岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。

制作 : ほぼ日刊イトイ新聞 
  • 株式会社ほぼ日
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本棚登録 : 1781
レビュー : 151
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865014228

作品紹介・あらすじ

2019年7月30日発売。
任天堂の元社長、岩田聡さんのことばをまとめた本です。

ほぼ日刊イトイ新聞に掲載されたたくさんのインタビューや対談、そして任天堂公式ページに掲載された「社長が訊く」シリーズから重要なことばを抜粋し、再構成して1冊にまとめました。

天才プログラマーとして多くの名作ゲームを生み出し、任天堂の社長としてニンテンドーDSやWiiなど革新的なゲーム機をプロデュースした岩田聡さんの、クリエイティブに対する思いや経営理念、価値観、ポリシー、哲学などが凝縮された本です。

岩田聡さんを誰よりも深く知っている、任天堂の宮本茂さんとほぼ日の糸井重里の特別インタビューも収録。「岩田さん」を、盟友のふたりがたっぷりと語ります。

かわいい「岩田さん」のイラストは100%ORANGEさん、ブックデザインは名久井直子さんにお願いしました。

「ゲーム人口の拡大」というテーマを掲げ、世界中のゲームファンとゲームクリエイターに愛された、岩田聡さんのことばが、本のかたちでたくさんの人に届きますように。

感想・レビュー・書評

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  • 『世界中のゲームファンとゲームクリエイターに愛された任天堂元代表取締役社長の岩田聡氏』
    その世界では、かなり 有名な人なんだろうけれど、ほとんどと言っていいぐらいゲームはやらないし、我が子にも与えなかった私には、岩田さんがどんな人なのかなどこの本を手に取るまで知りもしなかった
    しかし、巻末の略歴を見て、唯一「脳を鍛える大人のDSトレーニング」だけは、夢中になったなあと思い出した
    あれも岩田さんが携わられたのかと思うと、親近感が湧いてきた

    岩田さんが書かれたのではなく、ほぼ日新聞で語られた言葉を再構成し、一冊の本にまとめたものとのこと

    高校時代のエピソード、大学時代のアルバイトの延長のようにHAL研究所に就職・・・どこかアップル社を創設したスティーブ・ジョブズと重なって見えた

    ゲームファンの人なら随所に出てくるゲームとそれが誕生するまでの経緯が楽しいのではないだろうか
    私はチンプンカンプンだったが

    終始一貫して流れる「他の人、それはお客さんであり、仕事仲間であり、発注者かもしれないが、とにかく周りの人が喜んでくれるのが好き、周りの人が幸せになるのが自分のエネルギー」と言い切る仕事へのスタンス
    社長になって、始めた社員との面談につながっているのだろう
    社員との面談の第一声は、「あなたはハッピーですか?」

    「人は全員違う。そして、どんどん変わる」
    「現状否定するのでなく、今よいとされているやり方が本当に正しいのか、変わっていく周囲の物事に敏感であるようにしむけていく
    「自分以外の人たち、別の価値観と意思を持って動いている人に敬意を持つ」
    など、頭ごなしでなく、とても謙虚な姿勢が至る所に伺われる

    こんな上司の下で働くことができる社員は、ハッピーで、持っている力を存分に発揮できるだろうと思った
    巻末に掲載された奥様から提供された岩田さんの写真の笑顔が、岩田さんの人柄を物語っているかに思えた


  • 「あなたは今ハッピーですか?」
    岩田さんは、一対一の面談をする際には、必ず最初にこのことを質問されるそうだ。面談とは緊張するもの。まして、上司との面談は用意したことしか話せなくなる人もいるだろう。

    人は自分が楽しんでいることを話す時に、気分が良くなり、どんどん話をしたくなる。そこから部下の考え方を読み取っていく。
    話しやすくするきっかけを上司が与えることってすごく大切なのだと思う。

    この本を読むまでの、岩田さんの印象は、任天堂の元社長であり、ニンテンドーダイレクトで「直接」新情報を届ける、笑顔が似合う紳士だった。
    その笑顔はどこから来るのだろうか、そもそも岩田さんがどんな方か知りたくて、この本を購入。

    本を読み進めていると、その文体の柔らかさからも、岩田さんの優しさが伝わってくる。
    自分の考えを述べられるときは、「これは私の考えなんですが」と前置きされる。
    宮本さんや糸井さんの考え方を語られる際にも、「こう見られるけれど、実はこういうところがあって」と、人の深いところまでしっかり観察して、良い点を評価されている。

    読んでいて、納得と共感の嵐でドッグイヤーだらけになってしまったが、特に気に入ったフレーズは、P82の「才能とは、「ご褒美を見つけられる能力」のこと」だ。

    どんな辛いことがあっても続けられるモチベーションというのは、見返りがあってこそ。その見返りを他人や環境に求めるのではなく自分の中で割り切れる能力。それが「ご褒美」なのだ。
    私にとってのご褒美とはなんだろうか。

