アイネクライネな我が回想

著者 :
  • 幻戯書房
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本棚登録 : 20
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864880206

作品紹介・あらすじ

電撃留学したドイツで出会ったふしぎなことば。感激家の老指揮者レーブラインの口癖「ぶんだば!」って?モーツァルトに「アイネクライネ」という曲はない?マーラーが「交響曲第五番」楽譜に記したなぞの言葉に、バッハ「カンタータ」のすばらしき歌詞とは?はたまたガンツ恐ろしきドイツ式自動車教習所に刑事ドラマにドイツ風たぬきうどんの味まで。オーボエ・指揮・解説・文筆とマルチに活躍する音楽家が42のドイツ語をもとに綴る滑稽洒脱な音楽文化エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • クラシック音楽好きで、ドイツ語をかじったことのある人なら、間違いなく楽しめる。(どっちも興味のない人には厳しい)
    9時45分がdreiviertel zehnとか、verlassenの使い方とか、そうだったそうだった、「大脱走」でもドイツ兵がverbotenを連発してたな、とか思い出し、懐かしかった。
    マーラーの楽譜の注意書きの話(マーラーの「厳格で神経質」な性格がよくわかる)、録音技師のすごい能力、バッハの曲と歌詞の関係など、著者だからこそ書ける内容も素晴らしい。
    ドイツ人が働く時間を延ばさず、きちんとゆったり長期休暇を取るというところ、福祉の手当は速やかに受けられるというところは、ホント、こうなってこその先進国だよな、と思った。

  •  本書はNHKの「ドイツ語講座」に連載されたコラムをもとに加筆したものとあるが、かつてこの講座を長く担当されていた小塩節氏というたいへん愉快な偉い先生を思いだした。
     著者である茂木氏の飄々としたところは、音楽家と独文学者、現代のドイツと古き良きドイツというようにジャンルと時代こそ違え、小塩先生と相通ずるところがあるように思う。これは一種の開き直りかもしれないが、またドイツのもつ良い意味での文化的伝統から滲みでるものなのかもしれない。

  • ドイツ語がわかったらもっと楽しめたと思う。
    軽妙な筆致には相変わらず引き込まれたが、読んでる途中で眠くなった(苦笑)。
    でも、まあ、読みたかったから、やっと読めてよかった、ということで。

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著者プロフィール

ミュンヘン国立音楽大学大学院修了(オーボエ専攻)。シュトゥットガルト・フィルを経て一九九〇年よりNHK交響楽団首席オーボエ奏者。九六年から指揮活動も開始。自ら企画も担当し、ときにはスクリーンに画像を投影しながら、さまざまな名曲を解説しつつ演奏するスタイルで全国的に活躍。「のだめカンタービレ」のクラシック監修やコンサートの企画・指揮でも知られる。指揮を岩城宏之、外山雄三、広上淳一、三河正典の各氏に師事。著書に『オーケストラ楽器別人間学』『くわしっく名曲ガイド』『音大進学・就職塾』『読んで楽しむ のだめカンタービレの音楽会』などがある。

「2018年 『オーケストラ楽器別人間学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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