ウォークス 歩くことの精神史

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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865281385

感想・レビュー・書評

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  • 「歩くこと」について。もちろんルソーがあり、ワーズワースが自然を歩く価値を見出し、巡礼の歩みはサンティアゴも富士山も(ついでに北斎の富嶽三十六景は優れた歩く絵画だといい)、女性が夜歩くことが禁じられた時代を語り、抵抗や革命意のデモ行進を語り、現代の車社会に物申す。古今東西、このテーマを自由自在に料理する、作家の博覧強記ぶりが伝わる。読みにくく難解に感じる翻訳。

  • 一昨年から自転車に乗り始め、自転車EDの症状が出てからまたぞろ歩くようになった。元々私の場合は歩くことが目的と化していたのだが本書を読んでからは歓びに変わった。歩くことが単なる移動手段であれば、その遅さと疲労は忌むべきものとなろう。いつか歩けなくなる日が来るかもしれない。その時を思えば歩けることは「大いなる歓び」であろう。
    https://sessendo.blogspot.com/2020/01/blog-post.html

著者プロフィール

レベッカ・ソルニット(Rebecca Solnit):1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。アカデミズムに属さず、多岐にわたるテーマで執筆をつづける。主な著書に、『ウォークス歩くことの精神史』(左右社)、『オーウェルの薔薇』(岩波書店)がある。

「2023年 『暗闇のなかの希望 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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