- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865000535
作品紹介・あらすじ
障害児殺しの母親の減刑嘆願に異議を申し立て、養護学校の義務化に反対し、川崎バス闘争を闘ったその主張の真意は何か。優生思想を巡ってどのように考えフェミニズムの運動と何を論争したのか…人生の最期の瞬間まで私たちに課題提起を行い続けた、脳性マヒ者、横田弘。その80年の生涯の実像に迫る!
感想・レビュー・書評
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横田さんと立岩さんの対談、よかったです。
もうお二人ともご存命ではないですが、貴重なやり取りで臨場感もあり、内容もいつまでも薄れないなと思いました。対談で、違うとストレートにぶつけているからこその、深掘りされた話が本当にいいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【版元】
A5判並製
256頁
本体2200円(税別)
ISBN 978-4-86500-053-5
何故、障害児殺しに対して異議申し立てをしたのか。養護学校の義務化に反対し、川崎バス闘争を戦った彼らの主張の真意は何か。優生思想を巡ってどのように考え、フェミニズムの運動と何を論争したのか…人生の最期の瞬間まで私たちに課題提起を行い続けた、脳性マヒ者、横田弘。その80年の生涯の実像に迫る!
【参考】
〈http://www.seikatsushoin.com/bk/153%20aitoseigi.html〉
〈http://www.arsvi.com/b2010/1603yh.htm〉
【目次】
まえがき [立岩真也] 003
第1章 喜寿のお祝い [臼井正樹]
1 はじめに 014
2 青い芝の会による運動の成果は何か 016
3 神奈川での活動はなぜ継続したのか 022
4 行動綱領で何を伝えようとしたのか 024
5 何をもとに行動綱領を書いたのか 025
6 まとめにかえて 027
7 エピローグ 028
第2章 横田弘の生涯 [臼井正樹]
1 横田弘との出会い 031
2 横田の出生 033
3 母親の死と詩作をとおして 037
4 障害者との交流 039
5 マハ・ラバ村 041
6 障害者殺しへの怒り 045
7 青い芝の会 横塚の理論と横田の思索 049
8 戦いは続く(その1) 058
9 戦いは続く(その2) 060
10 晩年の横田 066
11 おわりに 069
第3章 対談1 二〇〇二・七・二八 [横田弘×立岩真也]
身上調査――三〇歳まで 074
なんで青い芝? 087
七〇年のこと 091
いないほうがよい、か 094
運動の続け方 099
行動綱領まで 106
第4章 障害者運動と地域福祉計画 [臼井正樹]
1 はじめに 130
2 『障害者殺しの思想』から『私的所有論』まで 131
3 当事者性の限界と普遍化 133
4 障害者福祉と地域福祉 134
5 地域社会としての政策形成過程 136
6 地域福祉計画と地域福祉活動計画 140
7 地域福祉計画を社会計画とするために 144
8 まとめ 150
第5章 障害者と地域 [臼井正樹]
1 はじめに 158
2 コミュニティとは何か 161
3 コミュニティの出発点 163
4 コミュニティに関する仮説 165
5 都市と社会の原型 167
6 都市における社会の変容 165
7 アソシエーションの登場 171
8 まとめにかえて 174
9 若干の補足 176
第6章 対談2 二〇〇八・一・二二 [横田弘×立岩真也×臼井正樹]
一九八〇年頃 178
住み処のこと 183
「若い障害者」のこと 188
行動綱領 191
行動綱領・再度 195
怒ること・けんかすること・希望があることにすること 200
第7章 横田弘と生命倫理 [臼井正樹]
1 問題の所在 215
2 問題の起点 219
3 課題の拡散 223
4 もう一つの優生思想 226
5 まとめとして 229
初出一覧 231
あとがき(臼井正樹) 232
文献表 i