東十条の女

著者 :
  • 幻戯書房
3.00
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 21
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864881449

作品紹介・あらすじ

博覧強記、舌鋒鋭い評論家であり、芥川賞候補に二度選出された小説家・小谷野敦。文学界待望の新しい短編集が刊行される。表題作、新聞文芸時評で高い評価を得た「細雨」に加え、「潤一郎の片思い」「ナディアの系譜」「紙屋のおじさん」「『走れメロス』の作者」を収録。私小説のみならず、ユーモア・スケッチ、史実を扱う懐の深い作品集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 東十条が地元でして、なんだこれはと手に取りました。
    こんな何もない町をタイトルにしてくれるなんて、とちょっとウキウキワクワクしました。

    表題作は実話のようですが、ご自身の性生活をちょっと自慢したいような気持ちで書かれたのかなという感想しか湧かなかったです・・・。
    文学的な知識がまるでなく、のほほんとした雰囲気の小説が好きな(というかほとんどそれしか読まない)私にとっては何を伝えたかったのかまるで分らなかったし、他の話もちんぷんかんぷんで結局数ページでリタイアしました。

    なので星は付けないでおきます。

  •  女性遍歴を描いた表題作が、かなり辛辣で関係者が見たらぎょっとするのではないかと思うほど踏み込んだ表現で読んでいてハラハラした。今の奥様が見ても腹を立てないのか心配だ。そういった表現者であるという前提での結婚なのもしれないが、そういった前提であっても有耶無耶になってしまいがちなので、やはり心配だ。

     馴染みのない文学者が主人公の小説は、事前に『文豪の女遍歴』をよく分からないながら読んでいたお陰で、なんとなく様子が理解できる気がした。

  • ほとんどブログなどで読んだものだったがファンなので買った。

  • 古式豊かな小説。なんだけど。どうしてこんなに読んでてしんどくなるんだろう。ゲッソリするのは自分の苦手なところをごっそりと持ち出して目の前に並べてくれるからか。そして、文体がどうも相性が良くないようだ。相性の問題なんだが、どうにも。やれやれ。これがいい人はいるはず。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1962年茨城県生まれ。本名読み・あつし。東京大学文学部英文科卒。同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。1990-92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。学術博士(超域文化科学)。大阪大学言語文化部助教授、国際日本文化研究センター客員助教授などを経て、文筆業。文芸批評、小説、演劇、歴史、男女論などフィールドは幅広く、独自の「男性論」を展開。また、論壇・文壇のもたれ合いへの鋭い批判も行なっている。著書に『夏目漱石を江戸から読む』(中公新書)、『江戸幻想批判』『リアリズムの擁護』(新曜社)、『〈男の恋〉の文学史』(朝日選書)、『もてない男』『バカのための読書術』(ちくま新書)、『日本売春史』(新潮選書)、『退屈論』(河出文庫)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『恋愛の昭和史』(文春文庫)など多数。小説に『悲望』『童貞放浪記』(幻冬舎)、『美人作家は二度死ぬ』(論創社)。

「2018年 『江藤淳と大江健三郎 戦後日本の政治と文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小谷野敦の作品

ツイートする