AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND1 (MARVEL)

  • ヴィレッジブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864912266

作品紹介・あらすじ

かつて地球を滅亡の淵に追いやったフェニックス・フォースの再襲来が確実となった。人類保護のため、徹底殱滅を叫ぶアベンジャーズに対し、X‐MENのリーダー、サイクロップスは、死と再生をもたらすフェニックスに、ミュータント復興の希望を託す。フェニックスへの対処法を巡って真正面から対立するアベンジャーズとX‐MEN。その緊張が全面衝突へと発展するのに時間はかからなかった。二大ヒーローチームがかつてない規模で激突する、ヒーローバトル超大作、ついに日本上陸!

感想・レビュー・書評

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  • 各々の立場と思惑、それを無視して迫り来るフェニックスのタイムリミット、加えて『Xサンクション』が両陣営に与えた影響と、激突に至る理由は整えてあるものの、そうは言ってもヒーローらしからぬ行動に誰にも感情移入しづらくはある。ヒーローコミックの枠を超えた社会派の域をという狙いならわからなくもないが、読んで楽しいかはまた別問題だろう。

  • アベンジャーズVSX-MENというど真ん中直球のタイトル通り、二大ヒーローチームの衝突が描かれる作品である。長い間苦境に立たされていたX-MENチームが見出した希望が世界全体の絶望になりえるものとして止めに入るアベンジャーズ、といった構造自体は非常にきれいにハマっている。フェニックス・フォースの危険性も作中でしっかり描かれているので、本作単体でも展開を理解できるレベルに収めてくれているとは思う。

    …しかし、本作に対する全体的な印象は「理屈はすとんと落ちるが感情的には全然納得できない」といった感じだ。というのも、展開のほとんどにおいて描写されるキャラクターはほとんどがそれぞれのチームの指導者、キャプテン・アメリカとサイクロップスが中心となってしまい、彼らに従っている人々の気持ちはほんの一瞬しか描かれない。その上彼ら二人の判断や行動が極端に見えるから始末が悪い。そういう意味ではシビル・ウォーよりはるかに納得しにくいかもしれない。アイアンマンの今回の事態への見方がシビル・ウォーを踏まえたものになっているあたり(その点は非常に魅力を感じる)、そこをわざとやっているような節もあるので、2巻でどう収拾をつけるのか気になるところ。

    なお、邦訳でなかなか姿を見られないノバやモードックの活躍が見られる辺りは魅力的だ。

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著者プロフィール

●ブライアン・マイケル・ベンディス[作]……『アルティメット・スパイダーマン』『ニュー・アベンジャーズ』『シークレット・ウォーズ』などの人気タイトルを手がける売れっ子ライター。

「2023年 『インビンシブル・アイアンマン:ザ・サーチ・フォー・トニー・スターク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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