お金本

制作 : 左右社編集部  吉川 英治  江戸川 乱歩  金子 光晴  加藤 謙一  吉屋 信子  宇野 千代  横光 利一  井伏 鱒二  川端 康成  壺井 栄  石川 淳  三好 達治  稲垣 足穂  草野 心平  森 茉莉  羽仁 説子  山本 周五郎  小林 多喜二  堀 辰雄  幸田 文  平林 たい子  坂口 安吾  高見 順  太宰 治  白洲 正子  森 敦  織田 作之助  柴田 錬三郎  やなせ たかし  山田 風太郎  鶴見 俊輔  遠藤 周作  池波 正太郎  吉行 淳之介  立原 正秋  北 杜夫  羽仁 進  田辺 聖子  野坂 昭如  小松 左京  有吉 佐和子  石原 慎太郎  赤塚 不二夫  つげ 義春  赤瀬川 原平  石ノ森 章太郎  佐野 洋子  南 伸坊  北野 武  橋本 治  村上 春樹  忌野 清志郎  中島 らも  魔夜 峰央  有栖川 有栖  山田 詠美  町田 康  穂村 弘  角田 光代  村田 沙耶香 
  • 左右社
3.31
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本棚登録 : 205
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865282511

作品紹介・あらすじ

「キツト、キツト、お返しできます。」
「〆切」の次は「お金」! 累計5万部、話題の文豪アンソロジー最新作。友人に借金し、借りた金で酒を呑み、親の脛を囓り、執筆以外の金儲けを考える。現実と理想の間でもがきながら、今日を力強く生きるのだ。貯金は底をついても才能は枯渇しない。作家、実業家、ミュージシャンまで総勢96人、生きるか死ぬかのお金ばなし100篇。

感想・レビュー・書評

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  • 作家や文士のお金に纏わる文章を集めた本。生活に喘ぐ文豪たちの本音の文章を読むと、作家という職業の厳しさを感じる。作家として独り立ちするまでは、他の仕事をしながら書けば良いのにと思うけれど、当時はそういうわけにも行かなかったのだろう。退路を断って全身全霊で作品を書く。当時はこれがあるべき姿だったのかもしれない。ただ借金等で折角工面したお金を酒や遊興に使ってしまうのはどうかと思う。この本で取り上げた多数の作家が酒に注込んでいる。ストレス解消、知人達との交友で気を紛らわすためではないかと思うけれど、借金してまで飲むことは無いと思う。同情したくなった作家もいるが、自業自得と思える作家もいた。色んな作家の素顔が見えて、とても面白い本だと思った。
    因みに、気になった文章は川端康成の「私の生活」。彼の希望の生活は、自分とは真逆だ。金田一京助の「啄木余響」、啄木のような友人は持ちたくない。北野武の「関係の問題」、現代の友情は損得の問題になってしまった。芥川龍之介のラブレターは、お金の問題を超越して心を動かす素晴らしい文章だと思った。

  • 石川啄木と金田一は当然のように乗っているが(そして下宿を移る際の「置いていかないでくれ」と追いすがるエピソードを初めて生で読んだが)、草野心平が宮沢賢治に借金を申し込んでいたのは初めて知った。
    (断られなかったけれど代わりに造園学の本が来て、これを米に替えてくれと来たそうな)
    漫画家のエピソードもいくつか載っていてこれも面白い。
    (割と狂気の沙汰のトキワ荘)

    最後のページ、草野心平作詞の「火の車」を持ってきたのにはもう笑うしかない。
    借金苦を語った人に、後のページで借金を申し込む人の話が出てくるとか、これは本当に編集がうまい。

  • 遠藤周作:大勢の人間で世の中は成り立っていて、自分もいろんな笑恩恵を受けているもんだから、「自分も世の中にできる限りは報いなくてはならない」と。それが男を磨くことになるんだよ
    赤塚不二夫:人生相談やった時、どうしても浪費癖が治らない。どうしたらいいかなんて相談があったよ。でも、バカは一生治らない。直そうとしても無駄と言うもんだ

  • 名前が知れている方も「金ないない」大変だったんだな。

  • いろんな作家のお金に関するあれやこれや。
    圧倒的に貧乏や借金の話が多いのだけど、たまにお金持ちの話も出てくる。
    この出版社が出しているシリーズで『〆切本』とかもあって好きだったのでこれも思わず読んだ。
    作家はとかく変な生き物だな、と思う。借金はするけどお酒は飲むし、兄弟や出版社に金はせびる。
    なのに読んでて嫌な気持ちにならない。呆れて笑ってしまったりする。
    それはたぶんこの本がアンソロジーですごくいいバランスを保っているからだと思う。
    あとはやっぱり載ってる作家の力量な!文章がうまいんだ。さすが作家だな。変な人ばっかりだけど。そうじゃないと文章で食っていくなんて奇特なことできないんだろう。

  • 昭和の文豪たちのお金のエピソードがとくに面白かった。

  • 昔の文豪たち、色んなところからたくさん借金していたり家賃を滞納したりしていて、良い

  • お金本
    渋沢栄一ー小泉八雲 二葉亭四迷 夏目漱石 松岡子規
    国木田独歩
    左右社
    累計五万部の文豪アンソロジー。いきるか死ぬか、お金の話100篇
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

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著者プロフィール

夏目漱石(なつめ そうせき)
1867年2月9日 - 1916年12月9日
江戸・牛込馬場下(新宿区)生まれの小説家、評論家。本名は「夏目金之助」(なつめ きんのすけ)。1890年、帝国大学文科大学英文科に入学。1895~96年には『坊っちゃん』の舞台となった松山中学校で教鞭を執る。1900年、イギリスに留学。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載し始め、作家活動を本格的に開始。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に『三四郎』『それから』『こころ』などの代表作を連載。日本の文学史に多大な影響を与えており、作品は多くの人に親しまれている。学校教科書でも多数作品が採用されている。

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