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- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864913539
感想・レビュー・書評
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かわいそうすぎない!?と思うのも作者の思惑通りか。2冊丸々楽しんだしそもそもハルクが満たされたらハルクじゃない点納得の展開ではあるが、「ワールドウォー」の準備も透けて見え、会社の方針が第一優先のアメコミの無慈悲も感じる。
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ハルク誌におけるストーリー展開「プラネット・ハルク」の後編を掲載した一冊。解説書にもある通り、異星での出来事であるが故、展開から結末までしっかりと収束している。
わかりやすい悪の皇帝の圧政に対して、暴力的なハルクが仲間とともに反逆していく姿勢にカタルシスを感じないわけがないのだ。そういう単純な図式だけにとどまらず、叙事詩的に語られる「救世主」と「世界の破壊者」のどちらになるのか…という構図が組み込まれた結果、一層味わい深い雰囲気を作りだしてくれているのだ。
このクライマックスが『ワールド・ウォー・ハルク』につながる。そちらを読んだことのある人も、これから読もうとしている人も絶対にこれは読んでおいた方が良い。ハルクの力の源である「怒り」を、読者にとっても読むエネルギーにするために。
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