- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864910125
感想・レビュー・書評
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国民的なアニメ「機動戦士ガンダム」。実はその世界はサラリーマンが生きる企業社会の縮図そのもの!?そしてサラリーマンは量産型の「ジム」である!?将来、就職について考える上でぜひ!読んでほしい本です。【中央館2F 159.4/TU】
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タイトルに惹かれて読んでみた。一般人(ジム)が無理をして特別な人(ガンダム)を目指すことなく、一般人で活躍できるスキルを目指すべきであることを書いてある本。確かに、いろいろな本や雑誌、メディアの情報に触れると自分が特別な人間になれるのではないかと言う錯覚に陥るときがある。早くそれに気づき、自分のできる範囲で生活を拡充する方が良いというのもわかるが、ある程度は特別な人を目指さないと成長もないのでは?とも思ったりした。
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知り合いの方に勧められて。
中々に面白かった…捩込まれるガンダムネタにフフッとなりながらも納得できる部分もあり。
寧ろジムでいたい私としては、ジムとして生き残るためのポジショニングについての文に「ああ…」って唸ってしまいました。人間関係とか派閥とかってムズカシイヨネ……
さあこれからも日々ジムとして働きますよー。 -
同じ世代と言うことも有り、読みやすい。アラフォー世代への応援歌だな、これは。ヤル気スイッチが入るよ。
今、アラサーの人も読んでおくと良いだろう。 -
常見陽平がガンダムになぞって同世代に送る働き方のメッセージ。
これはとても深く考えさせる一冊。僕達は決してエースのガンダムではなく名もなき一兵卒のジムである。だが決してそれを悔しく思いひたすらにエースを目指す必要はない。いかにジムとして生き延びていくかを作者は書いていく。
確かに今の世の中はすごい人にならなきゃいけない、やりたいことして自己実現しなきゃいけないという強迫観念に駆られすぎていると思う。もっと地道でいい、やりたいことや天命なんて後からついてくる部分もあるのだと私も思う。
そういったメッセージをガンダムという同年代に最も響くものを通して書いているのがいい。だが、ただのイロモノ的な本ではなくて、ちゃんとしたデータや豊富な参考文献によってしっかりと書かれているのがまたいい。
同年代にも若い人にもぜひ勧めたい。こういう本が本当のビジネス書なのだと思う。 -
リクルート出身の人材コンサルタント・常見陽平(1974-)による若手社員論。
一言で言えば、「自分は優秀とみんな思ってるけど、圧倒的多数は凡人なんだから、自覚して働き方を考えよう」ということ。
そんなことはわかってる。 -
●:引用、他:感想
「「やりたいこと」がわからない人たちへ 」、「社畜のススメ」、「仮面社畜のすすめ」(読書順)、と似た内容に思えた。
●期待されていること、できることで仕事をする・・・p126(やりたいことにこだわらない/仕事を適度に面白がる/戦略的おっさん化、おばちゃん化のススメ/「評価」もいいが「評判」も)
ただ、こんな時代だからこそ、ビジネスの基本に立ち返りたい。期待されることに、まずは応える。(略)自分に期待されていること、得意なこと、楽勝で高い評価を出せることで勝負することである。(略)自分では自信が持てなくても、あなたが相対的に得意な仕事はあるはずだ。それを周りが期待する仕事になるようにすりあわせることが必要だ。ただ、一つヒントになるのは、頼まれた仕事は天職だということだ。よっぽどの誤解がない限り、人が頼む仕事というのは、あなたなら少し努力すればできる仕事、あなたに期待している仕事ということなのだ。(略)やりたいことだけにこだわって仕事をしてはいけない。やりたいことが見つからずに焦ってもよくない。(略)別に年をとったからといって必ず「やりたいこと」が決められるわけでもない。決まらない人は決まらない。(略)まずは、期待されていること、できることで仕事をする。そこから始めるので十分ではないだろうか。期待されていること、できることというのは、まさにあなたにお金を払ってでもやってもらいたいと周りの人が思っていることなのである。
●戦記を書く・・・p147
●自分の人生戦略を考える・・・p155
●「帰れるところ」を作る・・・p185 -
【読書その223】母校一橋大学の先輩であり、リクルート、玩具メーカー、コンサルティング会社を経てフリーになり、現在雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆されている、常見陽平氏の著書。
ツイッターでもフォローさせていただいているが、本書は本当に面白かった。
普通のサラリーマンの在り方を、ガンダムのジムを例にしながら考えた本。最近つくづく自分はガンダムじゃないと思う。でも、ジムにもなれているのだろうか。胸に突き刺さる内容。 -
私達サラリーマンはガンダムではなく、量産型のジムである。共感できる部分が多かった。ジムだからと言っても悲観することなく、ジムはジムなりに期待された仕事をやり遂げよう。
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なかなか本質を着いていると思った。
多くの人間、特に中途半端な成功体験がある人間にとって、自分がガンダムではなくジムであるということを受け入れるのは、かなり辛いことである。
自分自身、ガンダムとまではいかなくとも、ジムではないナニカと思っていた。
ジムであると気付いたのは、本書がいうような勘違いによる転職と分かりやすい失敗を経験したからである。
ただ、自分がジムであると自覚したからこそ見えてくることもたくさんあるし、それを前提としたキャリア設計・人生の戦略というものもある。
世の中の90%くらいの人は理解していて良い考え方と思う。