• Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865060553

作品紹介・あらすじ

思わずにんまり、至福の時間。おやつに育てられ、おやつに癒やされる。甘いも辛いも42篇。

感想・レビュー・書評

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  • なんと豪華な!
    向田邦子さんにゲラゲラ笑い、久住昌之さんにおいおい泣かされ、種村季弘にぞっと肝を冷やし、江國香織さんにこりゃ行くなとニヤリと同意し心の中で背中を押し、三浦哲郎さんに我が家にも送ってくださいと懇願し、阿部艶子さんの代わりにちょっと待っておくんなましと一言申し、村上春樹さんに洒落たなドーナツの食べ方よ!と突っ込んだ。
    あーおなかいっぱい。

  • ずっと気になっていたアンソロジーシリーズの一つをやっと読了。
    明治生まれの作家から、現在活躍している作家まで、さまざまな作家の「おやつ」にまつわるエッセイが収録されています。

    昔の仮名遣いもそのままに掲載されていて、少々読みにくく感じる作品もあるのですが、当時の息遣いが感じられて読んでいるとうれしくなってきます。

    最後に掲載されている作品のインパクトが大きくて、あまり読後感がよくなかったのが残念でしたが、作家さんが書く食べ物の話は、それぞれのキャラクターが特に出ている気がして読んでいておもしろいです。

    ◇特に好きな収録エッセイ
     ・森村桂「アップルパイのパイ」
     ・荒川洋治「クリームドーナツ」
     ・江國香織「静岡まで、ようかんを」
     ・藤森照信「甘栗」
     ・獅子文六「本町の今川焼」
     ・開高健「ベルギーへいったら女よりショコラだ」

    ◇こんな方におすすめ!
     ・エッセイが好き
     ・いろんな作家さんの作品を読みたい
     ・おやつが好き

  • 大好きなアンソロジーシリーズのおやつ篇です。
    甘いものを食べていても、それらにまつわる思い出はしょっぱかったりして切ないです。
    矢川澄子さんの、「お菓子にかぎらず食物のいいところは音楽みたいなもので、食べればあとかたもなくなくなってしまうことかもしれないのだ。」というのはそうかもと思いました。
    心に残ったのはチョコレートについて書かれたエッセイが多く、角田光代さんの「高級チョコレートダイエット」や、東海林さだおさんの「チョコレートは魔性の菓子」というのと開高健さんの「チョコレートは子供の菓子ではない」という熱い語りにくすくすと笑いました。
    ラストの尾辻克彦さんのエッセイのラストの一文が衝撃的でしんみりとなりました。
    間に挟まれるおやつの写真も美味しそうで素敵です。

  • 友達に勧めてもらった本。
    作家さんたちと距離が近くなれる気がした。すき。

  • 気になる作家さんたちの
    「おやつ」にちなんだエッセイ。

    とてもおいしそうで
    興味深く読んだ。

    が、読み進めると
    食べ物の話は、
    その人の話としては
    「入り口」ではないかと
    思えてきて
    もっと深い話が読みたくなった。

  • 文体が古いものが多く、読みづらかった

  • おやつにまつわる小話
    読んでると食べたくなるお菓子から、切なくなるお菓子まで色々登場。
    チョコレート関係の話が結構好きだった。武田百合子さんが書いたのは切なくなった

  • 集中力に欠けるとき、まさにおやつをつまむようにちょびちょび読めるアンソロジーも良いものだね。
    「おやつ=スイーツ」をイメージして読み始めたけど、子供時代の馴染みの品から旅先の思い出の品(開高健のブリュッセルのチョコレートって贅沢すぎかよ~)、執筆時のお供までバラエティに富んでてなかなか楽しめた。

  • 楽しく読んだ。
    あまり裕福じゃなかったうちの、
    夏のおやつは冷やしたトマトを切って
    砂糖かけたやつ。
    冷たくて甘くて、でもおばあちゃんのトマトだから
    もう食べられないな。
    あとはおばあちゃんが買ってくれた大福みたいな
    形の風船ガム。
    お母さんが昼寝してる間にこっそり食べた
    ゼリービーンズ。
    なんだか涙が出てきます。

  • 1作家4pほどの掌編が集められているので、ほんの少しお茶休憩をする時にちょうど1作品ずつ一緒に味わいました。
    くす、と笑えるお話、ほんのり涙ぐましいお話、色々な「おやつ」があり楽しかったのですが、一番最後のお話がなかなか辛かったです。
    読後感の幸福さのために、もう少し編成を考えて欲しかったなぁ。

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著者プロフィール

阿川佐和子

1953年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒。エッセイスト、作家。99年、檀ふみとの往復エッセイ『ああ言えばこう食う』で第15回講談社エッセイ賞、2000年、『ウメ子』で第15回坪田譲治文学賞、08年、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。12年、『聞く力――心をひらく35のヒント』が年間ベストセラー第1位、ミリオンセラーとなった。14年、第62回菊池寛賞を受賞。

「2019年 『いい女、ふだんブッ散らかしており』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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