時計仕掛けの恋人 (ヴィレッジブックス F ス 10-1)
- ヴィレッジブックス (2014年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864911726
感想・レビュー・書評
-
金曜の夜。仕事帰りに立ち寄ったバーで、ジョージは魅惑的な美女に目をとめる。それは20年間行方知れずだった大学時代の恋人、あれ以来決して忘れることのできない女だった―。ある事件を境に姿を消したかつての恋人と再会し、助けを求められたジョージ。関わるべきでないと知りながら否応なく引き込まれるうち、彼女の関係者が何者かに殺され、いつしか自らも恐るべき罠にはめられてゆき…。
話題の著者のデビュー作。途中まではスリリングなのだが、後半、失速。残念。訳者あとがきが楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
好きな作家さん。それぞれミランダ、ケイト、アリス主人公の作品が素晴らしかったが、やはりデビュー作は荒削りと言うか、登場人物の個性が際立たない。ひたすら過去の恋人に翻弄され続けるおボンボンなジョージ。何度、煮湯を飲まされても挫けない強い想いは逆にコメディかと思った。最後もオチとしか思えなかった。本当は☆2.5。
-
大学時代に交際した魅力的な彼女と20数年後に再会する。
ワケアリな彼女のことを主人公はずっと思っていて、恋人がいる現在もふとした拍子に思い出すくらいだ。
そうして、ワケアリな彼女の奇妙な依頼に応えることになる。
主人公の過去(彼女とつきあっていた時代)の回想と、現代を交互に繰り返すのだが……。うん、この作品は主人公に「おいばかやめろ」「なにしてるんだ」と突っ込むための話なのかなって思うくらい、主人公がすごい。
ワケアリの彼女に利用されていることを理解しつつ、どんどん泥沼に突っ込んでいく主人公。読者はその背中をハラハラと見守ることしかできない。
そして衝撃のラスト。「マジで」ってなった。 -
2019.02.07読了
そしてミランダを殺すがとてもおもしろかったので、他作が読みたくなって購入。
最後がスッキリしなかったです。私に読解力が足りないということで、納得するしかないのでしょうがやはり最後までリアナと対決してほしかった。
ほぼ答えは出ていたけれど、正解を確実なものにして終えて欲しかったです。
ネタバレになるのは嫌なので、この辺で終わりますが、結末までのアプローチはよく考えられていておもしろかったので、結末の好き好きで★4つか★3つで悩むところです
なんだかんだ言っても、作者の新刊が出たら必ず購入すると思います