感想・レビュー・書評

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  • 昔はそばを食べるというのは今の喫茶店でお茶を飲むのと同じような行為で、もともとは腹を満たす食事ではなかった。店によっては蕎麦の量が異様に少ないのはこのせい。しかし、おいしいと感じた途端に終わってしまうのは、あまりに悲しい。どこかに蕎麦が隠れているのではと器に敷いてある簀の子の下まで探したくなる。そういうときの一計がダブル注文。まずは、ざるを一枚注文し、その後に温かい蕎麦を食べる。ダブルにしたり、次はこれを注文しようかと、頭に思い描いては、よだれを垂らしている。蕎麦命を豪語する著者執念の雄叫びが満腔に響きわたる。

  • 当然のように蕎麦が食べたくなります。すでに故人となっている方々の作品、少し前の時代の中で描かれる蕎麦の情景がノスタルジックで特に良かった。

  • 各界の著名人が“そば”について綴った文章と、“そば”をテーマにした様々な写真作品を掲載した、楽しい一冊。文学とフォトグラフィーで味わう“そば”という料理の世界観。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    http://mlib.nit.ac.jp/webopac/BB00531142

  • そばの美味しさに気づいて、幸せとともに重ねた年齢を噛みしめる。

    すこしずつ、美味しい蕎麦と出逢う喜びが待っている。

    並木藪蕎麦/浅草
    冨楽庵/中目黒
    驀仙坊/中目黒
    吉法師/碑文谷
    翁庵/神楽坂

  • そばにまつわるエッセイ38編。池波正太郎に始まり檀一雄で終わる。タモリ、群ようこ、黒柳徹子等バラエティーに富む内容。

  • 色んな方のが読めるのがいい。

  • アンソロジー、そば。
    で、特になんの説明もなくひたすらそばに
    関するエッセイだけで良し。
    最近のお仲間感ばかりアピールする
    アンソロジーには辟易する。
    最近なぜか蕎麦が食べたくて食べたくて、
    読んでまた食べたくなった。
    小さい頃はあまり好きじゃなかったのに、
    これが大人になるということか…
    まだ日本酒も飲めないけど、
    蕎麦屋での一杯には確かに憧れる。
    ただ、東京のまずい水で作るそばに
    美味いも不味いも差があるか?と思う長野生まれ。
    やはり知り合いがやっている蕎麦屋の蕎麦が一番美味しいな。
    県外車も多いわけだ。

  • 一行目:ひとりで町を歩いていて、ひとりで酒がのみたくなったら、私は迷わず蕎麦屋でのむ。
    老舗蕎麦屋の話が多いが、自分でも打ったり、奥地までわざわざ食べに行ったり、店主の人柄であったりー。これまでのカレーライスやお弁当とおは違った味わいでまた面白い。
    特に、どうしても蕎麦=お酒となるようで、呑んだ話と一体になっているものが多い。ごくり。

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著者プロフィール

池波正太郎

大正十二年(一九二三)東京・浅草生まれ。小学校卒業後、株式仲買店に奉公し、昭和十九年、応召により横須賀海兵団に入隊する。戦後、下谷の保健所に勤務するかたわら劇作に励み、二十一年「雪晴れ」で読売新聞社の演劇文化賞に入選。二十四年、長谷川伸の門下に入り、新国劇のために数多くの脚本を発表する一方、時代小説を執筆し、三十五年「錯乱」で直木賞を受賞。その後、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」のシリーズを生み出し、五十二年に吉川英治文学賞、六十三年に菊池寛賞を受賞する。映画や音楽、食に関するエッセイも多数。平成二年(一九九〇)五月死去。

「2020年 『青春忘れもの 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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