とんでいった ふうせんは

  • 絵本塾出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864841528

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  • 認知症になって記憶を少しずつ失くしていくおじいちゃん。
    でも悲しいだけじゃないんだと思えた。
    大切な人が認知症になったら、子ども達と一緒に読み返したい。

  • 思い出がつまった風船を次々と飛ばしてしまうおじいちゃん。おじいちゃんは認知症。同じ話ばかりするようになる。でもおじいちゃんの風船はぼくが持っている。僕が話すよ。
    ※認知症だった母をぼくのような気持ちで受け入れられたらと思った。

  • ふうせん=思い出
    認知症のことを小さい子供が理解するのに役立つと思った。

  • わたしのささやかな日常に鮮やかな彩りをくれた、当時住んでいたまちの小さな書店で、運命のように引き寄せられてしまったこの絵本。

    当時、わたしはご高齢の方の毎日をその人らしく暮らせるためのサポート職に就いていた。

    だからより胸に刺さったのかもしれないけれど。

    この絵本は、とある理由からたくさんの鮮やかな想い出の記憶が詰まったふうせんを、ひとつ、またひとつ、と時が経つに連れて失くしてしまうおじいちゃんと孫の男の子の切なくも暖かいストーリーになっています。

    男の子が幼かったころ、おじいちゃんにはたくさんの楽しい黄色のや時に哀しい青いふうせん、温かい赤いふうせんがあった。
    成長とともにカラフルに増えていくふうせんですが、ある日を境に飛んでいってしまって…
    悲しむぼくは…

    続きは本作を読んで確かめてみてください^^

    きっとふうせんは飛んでいってしまったけれど、ボクの心のなかにはずっと鮮やかに浮いていて
    のちの人生で向き合う逆境の中で、前を向けるようにそっと背中を押してくれるのでしょう。

    いまそばにいれるときに会いにいく。出来ることを後悔しないように。お揃いの記憶を集めよう。

    幼い頃に出逢いたかった絵本です!

    感謝を伝えたい大切なひとや出産、節目の子どもへの贈り物にも良さそうです^^

    一人でも多くの子どもたちに行き渡って欲しい。
    素敵な作品。

    (書籍情報:https://www.amazon.co.jp/dp/4864841527?th=1&psc=1&linkCode=ll1&tag=honnoakari-22&linkId=44e961f5c6c5662fdb880b30a40fe9b1&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl

  • 歳を重ねると 沢山の思い出のふうせんをもっている。

    おじいさんは沢山持っていた。

    主人公の僕との思い出の共通の思い出は同じ色のふうせん。

    おじいさんのお話を聞くのが楽しみだったけれど

    段々おじいさんは 風船を手放して行ってしまう。

    認知症になっていく おじいさんの様子が 描かれた 絵本でした。



    こんなふうに 身内の認知症を受け入れていけると良いですね。

  • 7歳児の感想:思い出のつまった風船がワンダフォー!
    主人公にとってのとっておきの風船は銀色


    大人・子ども問わず、心に響く本でした。
    たくさんの人に読んでほしい本。

  • 人は皆、思い出の風船を持っています。自分だけの思い出は自分だけが持っています。家族との思い出は家族皆んながそれぞれ持っています。おじいちゃんと僕との思い出は2人だけが持っています。だからおじいちゃんは長生きしているだけ沢山の風船を持っていましたが、だんだん風船を手放していきます。2人だけが知っていた思い出は僕だけが覚えいることになってしまいます。認知症のことを子供にもわかりやすく描かれた素敵な絵本ですね~

  • 本当に辛くなったらその時に考えればいい
    無意識の中に放り込んでおこう
    自分にはまだ分からない

  • ぼくは弟より思い出というふうせんをたくさん持っている。パパやママはもっとたくさんのふうせんを持っている。おじいちゃんは長く生きてきたから、もっともっとたくさんのふうせんを持っている。ぼくは、おじいちゃんの思い出のふうせんの話を聴くのが大好き。なのにある日、ふうせんがおじいちゃんの手をはなれてとんでいってしまった。認知症になってしまうおじいちゃん。大事な思い出も忘れてしまう。でも思い出や想いは誰かと共有することで未来に受け継がれていくもの。ぼくが覚えているから大丈夫。ぼくがおじいちゃんの分もたくさんの色のふうせんを受け取っているから。老いるというのは次の世代にバトンタッチしていくことなのかもしれないな。

  • 風船は男の子のものになった
    それを今度は、おじいちゃんに話してあげる
    なんてステキな
    なんて温かな時間でしょう

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