- 本 ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784864910743
作品紹介・あらすじ
結成早々にしてウルトロンの脅威に翻弄されたマイティ・アベンジャーズ。司令塔であるアイアンマンを欠きながらも薄氷の勝利を収めた一同だったが、休む間もなく新たな脅威が降りかかる。「ベノム」の雨となって!寄生生命体シンビオートとの死闘を皮切りに、予測もつかないストーリー展開で読者を圧倒するマイティ・アベンジャーズシリーズ第2弾、ついに登場!
感想・レビュー・書評
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記録
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バグリーの画は正直今やクラシックに過ぎるがまさかの3連続見開きには驚いたし、その絵柄がまた過去編にちょうど合う。ベノム騒動もスクラル問題もなんでも自分1人で片付けようとするのがいかにもトニーで、今巻「アイアンマン&アベンジャーズ」といった趣きがある。
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<<ベノム>>の雨―などというあらすじで紹介されるマイティ・アベンジャーズ誌。表紙にもあるベノムだらけの状況がどう解決されるか…なんてことに期待してしまうと簡単に終わってしまい拍子抜けするだろう。正直この部分はもっと色々見たかったというか、せめて戦闘シーンだけでも長めに描いてほしかった。
むしろそこから始まるその事件と大きくかかわる人物との対決こそが本作のメインだ。ニューアベンジャーズが大勢にヴィランとそれを束ねる新進気鋭のリーダーとの戦いを描くのに対し、こちらは古参の大物ヴィラン一人との対決である辺り、同時展開する二誌で異なる魅力を楽しめるのが良い。
シーンとしては一瞬だが、設定の中にニューアベンジャーズ誌との関係性が色濃く出てくる。前巻『ウルトロン・イニシアティブ』の終末部分でトニーのもとを訪ねたスパイダーウーマンの伝えた事実によって変化するトニーの心情が見ものだ。そもそも今巻は前巻活躍できなかったからか、トニーがメインで活躍する話となっているのでトニーファンは期待してほしい。
なお、作中に三つの時代が表現されるのだが、時代ごとに画風を変えているのが特徴的で見ごたえある。とくに中世の描き方は妖艶なテイストで仕上げていてとても興味深かった。
著者プロフィール
ブライアン・マイケル・ベンディスの作品





