とんでいったふうせんは

  • 絵本塾出版 (2019年9月24日発売)
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本 ・本 (40ページ) / ISBN・EAN: 9784864841528

感想・レビュー・書評

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  • 認知症になって記憶を少しずつ失くしていくおじいちゃん。
    でも悲しいだけじゃないんだと思えた。
    大切な人が認知症になったら、子ども達と一緒に読み返したい。

  • ぐっときます。

    生きていれば、「おもいでを思い出せなくなる日」がいつかはやってきます。おじいちゃんおばあちゃんかもしれないし、親かもしれないし、パートナーかもしれないし、自分かもしれない。そのとき周りで支える人間が、苦しくなるかもしれません。

    誰しもが経験する可能性があるけれど、どう心構えをしたらよいのか分からないものです。ですが、そんなときにこの1冊が多くの人の心を照らしてくれるように思います。

    それと同時に自分が今持っているふうせんを今のうちに何度も思い出そうと思いました。

    大切なひとを大切にしたいと思える1冊です。

  • 思い出がつまった風船を次々と飛ばしてしまうおじいちゃん。おじいちゃんは認知症。同じ話ばかりするようになる。でもおじいちゃんの風船はぼくが持っている。僕が話すよ。
    ※認知症だった母をぼくのような気持ちで受け入れられたらと思った。

  • ふうせん=思い出
    認知症のことを小さい子供が理解するのに役立つと思った。

  • 9歳1ヶ月の娘
    6歳1ヶ月の息子に読み聞かせ

    カラフルな風船が
    とってもキレイで美しい。

    思い出の風船

    素敵だな


    途中はウルウル。
    自分のおじいちゃんおばあちゃんや
    父や母のことを想ってしまう。

    私もたくさんの風船の話を聞きたいし、
    自分の風船の話をしたいな。


    娘は、わんちゃんが持ってる
    ひとつの風船が気になったみたい。
    どんなおはなしなんだろうね~

    私も気になる!

  • 歳を重ねると 沢山の思い出のふうせんをもっている。

    おじいさんは沢山持っていた。

    主人公の僕との思い出の共通の思い出は同じ色のふうせん。

    おじいさんのお話を聞くのが楽しみだったけれど

    段々おじいさんは 風船を手放して行ってしまう。

    認知症になっていく おじいさんの様子が 描かれた 絵本でした。



    こんなふうに 身内の認知症を受け入れていけると良いですね。

  • 読み聞かせする私が泣いちゃってつらかった。
    だいじなだいじな、風船のおはなし。
    大事に持っているつもりでも、するりと手から離れて飛んでいってしまう。
    主人公が叫ぶシーンに親は涙ボロボロ。4歳息子は、かろうじて理解しているかな、という感じ。

    「トシくんのだいじなふうせんは、黄色と赤色と銀色!」「えっちゃんがうまれた風船、ゆうくんと遊んだ風船、おじいちゃんと遊んだ風船、おばあちゃんと遊んだ風船」「パパと行ったポケモンセンターの風船と、ママとパン屋さんに行った風船もあるよ」

  • 認知症のおじいちゃんとの思い出のキープの仕方を風船で表現?
    大人が読んでもいいと思う。
    7分

  • 読み聞かせ。高学年。認知症と家族。

  • 夫が気に入りとても心に残ったと言っていました。3歳児にはまだ意味が完全にはわかっていないかなと思いました。歳をとることによる物忘れや認知症に身近な人がなったときに、この物語を思い出して、風船を次の世代に渡すというか、新しい世代に形は変わっても思い出が風船のように残っていると考えると、捉え方も、受け止め方も少し楽になる気がしました。

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