デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース (MARVEL)

  • ヴィレッジブックス
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本棚登録 : 84
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864911047

作品紹介・あらすじ

無数の存在する多次元世界。その一つ一つに固有の物語が存在する。数ある世界の中には、無敵のマーベルヒーローが無残な最期を迎えた世界も少なくない。そして、ここにもそんな世界が二つ…。一つは、デッドプールが己が存在の真の意味を見出した世界…。そしてもう一つは、パニシャーがヒーロー達への復讐に駆られた世界…。デッドプールとパニシャー、二人の怒りの前に、マーベルユニバースは崩壊の時を迎える…。マーベルヒーローは皆殺しだ!コミックスの常識を遙かに超えた内容で大反響を呼び起こした二つの問題作が奇跡のカップリング!

感想・レビュー・書評

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  • マーベル衝撃の作品。ブラックジョークに満ちたデッドプールと哀しさに覆われたパニッシャーを一緒にして刊行した、ヴィレッジブックスヤバい。パニッシャーのヒーロー批判は、何かと正義を掲げて人を殺すアメリカの皮肉にもとれる。

  • デップーとパニシャーが、マーベルのヒーローからヴィランまでをただひたすらに殺しまくるというお話。

    ハチャメチャなデップーよりは、切実なパニシャーの方がグッと来る感じですな。
    まあ、あんまりにも強すぎだろうというのと、ちょっと、ネタ的に古いという気もしますが。しかし、非難ではなくて復讐まで突き抜けていっちゃうところがアメリカンな感じです。

    アメコミって、読みにくいものも多いけど、デップーの翻訳されているのは、みんな読みやすい感じです。

  • 「キルズ・マーベルユニバース」などと物騒な名前の付く通り、マーベルキャラクターの皆殺しを目論むデッドプールの話。インパクト抜群の表紙の通り、とてもインパクトの強い内容だ。
    日本版ではアイデア元となった「パニッシャー」の「キルズ・マーベルユニバース」が同時収録されているが、共通して魅力となるのが、「強力なマーベルキャラクターをどのような手段を用いて殺害するか?」という点だろう。普段は頼もしいキャラクターたちなだけに、無残に殺されていく姿はそれはそれで面白い。ただ、デッドプールならばそれをコミカルに描くことも可能だろうに、あえてなのかそうでないのか、あまりそうは見えないので作風が合わない人も多いように感じる。
    むしろ魅力的だったのは同時収録のパニッシャーの方である。凶行に走る原因はオリジナルのパニッシャーのオリジンをほんの少しずらしただけなのでパニッシャーというキャラクターがわかっていればすんなり受け入れられる。また、普段からヴィランを容赦なく殺害するキャラクターであるが故、ヒーロー殺害の時の方法論も違和感がない。そして本作限定の設定としてデアデビルを絡ませることによって、パニッシャーの内面描写もちゃんと深めているのだから隙がなく面白い。邦訳パニッシャー作品は少ないので、パニッシャーファンならばぜひ読んでほしい。

  • パニッシャーに興味が出たためにタイトルを見て購入。最初デッドプールばかりであれー?となりました。
    やり方そのものがいいかどうかは別として、パニッシャーさんの方はその行動理由等を見てヒーローに付いて考えるものがありました。また、結末がとても切ないお話でした。

  • ヒーローが皆殺しにされる話が2作品収録されたある意味悪趣味な本。とは言ってもただの悪趣味ではなくてそれぞれヒーローやコミックスのあり方そのものに根ざした悲劇の話でもあるので、ヒーローがあの手この手で殺されていくのを単純に楽しむのもよし、物語の中で浮かび上がってくるシリアスなテーマについて真剣に考えるのもよし、一粒で二度美味しい本であるのは間違いない。

  • メタネタ盛りだくさんの『デッドプール』編と、意外なドラマ性を見せる『パニッシャー』編。
    パニッシャーは、「なんでそんなに強いんだよw」とツッコまざるを得ませんでした。
    デッドプールが、「ウルヴァリンの不死性の源は、その能力にあらず、人気だ」と喝破したのが本編最大の見どころだったかもしれませんw

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著者プロフィール

●カレン・バン[作]……『デッドプール VS. カーネイジ』『デッドプール:バック・イン・ブラック』(以上小社刊)などデッドプール誌を多く手掛けるライター。ホラー系の作品を得意とする。

「2022年 『リターン・オブ・ザ・リビング・デッドプール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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