    自分も岩田さんみたいになれたらな、と感じたが、きっと岩田さんはそう思っていらっしゃらなくて、「自分なりに工夫してください、ただしアドバイスならいつでもしますよ。」多分、そう背中を押してくださるだろう。うん。そんな気がする。

  • 任天堂の元社長で、2015年7月に亡くなった岩田聡さんが残した発言を再構成し、関わった人々によって「岩田さん」がどんな人であったかが語られている。

    もしかすると、「任天堂を率いた伝説的凄腕プログラマー」として、過去の偉人のような語り口で構成することも出来たかもしれないが本書の趣旨は全く違っていた。

    「岩田さん」がどんなふうに考えて任天堂の社長を務めていたか、関わる人々に対して何を考えていたかという極めて人柄にフォーカスした内容になっている。

    そのため自己啓発本やビジネス本では無く、本当に岩田さんを好きな有志が、「岩田さんを形にして手元に置いておきたい!」。そんな思いで作った本だと思う。

    読んでいて、特別に燃え上がるものがある訳ではなかったが、心の中が少し暖かくなるような心地良さがあった。

    安らかに。

    最も印象に残った言葉は、
    「仕事が面白いかどうか」というのは、「自分がなにを楽しめるか」という枠の広さによってすごく左右される。

  • 僭越ながら、、、これは本当に名著だと思いました!
    経営に必要な様々な視点を学べました
    再読しようと思います
    ・「優先順位をつける」
     – 「何を『やらない』と決める」
    ・「いちばん問題になっているボトルネックを見つける」
     – 手を動かしていたほうが安心するが、いちばん問題になっているボトルネックをちゃんとわかってから行動する
     – 所詮仮説に過ぎないが、「ここがボトルネックになっているはずだから、これをこう変えれば全体がこう良くなるはずだ」という行動する
    ・「自分以外の人に『敬意』」を持てるかどうか

  • 55歳という若さでこの世を去った任天堂の元社長、岩田聡さんの言葉をまとめた一冊。とてもとてもよかった。岩田さんといえば、ニンテンドーDSやWiiといった革新的ハードの立役者として知られる一方で、その人柄から多くの人に愛され親しまれた経営者でもあった。本書を読むと、人をハッピーにすることに生き甲斐を感じる天賦の才に加え、エンジニアとしても優秀な論理思考を併せ持つ人だったことが改めてわかる。マリオやゼルダの生みの親である宮本茂氏と、ほぼ日の糸井重里氏という二人の親友から語られる岩田さんの人物像も胸に染みた。

  • 久しぶりの読書。
    ほぼ日のフィルターを通してみるビジネス書というのも読みやすいなと感じた。
    他の本と違い、文章が優しいというか尖ってないと感じる。
    自分とは全く考え方が違う人なのだけど見習いたいところはたくさんある。
    ちょっとつまみたいなと何度も立ち読みしたい本だなと思った。

  • 任天堂の岩田さんの言葉がまとめられた本。任天堂のゲームには岩田さんの哲学がすごく息づいているんだと改めて思った。コントローラーはリモコンであるべきって、その気づきめちゃくちゃすごくない?

  • 任天堂の元社長 岩田聡さんのインタビュー集のようなもの。
    ハードとソフトを開発するメーカーという意味では同業なので、
    発言がとてもリアルに感じられたところがありました。

    もともとの能力がすごく高いのは間違いないけど、
    そこにまったく甘んじないというか、自身をきちんと客観視した上で
    過大評価も過小評価もせず、それに加えて謙虚さを持ち合わせる人。
    そして、ゲームという手段で本当に真剣に人を幸せにしようとしていた人。

    岩田さんが生きている未来も見てみたかったな、って
    これ世界中の人が思っているよね。

  • 生まれた頃からゲーム機が家にあって生活の一部だった。
    今もテレビを見るよりゲームをしていることが多い。
    昔のゲームといえばひとりで突き詰めるものだったが、任天堂はそれを変えたと思う。普段ゲームしない人とも、任天堂なら楽しめるゲームが多い。根底にはブレない任天堂のスタンスがあった。私は任天堂にたくさんハッピーにしてもらった。これまでも任天堂は好きだったけど、この本を読んでますます大好きになった。

    岩田社長の考え方はプログラマーらしく大変論理的で、社会人としての考え方、周りとの接し方、とても考えさせられた。経営者でない1ビジネスマンの私でも、参考にしたいものたくさんあった。すぐ身につけるのは難しいかもしれないが、いつでも胸に留めて、今後の人生に活かしたい。

  • ハッピーになる本。
    岩田さんの人柄がにじみ出てくるような本。
    ビジネス書としても読める本。

    ・才能というのは「ご褒美を見つけられる能力」
    ・「人が嫌がるかもしれないことや、人が疲れて続けられないようなことを、延々と続けられる人」、それが「天才」だとわたしは思うんです。
    ・「制約はクリエイティブの母」なんですよね。

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