~。灯台は随分にぎやかになりました(^-^)

  • 物語も絵もとてもいいと思う。1匹の子猫はウリ坊と並んでホタルイカをながめてるので、みんな仲良く暮らしてるんだなぁとほのぼのする。
    ただ灯台のつっけんどんな性格を表すための「すきにすれば」という言葉がすごく嫌。子供に読んであげて、その言葉を覚えてしまったら最悪。
    大人向きの絵本なのでしょうね。
    それ以外はとてもいい!

  • 灯台。

  • 今や灯台と言うそのものが、役目を終えてしまった感がありますが、灯台とは何だったのか、改めて考えさせられた絵本でした。

  • 2021.6.24 3-2
    2021.6.10 5-3

  • 灯台のツンデレな感じが、可愛らしい。
    町田さんの絵ととても合っている。
    影さえも必要とされるというのは素敵。

  • 返事はツンツンしているけど、うれしさが込み上げている岩鼻の灯台。
    青色の濃淡がうつくしい!

  • 山下 明生 (著), 町田 尚子 (イラスト)

  • 岩鼻の灯台は、ひとりぼっちになった。誰のものでもなくなり...。でも、そこに厄介になりたい動物たちが集まってきて、最後のホタルイカの光が美しく光る場面がきれいです。

  • 図書館より。

    ツンデレ灯台のお話。デレがないのか(笑)。
    大人向けなのかなぁ。

  • とっても良い絵です
    みんなの灯台、灯台はもう寂しくない

  • ホタルイカの光で青く輝く灯台の影が素敵。

  • 町田尚子さんの絵がとてもあたたかいタッチで優しい雰囲気が出ていて好きです.

  • 使われなくなった岩鼻の灯台。ある春の日、ネコの一家が灯台にやってきたことをきっかけに他の動物、鳥、魚…など生き物たちの住処になります。いつの間にか灯台は賑やかになっていました。様々な視点からの灯台の風景も美しい一冊です。(約9分)

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著者プロフィール

山下明生(やました・はるお)
1937年、東京に生まれ瀬戸内海の能美島に育つ。児童文学作家、翻訳家として活躍中。児童文学として『うみのしろうま』(理論社/絵・長新太/第11回野間児童文芸推奨作品賞)、『海のコウモリ』(理論社/絵・宇野亜喜良/第16回赤い鳥文学賞)、『カモメの家』(理論社/絵・宇野亜喜良/第32回日本児童文学者協会賞/第15回路傍の石文学賞)。絵本は『はんぶんちょうだい』(小学館/絵・長新太/第24回小学館文学賞)、『まつげの海のひこうせん』(偕成社/絵・杉浦範茂/第6回日本の絵本賞絵本にっぽん大賞)、『島ひきおに』(偕成社/絵・梶山俊夫)、『きつねのぼんおどり』(解放出版社/絵・宇野亜喜良)、『あふりかのあかいみち』(教育画劇/絵・しまだ・しほ)。翻訳に『バーバパパ』シリーズ(偕成社・講談社)、『カロリーヌ』シリーズ(BL出版)など、数多くの作品がある。

「2011年 『カワウソ村の火の玉ばなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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