メフィストフェレスの定理 地獄シェイクスピア三部作

著者 :
  • 幻戯書房
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本棚登録 : 31
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864880251

作品紹介・あらすじ

ダンテ×シェイクスピア×奥泉ワールド。シェイクスピア世界の住人たちが鏡の向こうで悪魔と出会う時、"地獄"の存在を揺るがす騒動が巻き起こる-初の戯曲スタイルで古典に挑む、謎と笑い鳴り響く文学の冒険。これまで劇場でのみ入手できた上演脚本を大幅改稿した決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 才人奥泉氏は戯曲まで手がけるんだなあ。私は演劇にはうといので、これが上演されたらどんな感じなのかはよくわからないが、読むだけで十分面白い。

    シェイクスピアの悲劇「リア王」「マクベス」「ロミオとジュリエット」の登場人物たちが地獄に落ちている、という設定の(基本的には)喜劇。「リア王」の悪役、ゴネリルとリーガン姉妹による丁々発止の掛け合いが強烈だった。

  • 東京シェイクスピア・カンパニーのために書き下ろされた戯曲3本を纏めた戯曲集で、元になっているのはそれぞれ『リア王』『マクベス』『ロミオとジュリエット』。
    出来上がった戯曲はミステリ的な要素も含みながら、皮肉とブラックユーモアで笑わせる内容になっている。特に『ロミオとジュリエット』を元にした『無限遠点』は読んでいて吹き出すこともしばしばあった。
    3本の戯曲は緩やかに繋がっているので、頭から順番に読んだ方がいい。

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著者プロフィール

1956年山形県生まれ。1986年に『地の鳥 天の魚群』でデビュー。1993年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、1994年『石の来歴』で芥川賞、2009年『神器』で野間文芸賞を受賞。

「2018年 『夏目漱石 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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