- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865281798
作品紹介・あらすじ
線を引くとき、ひもを綯うとき、凧をあげるとき、建物を建てるとき。
わたしたちはいつだって、世界と手で対話し、応答しながら生きている。
すべての〈つくるひと〉に送る『ラインズ 線の文化史』につづく待望の邦訳第2弾!
人類学と考古学、芸術、そして建築。
これら4つのAをすべて、世界を探究する技術として捉えなおしたならば、どんな風景が広がるだろう。石器を試作し、浜辺を歩き、ある一体の彫像を1週間観察する。そんな授業を続けてきたインゴルドが送る、文化人類学の冒険の書!
チェリスト・ロストロポーヴィチに弟子入りすることと、〈参与観察〉はどう違うのか?
フランスからアフリカまで、広く産出する石斧が、ほとんど同じ形状をしているのはなぜか?
ゴチック建築の傑作、シャルトル大聖堂は、設計図なしにどうやってつくられたのか?
デザインがあってプロダクトがある。では生物は〈デザイン〉されているのか?
この物質世界のなかで、生きているとはどういうことか? それは風に吹かれる凧とどう違うのか?
無数の刺激的な問いから、インゴルドは人間の根本的な条件と可能性を見つけだす。
知るのではない、狩人になるのだ――。
『メイキング』とともに過したものだけが、その意味を知る!
感想・レビュー・書評
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この領域に関わるなら、一読しておく価値のある書籍だと思いました。
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【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/569025 -
要所要所でハッとするような発見があるが、全体としては何が言いたいのか私にはよくわからなかった。面白そうだが、難解な本。
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「もの」そのものから浮かび上がる「もの」